JR紀三井寺駅から徒歩約30分で行ける和歌浦(わかのうら)
- 3.5
- 旅行時期:2010/03(約16年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
和歌山市 クチコミ:14件
和歌浦(わかのうら)は玉津島(たまつしま)と片男波(かたおなみ)を結ぶ砂嘴(さし)と周辺一帯の古くからの景勝地で聖武天皇(しょうむてんのう701−756年)が行幸の折に、お供をしていた山部赤人(やまべ のあかひと・生年不詳−736)が「万葉集」に
「 若の浦に 潮満ちくれば潟をなみ 葦辺をさして鶴(たづ)鳴き渡る」( 若の浦に潮が満ちてきて干潟が見えなくなってしまい餌を漁っていた鶴は次の餌を求めて葦辺の方に向かって鳴きながら飛んでゆく)
と詠んでいる。「片男波」という地名は、山部赤人の歌の「潟をなみ」から生まれたとされており、玉津島の西側に発達した砂嘴(さし)に現在は植物が見当たらないが、昔は葦などの水生植物が生い茂る湿地帯であったようだ。
その後「万葉集」に歌われた玉津島は歌枕の地として知られ玉津島神社は詠歌上達の神として知られるようになり小野小町(おの の こまち)も参拝しているそうだ。景勝地和歌浦(わかのうら)へはバスでも行けるが景色を見ながらJR紀三井寺駅から徒歩約30分で行ける。
- 施設の満足度
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3.5
- 施設の快適度:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/03/11
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