宇佐空の郷

宇佐には戦前、宇佐海軍航空隊という航空母艦に搭載する艦上爆撃機・艦上攻撃機の搭乗員の延長教育の機関がありました。国内では最...  続きを読む大の規模で、終戦末期の沖縄戦では特攻部隊が編成されたり、直接、空襲にもあっているんですね。その遺構が市内にはいくつか残っていて、そのエリアの一角に建てられたのが宇佐空の郷。建物は宇佐海軍航空隊の司令部庁舎をモチーフとしたデザイン。パネル展示では、宇佐海軍航空隊の説明や周辺の戦争遺構巡りを紹介しています。
ちなみに、九州では知覧が有名ですが、そちらは陸軍の航空隊。内容的には特攻に焦点をあてていますが、こちらはそういうことはないですね。ただ、調べると出撃機とか戦死者の数は海軍と陸軍は同じくらい。全体では3300機とか4000人とかの数字もあって、なかなか重たい歴史です。
一方で、そうした事実をどう受け止めればいいのかは意外に難しい。国を守った英雄には間違いないのですが、戦争はしてはならないもの。単純な美化も違うように思います。反面、ウクライナのように侵略を受ければ武器を取らざるを得ない。しかし、侵略戦争かそうでないかとかはある面曖昧で、たぶん、今でも太平洋戦争の総括をしようとするとあれは侵略戦争ではなかったとする人もいなくはないですね。そういう意味では、歴史を正しく認識することが戦争を二度と起こさないことにつながるというのは、実はあんまり分かっていない人なのかな。戦争の記憶を風化させることなく、少なくとも平和が大事であると言い続けること。私はむしろそこにこそ真実があるのではないかと思います。  閉じる

投稿日:2023/07/02

県道６２９号線と県道４４号線の交差点に宇佐空の郷がありました。この場所は宇佐空の正門があったところだそうです。市内の戦争遺...  続きを読む構の総合案内所の様な機能を持たせた施設とのことです。建物は軽い感じがするものですが、航空隊の司令部庁舎をモチーフにしているのだそうです。なお、館内には門柱の実物が1本展示されていました。一般的には破壊されてしまうと思うのですが、ここでは地中に埋められていたものが見つかったのだそうです。  閉じる

投稿日:2022/06/17

宇佐空の郷は、フラワーロード２号を北に進み、県道６２９号線との交差点を東に進んだところにありました。ここは宇佐海軍航空隊の...  続きを読む正門があった場所で、市内に残る戦争遺跡を廻る拠点施設として、２０１７年（平成２９年）に開館したとのことです。ということは、１番最初に来ないといけない施設だったのですね。宇佐市平和資料館なども近くに設置して貰えると良いと思いました。なお、裏側の細い道を西に２００ｍくらい進んだところに、落下傘整備所跡がありました。  閉じる

投稿日:2022/05/03

海軍航空隊の宇佐飛行場跡について学ぶことが出来る施設です。元々宇佐飛行場の正門があった場所という事で、館内には当時の門柱が...  続きを読む置かれており、駐車場内の門柱が元々あった位置にはレプリカが再現されています。館内では宇佐飛行場の歴史や空襲について、また近辺の戦争遺跡について解説があり知ることが出来ます。近隣には現在も残る建築物がいくつかあり、ここを拠点に見学することもできます(道は広くないですが車で回る事も出来ます)。
レンタサイクルも扱っているようなので、自転車で見学してみる事も出来ます。
宇佐飛行場跡自体かなりの大きさなので、いろいろと回るとなると最低でも自転車、便利なのはやはり車だと思います。
入館料無料でボランティアの方も熱心に解説してくださるので、太平洋戦争時の宇佐を知るにはとても良い施設です。  閉じる

投稿日:2021/07/16