初めて訪れてもっと早く存在を知っていたら良かったのにと思った。

4.0
旅行時期：2014/01（約12年前）

by ottoさん（男性）

京都駅周辺クチコミ：4件

「平山郁夫展」の観賞チケットを手に初めて訪問。ネットで検索して「世界遺産の西本願寺と堀川通を隔てて真向かいにある」とは分かっていたにも拘らず、今までの京都観光ルートではなく、阪急大宮駅から道に迷いつつやっとの思いで探し当てた。
龍谷ミュージアムは、「インドでの仏教の誕生からアジアへの広がり、日本の仏教の展開までを視野に入れ、仏教を中心とする文化財を広く公開することを通じて、仏教文化への理解を深めてもらうとともに、学術研究を推進し、その成果を社会に発信することを目指しています」とその理念を掲げている通り仏教が北方ルート及び南方ルートを経由して、中国・朝鮮半島を通って日本へ伝来し。そのルーツとなる釈尊の生涯から、各地域における仏教伝播の様相、日本における仏教の広がりや歴史が分かりやすく紹介されていた。龍谷大学の研究成果をふまえ、画伯夫妻が長年収集されたガンダーラ仏教美術品の展示とともに奥様が書き残された綿密な同伴ノートにシルクロードに思いを馳せた画業の偉大さがよく伝わっていて、仏教の思想、歴史、文化について、理解を深めることが出来た。このようなテーマを絞った特別展や企画展が年に数回開催され龍谷大学の学術資料、さまざまな分野での調査研究の成果が公開されていることがもっともっと広まれば良いと感じた。
街に開かれたミュージアムとして1階の一部はオープンスペースとして開放され、ミュージアムショップやカフェ、自然光あふれる中庭などが設置されていて人気が有るようだ。

○平常展入館料
一　般 … 500（400）円
シニア … 400（300）円
大学生 … 400（300）円
高校生 … 300（200）円
中学生以下無料

〒600−8399　
京都市下京区
堀川通正面下る（西本願寺前）
TEL.075−351−2500
○開館時間午前10時〜午後5時
※入館受付は午後4時30分まで○休館日毎週月曜日
※祝日は開館（翌日は閉館）
その他ミュージアムの定める日