松尾寺

シニアの旅行　西国３３カ所めぐり　第２９番　青葉山　松尾寺　ＢＹおしどり

5.0
旅行時期：2014/04（約10年前）

by おしどりさん（男性）

舞鶴クチコミ：3件

西国３３カ所めぐり　第２９番札所青葉山　松尾寺は京都と福井の県境にあり若桜富士とも呼ばれる青葉山の中腹にあります。西国札所唯一の馬頭観音を祀る静かな山寺です。

縁起によると７０８年頃唐の僧、威光上人が松の大樹の下で修業をしていたところ馬頭観音を感得し草庵を結んだのが始まりと伝わっています。
その霊験を伝え聞いた元明天皇が藤原武智麻呂に命じて馬頭観音を刻ませ本堂を建立させました。
以降、寺は時の天皇の庇護のもとに発展し、多くの寺坊を構えましたが戦国時代に焼失しました。江戸時代に京極高知や牧野英成ら舞鶴藩主の手によって今日の姿に復興しました。

本堂は方形造りという二重屋根の特異な形状で１７３０年の建造物です。京都府の重要文化財に指定されています。
本尊は馬頭観世音菩薩。この馬頭観音を本尊とするのは西国札所ではここだけです。