国道278号線沿いにある滝ですが、国道がまだトンネル区間中にある場所のため、滝を見るには、トンネルとトンネルの間の覆道の区...
続きを読む間で、覆道の柱の隙間から外に出ると眺めることができます。
滝の沢トンネル(850m)と銚子トンネル(1437.6m)との間の200メートルほどの覆道区間の、滝の沢トンネル側(南茅部方面)から外に出ると良いです。
しかし、車では覆道の外に出られません。
車では、しいて言うなら銚子トンネル側に道路分岐跡のスペースがあって、鎖が張られているものの、道路脇に車を寄せるくらいのスペースはあろうかと思われるので、そこに停めるか、やはり迷惑になる上に危ないので、銚子トンネルの椴法華側のどこかで車を停めて、トンネル内を歩いて覆道までアクセスするかのどちらかです。
一方の滝の沢トンネルは、トンネルが古く、歩道スペースが無いので、歩くのはちょっと怖いです。
公共交通機関で訪れる場合の最寄のバス停は、椴法華側の「銚子」バス停を利用し、銚子トンネル内を歩いてアクセスします(南茅部側の「古部」バス停は、滝の沢トンネルから少し離れる上、前述のように歩道の無いトンネル内を歩くことになります)。
苦労してたどり着いた覆道ですが、滝はそこから30、40メートルほど離れていて、少々、遠望となります。
間際で眺めたい方は、そこから波打ち際に下りて、岩場を越えるなど、アドベンチャー能力が要求されます。
特に、干潮の時でないと、波打ち際を歩くのは困難で、訪れた時は、護岸にへばりついた5センチ幅ほどのコンクリ片に足をかけ、波が引いた一瞬を狙って渚に飛び降り、走り抜けて大岩の上に飛び乗ったという次第で、その後、一瞬で荒波が渚を埋め尽くすというハラハラドキドキな体験をしました。
おかげで長靴や水着など、海中を歩く装備無しで濡れずに行くことができましたが、しばらく波の様子を観察したり、足をかけるべきコンクリ片の位置や滑りやすさを目測したり、好機となる波が来るタイミングを計ったりと、慎重かつ綿密な行動が求められました。
果たしてようやくたどり着いた滝ですが、渚沿いの北壁を落ちる滝のため、太陽の角度的に夏の朝などでないと、日が当たらず、正午の時点では既に影になっていました。
滝の周辺は岩がゴロゴロしていて、滝壺周辺は水しぶきや滝の風圧がかかっていました。
もう少し楽に滝を間近で眺めたい方は、お金はかかりますが、古部や椴法華の漁港で船をチャーターして海上からアクセスする方法があると思います。
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投稿日:2019/06/03