由布院玉の湯のクチコミ(39件)
一覧を見る老舗にふさわしい変わらない体験
4.5 旅行時期:2020/11(約5年前)
10年ぶりに玉の湯にお世話になりました。
部屋は一番入り口に近い和室8畳+6畳の部屋。
玉の湯は基本部屋に籠もって過ごすのが正しい過ごし方なので、当然奥にある方が良い部屋であり、ここは一番安い部屋になります。
でも、私は外風呂に近いこの部屋が結構好きです。
ただ、仲居さんが行き交う音が聞こえたりとお籠り感は薄いので、部屋でゆっくりを重視する人は別の部屋を選ぶのが良いのかなと思います。
ですが、この部屋でも、テラスにある椅子に腰掛け音楽でも聞きながらぼーっと庭を眺めているだけで、
本当にゆったりとした時間を過ごすことができます。
10年ぶりに訪れて感じたのは、この10年の進化がほぼないということ。
これはある意味ひとつの玉の湯という完成形に到達しているというのかなと。
もちろん、変化はたくさんあって、冷蔵庫がアルコールまで(ビール3本も)フリーになったとか、布団がエアウィーブになったとか、細かいのはたくさんあるんだけど、大きな進化はほぼない。
これは、arcana izuあたり以降の旅館とホテルの中間的な業態がここ10年の大きなトピックなので、そういう使い勝手を当然だと思っている層には古臭い旅館という見方もされかねないってことだと思います。
そういうのを自覚してるかはわからないですが、変わったと思われない程度に少しずつ変えていくことで、変わらない体験を常連に届け続けられるのが老舗ってことなんでしょうかね。
ともかく、私にとって玉の湯は美味しいもの食べて部屋でゴロゴロする、という過ごし方をする上での一番のお気に入りなのです。
強いて言えば、連泊用にあといくつかレストランを増やしてほしいなとは思いますが。
玉の湯を語る上で最も大事な要素はやはり食ですが、四季を感じさせるものというよりかは、いつの季節であっても玉の湯らしい料理が出てくる。これが玉の湯の最大の特徴だと思うんです。
献立は基本、季節の小鉢・八寸・お造り・お椀・メイン・ご飯という感じになっているのですが、今回はお椀がわりに柚子釜でした。
柚子釜がお椀の代わり?っていぶかしがっていたら、柚子の中に出汁がはられて蒸し上げられていて、なるほどお椀代わり?って感じでした。
一人客だからなのかはたまたこの日はそういう献立なのかはわからにいのですが、
お椀を減らされたという捉え方をしてしまいました。
ただ、それ以外はいつもの玉の湯の感じで、季節の小鉢の最初からいい素材を使い丁寧に作ったことが感じさせられる料理でした。
特にお造りのカンパチとヒラメはどちらも昆布で軽く締めたのか飴色で、熟成した味で素晴らしかったです。
高級食材を使っているわけではないので、多分宿泊とセットで体験しないと割高に感じるとは思います。
朝ごはんは洋食を選びました。
シイタケオムレツをお願いしたはずなのにプレーンオムレツが来たのはご愛嬌。高級宿にしてはミスが多いのも玉の湯の特徴。
あと、朝洋食は、夕食ほどは感動ないんですよね。
クチコミ投稿日:2020/12/12
- 利用目的:観光
- 同行者:一人旅
- 1名1泊予算:30,000円以上
- 部屋タイプ:和室8畳+6畳 離れ テラス付き(60平米)
- アクセス
- 3.5
- 湯の坪街道に近いが駅から徒歩だと遠い。送迎はない
- 客室
- 4.5
- 部屋は正直シンプルすぎるのでアップデートほしいが、ずっとのんびりできる
- 接客対応
- 4.5
- 土産物とかを色々手配していただけて助かりました
- 風呂
- 4.0
- 由布岳を見れる大浴場が好きです
- 食事・ドリンク
- 4.5
- 食の玉の湯の名にふさわしくはあるが、お椀がなかったのが残念
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