美人悲話の伝承地です

5.0
旅行時期：2015/05（約11年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

喜界島クチコミ：15件

加計呂麻島に住む絶世の美女?ウラトミ?は役人の?妾になれ?という誘いを断ったため、島にいられなくなりました。そのため両親は船に?ウラトミ?を乗せて島から逃げさせます。?ウラトミ?を乗せた船は、喜界島の小野津集落に漂着し、この地で役人と恋に落ち貧しいながらも幸せな生活を送るようになります。やがて?ムチャ加那?という娘を授かります。月日が経ち?ムチャ加那?は?ウラトミ?に負けじ劣らじの美人になりますが、それが島の女たちから妬みを買ってしまいます。?アオサ取り?に誘われた?ムチャ加那?は、崖から突き落とされて亡くなります。?ムチャ加那?が帰ってこないことに心配した両親は必至で?ムチャ加那?を探します。そして崖下に群れるカラスの群れによって、変わり果てた?ムチャ加那?の姿を見つけます。その際?ウラトミ?が持っていたガジュマルの杖を塔婆として立てて供養します。しかし?ムチャ加那?の死のショックは?ウラトミ?にははかり知れないものがあったようで、落胆した?ウラトミ?は自ら崖から身を投げてその生涯を終えます。
この離島における?美人の悲話?は一説によると?島外者?のこととされているものもあるようですが、事実はわかりません。?雁股の泉?近くではあるもののたっぷりの日差しを浴びているこの?ムチャ加那公園?ではありますが、フィクションなのか否かを問わず?慰霊?のためなら、この場所でないといけない理由もわかる気がします。南国の花の代表格?赤のハイビスカス?が咲いており、碑の後方には?ウラトミ?が流れ着いた小野津の海岸が望めます。芝生に寝転がって目を閉じると?ムチャ加那?の姿が見えてくる…そんな風に思える場所です。