屯田兵に先行して、当時、未開の地に
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- 旅行時期:2014/07(約11年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
厚別・豊平・真駒内 クチコミ:281件
札幌の中心部から豊平川をさかのぼるように進み、定山渓まであと10kmほどのところ、簾舞地区にあります。昔は旅ゆく人が足を休めた通行屋ですが、今では幹線道路からも外れ、資料館としての静かな余生を送っている感じです。
明治4年、札幌と函館を結ぶ経路の本願寺道路(札幌~現伊達市長和)ができ、旅人の便宜を図るために翌5年に通行屋が設けられたそうですが、当時は、付近には人(和人)も住まない未開の地だったそうです。札幌に屯田兵が入植し始め、本格的な開発が始まったのが明治7、8年ごろからですから、当時の家主の苦労は大変なものだったと思います。雪、寒さもさることながら、クマの被害も大変だったようです。
建物は東側が農家として増築されているそうで、農器具などが展示されていました。西側は創建当時からの面影を残す部分で、靴を脱いで畳敷きの部屋を内部まで見学することができます。設置初年のころとはいきませんが、明治、大正、昭和のころの家主一家などの暮らしぶりの一端をとらえた写真も展示されていました。
通行屋は、入館無料で、事前連絡等も必要ありません。建物の東側の奥には建物内にトイレもありました。建物の東側には、車の駐車スペースもあります。札幌から定山渓へ行く最寄りにあるので、興味があれば、国道230号線から旧道にそれて寄ってみると良いと思います。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/07/07
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