吉兆自身が物語になれるかどうかがまだまだ試されているようにも感じました
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- 旅行時期:2013/12(約12年前)
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by たびたびさん(男性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:189件
これまで京都のあちこちを回り続けて、もう何年が経ったでしょうか。それでもやっぱりここに来ていないのでは、何か寂しい。自分の納得がいく時期になったら行ってみようと決めていて、今回、そんな私に付き合ってくれる人を見つけて訪ねました。
基本は料理が中心。いかにおいしく、楽しく食べられるか。おもてなしの心や空間、器もすべてそのためのものでなくてはなりません。そうした私の期待というか、想像がそのままに表現されていて、初めてでしたが、とてもリラックスできました。
例えば建物や部屋で言えば、私が無意識ですが比較していたのは、角屋もてなしの文化美術館や瑠璃光院。それらもかなり抑えた造りですが、それらよりもというか、それらとは違ってむしろ普通の感じ。つまり、過ぎた空間は料理を楽しむ邪魔なんですよね。しかし、豪華さなんかはなくても天井に幸悦の川をイメージするデザインが嫌味なく入っていたり、勝負をするポイントを外していないのはさすがです。
一方で、厳しく言えば京都の一流の証しは物語があるかどうか。女将さんが建物は松下幸之助が関係しているようなことをちらっとおっしゃっていましたが、やっぱりそれはそれ。吉兆自身が物語になれるかどうかがまだまだ試されているようにも感じました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 一人当たり予算:
- 10,000円以上
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/12/16
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