奈良県北部の水不足解消のため熊野灘に注ぐ熊野川の水を分水嶺を越えて紀の川に導水するために造られたダム
- 4.0
- 旅行時期:2023/04(約3年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
洞川温泉・大峰山・天川 クチコミ:3件
猿谷ダムは1958年(昭和33年)竣工の重力式コンクリートダム
紀伊半島を代表する猿谷ダムは紀伊半島の代表河川「熊野川」(奈良県内では十津川と呼称)上流部にあるダムです。
紀伊半島には代表河川として熊野灘に注ぐ「熊野川」と紀伊水道に注ぐ「紀の川」がありますが、紀の川は洪水期には多量の水が流れるが渇水期には水不足に陥るという水量変動の激しい川で、紀の川流域は意外にも水源確保に苦労してきました。奈良県北部の大和平野の水不足を解消するため、紀の川流域にも「大迫ダム」を築き水の安定供給を図りますが、それだけでは足りず、猿谷ダム上流部に導水路を築き紀の川流域まで熊野川の水を導水する工事が行われました。
紀伊半島東部に注ぐ熊野川の水を分水嶺を超えて紀伊水道に注ぐ紀の川に導水するとは壮大な工事でありましたが、そのおかげで紀の川の水を大和平野に供給しても紀の川流域の水不足は解消されました。
水は生活に欠かせないものなので当時は認可されたのでしょうが、現在では生態系への影響を鑑み認可されないかもしれません。まあダム建設自体が生態系に絶大な影響を及ぼすものではありますが・・・
尚2023年4月に訪問しましたが、訪問日現在でダム堤体に近い崖部分で崩落の危険があると言う事で一般者はダムに近づくことが出来ません。
尚、ダムカードはダム左岸の管理所で頂く事が出来ます
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 平日訪問での評価
- 見ごたえ:
- 1.0
- 訪問日現在、土砂崩落を警戒し一般者立入禁止
クチコミ投稿日:2023/06/09
いいね!:3票
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