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頼風塚

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平安初期の叶わぬ恋の物語を伝えている「頼風塚(よりかぜづか)=男塚」

  • 3.5
  • 旅行時期:2011/12(約14年前)
さすらいおじさんさん

by さすらいおじさんさん(男性)

八幡・城陽 クチコミ:77件

八幡市民図書館に近くに「頼風塚(よりかぜづか)=男塚」と呼ばれる小さな五輪石塔がある。この石塔に対して松花堂庭園の西隅にある小さな五輪石塔を「女郎花塚(おみなえしづか)=女塚」といい、平安初期の叶わぬ恋の物語を伝えている。
二人の悲恋は観阿弥(かんあみ、1333−1384年)と同時代の能楽の先達のひとりで,「音曲の先祖」といわれる亀阿弥 (きあみ、生没年不明)の謡曲「女郎花(おみなめし)」 で語られている。
九州松浦潟の僧が都見物に上洛の途中、故郷の宇佐八幡と御一体である石清水八幡宮に参詣しようと男山の麓まで来ると野辺には女郎花が美しく咲いていた。そこに老人があらわれ男塚・女塚に連れて行き小野頼風夫婦の墓であると教え自分がその頼風であると伝え成仏できないことを伝えて消える。
旅の僧は男塚・女塚前で読経をすると塚から頼風夫婦の亡霊が現れた。女はもと都の者で頼風と契ったが頼風の心変わりを疑って放生川に身を投げ女の亡骸を土中に埋めるとその塚から女郎花が咲き出し女塚を祀った。頼風はそれを哀れんで同じ放生川に身を投げ亡骸を埋めたところに男塚として祀ったが二人とも成仏できず、霊が現れ僧に成仏のための供養を願ったという物語だ。

京阪八幡市駅から徒歩10分

施設の満足度

3.5

アクセス:
3.5
人混みの少なさ:
4.0
バリアフリー:
3.0
見ごたえ:
3.5

クチコミ投稿日:2013/03/12

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