薩摩藩英国留学生記念館

生麦事件の非を認めない薩摩藩に対し、イギリスは薩摩の船を拿捕した。このとき五代友厚と寺島宗則が抑留されたが、イギリスの文明...  続きを読むに触れた五代は、留学生を派遣し西洋の文化・技術を学ばせるよう藩に建白書を提出した。
こうして鎖国時代の1865年、わが国初の海外留学生19人が密かに渡航した。人目につかないよう羽島港から出港し、甑島・大島の調査という名目だった。

記念館では、留学生たちが残した手紙などを展示しているほか、食事のできるカフェも併設されている。

串木野駅からバスに乗り、羽島小前で下車。本数は少ない。川内駅からのバスは、何年か前に廃止になったという。この日は小学校の児童が記念館バスの送迎つきで見学に来ていたので、ついでに乗せてくれて川内駅まで送ってもらえた。入場料は300円で、イオンカードを持っていると50円割引になる。  閉じる

投稿日:2023/10/11

明治維新の時期に日本の近代化に多大な貢献を果たした五代友厚、長沢鼎、森有礼など「薩摩スチューデント」たちの活躍を後世に伝え...  続きを読むるための記念館です。
鹿児島県いちき串木野市の「羽島」と言う静かな漁村にあります。
記念館がこの地にあるのは、ここが、五代友厚らが薩摩スチューデントとして英国に向けて「密航」と言う形で旅立った地だからです。

記念館では、英国への派遣の契機、薩摩スチューデントたちの旅立ちや英国に至るまでの旅の記録、彼らの学びの内容やその後の活躍とその間の日本の近代化などが、遺された直筆の書物と共に展示されていて、今の我々の生活の礎となる出来事を学ぶには、良い機会になると思います。

館内には、他に、図書館やカフェ、小規模ですがお土産物コーナーもあります。

アクセスは、公共の交通機関利用の場合、川内駅から１日２～４本、串木野駅から１日２本の路線バス利用となりますので、事前の確認をお勧めします。
そして、もう１点、展示コーナー入ってすぐの場所に、英国への留学生派遣の発端となった「生麦事件」に関わる刺激が強めの展示もあるので、未成年の来館には、保護者の同伴をお勧めします。  閉じる

投稿日:2020/10/11