真っ暗闇の「お戒壇巡り」を体感せよ!
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- 旅行時期:2011/12(約14年前)
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by でかドラさん(非公開)
長野市 クチコミ:2件
日本の仏教は様々な宗派に分かれていますが、信州善光寺は宗派に分かれる以前からある寺院で宗派の別なく宿願が可能な霊場と位置づけられた特徴があります。
長野線善光寺駅下車すると善光寺表参道という一本道が通っていて、境内へは緩やかな坂道を上って行くことになります。石畳の道を歩いて行くと最初に見えるのが「仁王門」、その後は信州善光寺仲見世通りが続き、様々な飲食店やお土産屋さんが軒を連ねていました。仲見世通りの石畳みが終わりにあるのが)源頼朝が善光寺を参詣した時に、馬の蹄が穴に挟まってしまった為に馬を降りて、歩いて本堂へ向かったとされる「駒返り橋」があります。そして重要文化財「山門」を抜けると見えて来るのが江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定された「信州善光寺」の「本堂」は国宝木造建築物の中では3番目の大きさを誇る歴史ある建物です。
本堂内陣等への拝観料は500円と他の寺院等と比して割高ですが、他では体験できない施設もありました。本堂に入ると広大な畳の空間(内陣)が広がっていて、ここで信徒は参拝をします。そこから見えるのが内々陣左側の奥、鳳凰と龍の二枚の金襴の戸帳が懸かるところが瑠璃壇で、秘仏の御本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が御安置されているそうです。普段は戸帳は降りたままで見えませんが偶然、私達が行った時にお朝事や法要などがあり拝むことができました。その後は他の寺院では体験できない「お戒壇巡り」という入口が見えてきました。
【お戒壇巡り】
瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場です。入口には、タイ国王より贈られた仏舎利(お釈迦様の御遺骨)とお釈迦様の像が御安置されています。…(善光寺公式HP抜粋)
真っ暗闇で、冬のため寒々とした床下への階段を降りて行くと、そこは全く光の入らない空間で目が慣れてきても何も見えないため、ゆっくり壁をつたって歩いて行き「極楽の錠前」に触れることができました。暗闇のため距離がどの位あるのか?も全く分かりませんが貴重な体験ができますので是非おススメですね!
沢山の重要文化財もあり、境内は広いため見所は満載でした。時間に余裕がある人がゆっくり境内や周辺の仲見世通り等を散策するとまた違った楽しみを見つけることができると思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/01/15
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