酒乱がなおるとされるかしく寺(法清寺・ほうせいじ)のかしく祭り
- 3.5
- 旅行時期:2013/05(約13年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:257件
かしく寺(法清寺・ほうせいじ)は日蓮宗に属し明治44年再建の伽藍は戦災をまぬがれ残っている。
かしく寺には遊女「かしく」の墓がある。かしくは日常は従順な女性であったがひとたび酒が入ると人が変わって乱れた。そのため1749年、遊女「かしく」の兄が見かねていさめたところ逆上し、あやまって兄を傷つけ殺してしまった。かしくは死罪を申し渡され市中を引き回されたが、その途中「油あげ」を所望しそれで乱れ髪をなでつけ斬首されたという。この事件はすぐ芝居に仕立てられ評判をよんだ。後になってかしくの墓石をかき取りせんじて飲めば酒乱がなおるとの風評がたち、参詣人で賑わったということだ。兄殺しの罪でかしくが処刑せられたのは二百十八年前の寛延二年三月十八日のことでかしくは最後の一念で自分と同じ悪癖になやむ世の人のために悪酒を止め酒に乱れぬ神霊とならんと誓願したそうだ。法清寺は命日の三月十八日の正午から三時まで毎年かしく祭りを執行し法要が行われたあと落語や舞踊が行われている。
- 施設の満足度
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3.5
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 催し物の規模:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/08/06
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