2000年の噴火から10余年。当時の荒々しさは緑の波に飲み込まれつつあります。
- 4.0
- 旅行時期:2014/07(約11年前)
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by ミズ旅撮る人さん(女性)
洞爺(とうや)湖 クチコミ:1件
2014年7月に訪れました。2000年噴火当時の夏にも訪れていて、随分落ち着いてしまったなあと言うのが感想です。当時は遊歩道の足元からも噴煙がたゆたっていて、熱気があり、まさに火山の真上にいるという緊張感がありました。14年後の今、噴煙は若干、出ているところはありますが、本当に少しだけです。
遊歩道自体は線路の枕木を敷き詰めた木道になっていて歩きやすいですが、火山活動によって隆起したため、散策路入り口から展望台までは北口から入っても南口から入っても常に上り坂です。特に北口は、地面が斜めになっているため、右側が下がり、左右の足の高さが違う状態での上り坂になります。疲れますので辛抱してください。
北口から第一展望台までは700m、第二展望台までは900m、南口までは1600mあります。
第二展望台からは、噴火湾の向こうに駒ケ岳が見えることもあるそうです。
散策路には、当時の写真や、火山活動による地形変化の説明などがあちこちにあり、火山国である日本でこれだけ実感できる場所は貴重だと思います。雲仙普賢岳であった火砕流の速さは、なんと時速250km/h以上。新幹線並みという事です。この怖さを知っていたため、有珠山噴火の際には事前に非難が完了していて、被害者はなかったと言うことです。知ると言うことはたいへん大事なことだと思います。遊びに行くのではなく、自然から学ぶためにも訪れて欲しいです。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 4.0
- 車なら近くに無料駐車場があります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 噴火の記憶が薄れてきたのでしょう、人は少ないです。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 10年以上たったので、生々しさが減りました。
クチコミ投稿日:2014/07/29
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