実は札幌でも相当古くからの公園
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- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
札幌 クチコミ:1139件
狭い緑地ですが、公園樹の中には、桜やコブシの木があり、春は花がきれいです。ベンチも数台あるので、小休止もできます。ほか、石川啄木の歌碑などがあります。
緑地は、札幌駅の西側、400mほどの所にあります。駅に近い中心部のため、JR高架のガードや、高い建物に挟まれて、谷間にあるような感じですが、窪地という地形的な理由もあるかと思います。駅裏の人もまばらな小緑地で、駅に近い割に、その喧噪を離れて静かに落ち着く場所だと思います。
緑地は、たまたま都市中央部に空き地ができたので、公園にしたという訳ではなく、明治4年(1871年)に開拓使によって設けられた由緒ある緑地です。札幌に屯田兵が入植を始め、本格的な開発が始まったのは明治7、8年頃からなので、札幌では相当な古さです。
当時、緑地はかなり広かったようで、緑地の北にある清華亭も含まれていたそうです。また、付近を川(サクシュコトニ川)が流れ、泉が湧き、昭和10年ころまではサケも遡上していたそうです。サケのふ化の研究所も当初、この場所にあったそうです。かなり縮小し、川も涸れ、建物の敷地に浸食された今では、想像もつかない環境です。ただ、窪地になっているのは川などがあったためで、かろうじてその名残をとどめています。
公園やその周りには説明のパネルもありますが、近くの清華亭を訪れると、少し歴史が感じられるかもしれません。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2014/07/08
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