明治33年ここ筒川の地に建設された筒川製糸工場。
順調な発展を遂げ、農村経済の発展に著しく貢献していたが、明治42年工場...
続きを読むを焼失し莫大な損失を蒙りました。しかし、一致団結して工場を復興させました。大正7年10月、工場長品川萬右衛門は従業員の慰労のため、東京見物の途に着いたのですが、折り悪く悪性の流行性感冒(スペイン風邪)に見舞われ、帰郷後42名の死者を出すに至ってしまいました。工場長品川萬右衛門は、殉職者の慰霊のため、ここに青銅の大仏を建立したのです。
現在の大仏は2代目、昭和20年に石造で再建立されました。
そして令和2年、新型コロナウイルス感染症の流行。
100年前の惨事が繰り返されぬよう終息を祈念しました。
場所は伊根町本坂、伊根町と言えば舟屋が有名ですがそこから山の方へ車で10分ほど行った村のはずれにひっそりと建っています。
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投稿日:2021/06/16