手児奈霊神堂―真間の手児奈の奥津城ところ
- 4.0
- 旅行時期:2013/01(約13年前)
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by traveldogさん(男性)
市川 クチコミ:7件
いつの頃のことでしょうか、貧しいけれども見目麗しい乙女が市川の真間に住んでいました。一説には国造の娘で、分けあって世を忍んでいるとも伝えられています。名を手児奈と云いました。
娘には多くの男たちが言い寄って来て、最後には争い合う様子でした。それに心を痛めた娘は真間の入江に身を投じてしまいます。
この話は、奈良時代には、都へも聞こえていたらしく、山部赤人や高橋虫麻呂といった万葉の歌人たちが手児奈の墓を訪ねて、歌に残しています。手児奈を哀れに思ったのちの人たちがここに霊堂を造り、その霊を祀りました。
何やら知らないが、今では手児奈には安産の御利益もあるとか云われています。
JR市川駅から歩いて15分ほどの所、真間山下にあります。途中の道の両側の塀には、万葉集の歌のパネルが貼られていて、きれいな筆文字を眺めながら歩いているとあっという間に着いてしまいます。境内には真間の入江の名残りと思われる池が残っていて、静かなたたたずまいです。入口の手前に真間の継橋の赤い橋があり、このあたり万葉集の宝庫です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/02/09
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