仁木駅から無料送迎あり

4.0
旅行時期：2014/07（約11年前）

赤井川・仁木クチコミ：27件

フルーツの栽培が盛んな仁木では、7月上旬から中旬にかけてがさくらんぼ狩りが旬となります（年により変動）。さくらんぼ山は、仁木の数あるさくらんぼ農園の中でも山の方にあり、農園も斜面ですが、その分、眺めがよいです。平地にある農園では、さくらんぼの木々に囲まれた農園の風景ですが、さくらんぼ山では、仁木の平野やその奥の山並みを眺めながら、さくらんぼを摘み取っていきます。
また、山の方ということで、函館本線の仁木駅や仁木のバス停（町役場前には、札幌・小樽～倶知安のバスなどが停車）からも離れています。駅の周辺にもさくらんぼ園はあるので、さくらんぼ山は、車でないと行きにくいと思いきや、事前に連絡をすると、仁木駅から無料で送迎してくれます。駅を出たところにも、看板があり、電話番号が書いてあります。さくらんぼ狩りに、事前に準備しなくてはいけない道具なども特に無いため、遠方から旅行などで鉄道でふらっと訪れた場合でも、いきなりさくらんぼ狩りをすることができます。
さくらんぼにはいろいろ品種があります。それぞれの木には、幹に品種名が貼ってありました。おすすめは佐藤錦と紅秀峰だと思います。札幌のスーパーなどでは水門という品種が安く売られていますが、佐藤錦などに比べるとほっそりしていて、味も水っぽくて甘酸っぱい感じです。農園のホームページなどを見ても、佐藤錦はおすすめなようで、実際に農園を訪れると、佐藤錦の木は、既に先客に摘み取られてしまっている木がありました。ただ、食べてみて納得です。他の品種に比べて酸味がなく、すっきり食べられて形も丸くて良いのです。
紅秀峰もおすすめです。佐藤錦と同じような味わいで、形も安定していて大きかったです。
農園に到着すると、入園料を払い、荷物を預けます。入園料はさくらんぼ山のホームページに、印刷して持参すると10％割引いてくれるクーポンがあります。荷物は、貴重品以外、全て預けることになっています。園内は斜面ですが、それほどきつくはありません。お年寄りの方でも登っています。ただ、それでも皆、麓の方で食べている人が多いようです。一旦、食べ始めると、毛虫にでもなったかのように、ほおばっていきます。そして、次第においしい品種の木を求めて、どんどん上の方へ登っていってしまいます。なお、麓よりも上の方が景色の眺めが良いです。
訪れたのは7月上旬（2014年）。佐藤錦など、食べ頃の木もありましたが、もう少し後でも良かったかもしれません。どの木も色づいていましたが、南陽などは、あと１週間くらい置きたい感じでした。
さくらんぼ山には、レストランも併設されていて、さくらんぼ入りジンギスカンやカレーを出しているようですが、お腹いっぱいで食べられません。さくらんぼのソフトクリームもありました。その他、簡単なお土産や休憩所、トイレなどがあります。
さくらんぼは計量販売で、持ち帰ることもできます。持ち帰って冷やして食べるさくらんぼも美味しかったです。その他、既に摘み取って箱に入ったものも販売していました。