ガラビ壕とヌヌマチガマ
- 4.5
- 旅行時期:2009/10(約16年前)
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by 琉球熱さん(男性)
知念・玉城・八重瀬 クチコミ:16件
◆◆掲載場所が間違っていたので、訂正◆◆
「白梅学徒看護隊之壕」という全く同名の標柱が「ヌヌマチガマ」脇に建っており、本投稿はそちらの内容になっています。
第24師団山部隊の第1野戦病院として使われていた「ガラビ壕」と「ヌヌチガマ」は、地下でつながっている自然洞窟で、白梅学徒隊が配属されていた。収容人員は1000名と言われている。ヌヌマチガマ側には手術室があったようで、病院の中枢と考えられている。
壕内には、今でも兵士たちの骨片が散乱し、遺体の跡が黒いシミとなって地面に残っているそうだ。
とにかく非常にわかりづらい場所にある。結論から言うとガラビ壕へは行けない。入口が私有地になっており、土地の所有者が一切の立ち入りを禁止してしまったとも言う。
一方のヌヌマチガマは、入口はビニールハウスの脇、地面にぽっかり穴が開いている。つまり縦穴である。
よく見れば「白梅学徒看護隊之壕」という石碑が建っているのだが、クルマだと見落とす可能性大である。
縦穴を降りたところ、入口付近は泥濘化して非常に足場が悪い。内部に入れる状態ではなく、入口まで降りたところで断念した。
ここにもちゃんと千羽鶴が飾られていて、定期的に人の手が入っていることをうかがわせる。
道路の向かいには、樹木に覆われさらにフェンスで遮断された入口がある。
病院壕の中心、手術室跡だという。フェンスにくくりつけられた看板には、一切の立ち入りを遠慮してほしい旨の文言が書かれていた。中にはまだ遺骨や遺品が残っているとも・・・。
沖縄戦跡のデリケートな一面を如実に物語っている。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/05/10
いいね!:2票
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