砲兵山吹之塔

萬華の塔の敷地内にあります。南方各地を転戦したのちに沖縄戦に参加した野戦重砲兵第1連隊の生存者によって建てられて塔です。住...  続きを読む民などの手ではなく、加害者的要素を持った日本軍のための塔であまり敬意を払う気にはなりませんでした。  閉じる

投稿日:2021/07/08

萬華の塔の敷地内にある、野戦重砲兵第一連隊終焉の地のモニュメントです。

萬華の塔は、「住民」が戦後いち早く建立した慰...  続きを読む霊碑であり、19,000柱もの遺骨は軍民隔たりなく、さらに米兵のものまでを収集し、埋葬したものです。
戦争を深く反省し、平和を強く願うのであれば、萬華の塔で充分で、この山吹の塔は不要だったはずです。

野戦重砲兵第一連隊の同志や遺族を慮る向きもありますが、武運長久の名の下に狩り出され、犬死に近い亡くなり方をした多くの沖縄学徒たちや、友軍に殺された民間人を尊重する気持ちがあれば、わざわざこの地に、天皇の名を刻んだモニュメントなど建てられなかったはずです。

戦争に負けたばかりか、沖縄を壊滅させてもなお、反省することのない人種がいるということを、しっかりと認識するには好適な史跡と言えるでしょう。

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投稿日:2016/10/02

県道7号線の“真壁入り口バス停”から北に県道を400ｍほど走り、左手の間道を200ｍほど入った先に「砲兵山吹之塔」がありま...  続きを読むす。沖縄戦末期にこの地で玉砕した野戦銃砲兵第一連隊長山根忠大佐以下将兵７３９柱をお祀りされています。昭和４１年（１９６６年）６月、同連隊の生存者によって建立されたもので、慰霊之塔には明治天皇の御製(天皇が詠んだ和歌)が刻まれています。
「砲兵山吹之塔」のすぐ隣には、真壁集落の住民が戦後、付近に散乱していた遺骨を集め、１万９０００人余をお祀りしている“萬華之塔”があります。軍の関係者と住民が建てた慰霊碑が並ぶ風景に違和感を感じる方もあると思いますが、その周りはきれいに清掃されていて地区の人々の、戦没者に対する尊崇の念を感じさせられるところでした。
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投稿日:2016/04/15

糸満市真壁の萬華之塔の敷地内にある砲兵山吹之塔は、沖縄戦末期にこの地で玉砕した野戦重砲兵第一連隊長山根忠大佐以下将兵739...  続きを読む名を祀る慰霊碑です。昭和41（1966）年6月に同連隊の生存者によって建立されました。

慰霊碑には明治天皇の?忠霊?と題する御製（ぎょせい：天皇が詠んだ和歌のこと）が刻まれています。軍に関係する慰霊碑には賛否はあるものの、その御製が刻まれた理由が当時連隊の中隊長だった元皇族の肝入りだったこともあり、かなりのバッシングがあったようです。

真壁集落の住民が遺骨を集めて建立した萬華之塔の前に建っていることも、反感をかった理由のひとつであることには違いありません。確かに戦争を彷彿させる砲弾が碑を取り囲むように置かれていることは、戦争によって身内を失った遺族概念を逆なでることになるところもないとは言えません。しかし野戦重砲兵第一連隊には沖縄県立第一中学校の生徒が一中鉄血勤皇隊として戦いに加わり、その多くが犠牲になりました。

碑の建立についての沿革には不満があれど、やはり犠牲となった人々の慰霊碑として敬う心を持つことは必要ではないでしょうか。  閉じる

投稿日:2016/03/31