五重塔の建築様式【唐様と和様】
- 3.5
- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by ウェンディさん(女性)
日光 クチコミ:49件
日光東照宮の五重塔の屋根は、四層目以下と五層目で、垂木の組まれる様式が異なることで有名。
しかし、ガイドブックを見ても、屋根の垂木の建築方式が中国式(唐様)と和式(和様)と云うだけであまり詳しい説明は書いていない。
和様は別名を【平衡垂木】と云い、屋根の隅に近い垂木は桁に乗っていない為、軒を支える力が十分ではない垂木の組み方を指す。
唐様は別名を【扇垂木】と云い、全ての垂木が頂から放射状に伸び、桁を支えるため、力学的に頑丈な垂木の組み方を指す。【扇垂木】の組み方は、かなりの熟練度を要し、宮大工の中でもかなりの修行を積んだ大工ではないと、作製は難しい。
つまり、5層目である一番上の屋根が唐様=扇垂木型に組んであり、下4層とは異なる力学的に丈夫な構造にしてある…と云う事だ。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.5
- 日光東照宮無料エリア内。内部の見学には入場料必要
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 御堂の中まで入る人は多くはない
- 見ごたえ:
- 3.5
- 屋根の組み方に注目
クチコミ投稿日:2014/11/03
いいね!:2票
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