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清華亭

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札幌駅至近のお立ち寄りスポット

  • 4.5
  • 旅行時期:2013/11(約12年前)
ちびのぱぱさん

by ちびのぱぱさん(男性)

札幌 クチコミ:13件

 札幌駅から徒歩で北大を目指すなら、ここに立ち寄るのはさほど手間がかかりません。
 まず駅の北口を出て線路に沿って左方向に進み、大原簿記のビルの手前を右折して、正面突き当たりが清華亭です。
 少し手前右に、かつて清華亭を囲んでいた偕楽園の名残の偕楽園緑地があり、啄木の歌碑もあります。

 清華亭は、明治14年に行われた明治天皇による巡幸の折、現在中島公園にある豊平館(ほうへいかん)を宿泊所、清華亭を休憩所として建設したということです。
 西南戦争が終わった直後から行われたこの巡幸は、明治維新後の全国の混乱を収める上で、とても重要な行事だったようです。明治5年より順次行われた巡幸の足跡が、全国各地に残されていますが、この質素な清華亭もその一つといえるでしょう。
 
 維新後ほどなくに、天皇が直々に日本全国に現れた、という出来事が当時の人々に与えた影響は、現在の日本人感覚から推し量るのは、難しいのではないでしょうか。
 気持ちの良い座敷の畳の上に静かに座して(この手の建物で座敷にも上がれるのはまれです)天皇の詠んだ歌の掛け軸を見ながら、当時に思いをはせることができます。
 サッポロビール園脇の旧永山武四郎邸も、同時期に建てられたので、併せて訪れてみるのも、悪くないと思います。(どちらも入場無料!)

 ついでながら、文学ファンであれば、有島武郎が創立に関わった北大の美術クラブ、黒百合会展の第一回が開かれた場所でもある点も興味をひくのではないでしょうか。
 もし、三回目もここで開かれたとしたら、小説「生まれ出る悩み」の誕生するきっかけになった場所ということにもなります。(詳細不明、まちがっていたら訂正してください)小説のモデルとなった画家の木田金治郎は、その三回展で有島武郎の絵を見て、彼の家を訪ねることになったからです。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
4.0
駅から徒歩5分
人混みの少なさ:
4.0
静かです
見ごたえ:
3.5

クチコミ投稿日:2013/11/30

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