淋派の美は、現代でも十分通用するでしょう
- 4.5
- 旅行時期:2010/03(約16年前)
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by たびたびさん(男性)
下鴨・宝ヶ池・平安神宮 クチコミ:196件
細見美術館は、毛織物で財を成した実業家細見亮市とその長男の2代が収集した東洋古美術品のコレクションをを展示する美術館。細見亮市氏は藤原時代の仏画、金工に思い入れがあったようですが、一般には淋派の絵画が有名でしょう。私もこれを目当てにする一人。淋派は、狩野派のように、代々継承されているものではなく、たらし込みなどの手法や和歌など題材のテーマが共通点になってはいるのですが、忘れていた頃に、また時代時代でいろんな作家が現れます。雅とか貴族趣味とか。日本人の美意識を貫く、一つの価値観のようなものになっていると思います。この日気に入ったのは桜の絵。白い絵の具を盛り上げて、ぼってりした感じの桜の花びら。淋派の美は、現代でも十分通用するでしょう。企画展の関係でしょうか、入場料は1000円でした。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2012/07/06
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