今日(2023年5月30日)、故郷の青梅に墓参りをしようと、行程を考えた。
千葉県民となって50年近くになるが、一度...
続きを読むもこの千葉最北端にある関宿(せきじゅく と呼んでしまうが、正しくは「せきやど」である)の地を訪れたことが無かったので、ここ経由で青梅に行く事に決めた。
この日の気温は26度、快晴である。
関宿城博物館の駐車場から見下すと、古びた一軒の茶屋がある。
名前の通り、けやきの大木が目印になっている。いろいろと、料理の種類が短冊のように壁に掲示されている。同年輩の老夫婦がやっている店だ。そう流行っているようには見えないが、此処しかないのだ。
お客は私共だけで、何となく落ち着かず。店内の新聞記事などを見て回る。
家内は最近郊外に出ると、昔ながらのラーメンを食べたがる。なかなか美味いのにあたらないのだが、今日もラーメンにトライした。
私は無難と思った、こちらのおでんの定食を頼んだ。
食事だけでは悪いかなと思い、帰り際にお土産に漬物と揚げもちを購入した。
代金合計3,140円也。
・・・・・
けやき茶屋では思っていた以上の収穫があった。地元紙の*千葉日報の新聞記事である。
これを貼っていた老夫婦の思いをちょっと察した。
1996年1月の新聞記事が店内の壁に貼ってあった。
旧関宿藩の家老や上級武士たちの末裔の親睦団体である関宿藩士会(今も関宿に在住するそうだが)が、関宿城博物館の完成を機に、関宿城主久世氏12代目の殿様!を迎えたという記事であった。
けやき茶屋の老夫婦には聞かなかったが、古い記事を残していたので、ひょっとして、関宿藩士会のメンバーだったかもしれない。
それに幾つかの記事、一つはこの町の偉人である終戦時の首相鈴木貫太郎氏の記事である。鈴木貫太郎氏の記念館があるそうだが、訪れていないものの、調べてみると現在は休館中だと云う。その他2つの記事は「房総の駅百景」、「博物館図鑑(関宿城博物館)」といったもので、当地の事を書いている。
・・・・・
食事を終えて、茶屋の横手から城を見上げた。可愛らしい、小さな城だ。
閉じる
投稿日:2023/06/28