分かりにくい場所だが、行く価値あり

4.0
旅行時期：2014/11（約11年前）

by pooshampooさん（非公開）

広尾・大樹クチコミ：17件

帯広から襟裳岬へ向かう途中に、脇道へそれて立ち寄ってみました。
旭浜の集落の北側にあります。
ちょっとわかりにくい道なので、漁港周辺にいる現地の人に聞いたほうが良いでしょう。
集落の北へ砂利道があり、トーチカの看板が出ていますが、そこは森の中で発見された別のトーチカがあります。
誰もいないうち捨てられた戦争遺跡廃墟は非常に重い存在感を漂わせています。
周辺は植林されたのかトーチカよりも低い木が広がっていますが、何かの動物がいたようで、ガサガサ木を揺らして近づいてきたので、あわてて車に戻りました。

そこを見学の後、さらに少し北へ進むと交差点があり、細い砂利でこぼこ道を海側に進むと、ようやく旭浜のトーチカ群のある場所に着きます。
駐車場はありませんが、数台止められるスペースがあるので、他の車の出入りに邪魔にならないように止めましょう。
なお、レンタカーで砂浜へ降りるのはお勧めしません。やわらかい砂地なので、抜け出せなくなる恐れがあります。

車を止めて砂浜へ出ると、そこに四角いコンクリートの廃墟がぽつんと傾いて打ち捨てられているのが見えます。
砂に足をとられながら歩み寄ると、海鳥が旋回して舞っていきます。
中にはもちろんなにもありませんし、特に解説などの表示板があるわけでもなく、難破船のようにただ時を刻んでいます。

実際に使われることがなかった戦争遺跡ですが、見に行く価値はあると思います。