長井雅楽旧宅跡

長井雅楽旧宅跡の石碑は、土原にある大きな交差点にありました。国道１９１号線が西から来て北へ上がる交差点で、東方向は県道１１...  続きを読む号線、南方向は県道２６２号線という複雑な交差点です。石碑は県道２６２号線に面しています。雅楽は藩の直目付という要職を務めています。藩主の相談役みたいな役目でしょうか。「航海遠略策」を唱え、一時は藩の大勢を占めますが、尊皇攘夷派に破れ、無念の切腹をした人物です。   閉じる

投稿日:2021/09/01

長井雅楽旧宅跡は、土原にある交差点（交差点の名前が分りません）に設けられた土原第２地下道を南東に上がったところでした。石碑...  続きを読むがブロック塀の前にポツンと建っていました。幕末期、長州藩も朝廷も、そして幕府も政策が右往左往していた中で、長井雅楽は「航海遠略策」を唱えたのですね。維新以降の国策のベースとなる様な政策ですが、性急な尊皇攘夷論に破れ、切腹しています。当時の献策は本当に命懸けだったのですね。   閉じる

投稿日:2021/07/05

萩の交差点の一角にあります。長井雅楽（うた）は明倫館で学び、幕府の開国策に対する鎖国論が高まった際、開国貿易を進言するもの...  続きを読むの、自刃に追いこまれた方のようです。今は石碑と案内板があるぐらいのスポットではありますが、ここに来て、またひとつ勉強になりました。  閉じる

投稿日:2020/09/24

日本三大がっかり名所といえば、高知ははりまや橋、北海道の時計台、そして長崎のオランダ坂と言われていますが、こちらの長井雅楽...  続きを読む旧宅跡は萩の三大がっかり名所を挙げるとするなら必ず入ると思います。
何せ、石碑と説明看板があるのみで、これらが無ければかつてそこに長井雅楽の旧宅があったなどとは到底計り知ることが出来ません。
長州藩の重鎮となるも吉田松陰門下生からは暗殺計画も立てられ、その最後は冤罪とも思われる切腹の沙汰を受け４５歳でその生涯を閉じた長井雅楽。
彼を切腹に追い込んだ一人と言われる久坂玄瑞の妻文が再婚した楫取素彦が尽力して建てた富岡製糸場で、長井雅楽の長女・貞子が働いたのは何かの因縁でしょうか。
幕末の萩においては尊攘激派に押され失意の最後を遂げた才人の旧宅地が跡形もなく消え去っているのは何故か物悲しいと思います。  閉じる

投稿日:2015/03/13

長井雅楽は開国論者であり、1861（文久元）年、に公武一体航海遠略策を藩主に建白し、これが藩論となされました。
吉田松陰...  続きを読むも一目置く人物でしたが、思想的には攘夷派の松陰とは対立していたみたいですね。
やがて久坂玄瑞らの攘夷論が勢力を増すと、失脚し、理不尽な切腹を申し付けられます。
まだ時代が長井雅楽に追いついていなかったのでしょう。

石碑は比較的広い道路（県道64号線？）に面していますが、実に寂しさを感じさせられます。  閉じる

投稿日:2013/06/14