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阿波大正浪漫 バルトの庭

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ここにドイツとの深い縁がありました【バルトの庭】

  • 4.5
  • 旅行時期:2012/03(約14年前)
sportcrossさん

by sportcrossさん(非公開)

鳴門 クチコミ:5件

こちらの施設には
映画「バルトの楽園」で使用していたロケセットがあり、
内部を見学することができます。
「バルトの楽園」とは、
この近くにあった板東俘虜収容所をテーマにした映画。

第一次世界大戦中、
当時戦争相手国だったドイツの俘虜を収容する施設として
徳島県鳴門市(旧板野郡板東町)に建てられた板東俘虜収容所。
ざっくり言うと俘虜とは捕虜のことですね。

この収容所所長・松江豊寿氏は、俘虜に対し人道的な扱いを心がけ、
収容所内ではほぼ自由な生活が送れるようにしていたそうです。

俘虜の居室では
俘虜の要望であった、プライバシー確保のための壁の設置など、
他の収容所では設置されなかったものも、松江所長は認め、設置された。

そんなこともあり、ドイツ人俘虜は所長を信頼するようになり、
距離は縮まっていきます。

収容所内では独自の紙幣を発行し、
新聞店、売店、床屋、仕立て屋などを俘虜が営み、
経済活動をしていたそうです。

また、農園ではブドウ栽培をしワインを醸造したほか、
酪農を行い、牛乳やハムづくりなどもしていたそうです。

ちなみに、某ハム製造・販売大手の会社のルーツは、
収容所のハムづくり。
収容所の廃止後、日本人がその製法を継承したそうです。

板東俘虜収容所は、1917年に建てられました。
ドイツの租借地であった青島で、
日本軍の捕虜となったドイツ兵約1000名が、
約2年10か月間収容されていたそうです。

その他入場時、
ガイドさんが板東俘虜収容所のこと、映画のことなどを
ご紹介してくださり、とても親切なところでした。

まだ正直、知名度が低いような気がしますが、
この施設、ぜひ有名になってもらいたいですね♪


*バルトの庭*
徳島県鳴門市大麻町桧字野神ノ北22-1
入場料:400円
http://www.ithiroba.jp/~barutononiwa/index.html


施設の満足度

4.5

アクセス:
2.5
車ならアクセスよし
コストパフォーマンス:
4.0
ガイドもしてくださり、サービスよし
人混みの少なさ:
4.0
穴場ですね
施設の快適度:
3.0
バリアフリー:
3.0
アトラクションの充実度:
3.0

クチコミ投稿日:2012/05/29

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