PR
ピリカ温泉 クアプラザピリカのクチコミ(9件)
一覧を見る美利河温泉「クアプラザピリカ」(紺青の 空高くして 田園に 緑広がる 晩夏のピリカ)、道南・今金町
4.0 旅行時期:2017/09(約8年前)
青空と緑の田園風景と静寂さがいっぱいの美利河地区に行ってきました。 美利河温泉「クアプラザピリカ」は、沢のせせらぎと小鳥のさえずりが露天風呂が良く似合う宿でした。 豊かなピリカの大自然の中に、静かに鎮座する良い宿です。
陽がまだ昇り切らない早朝に木漏れ日を背にいっぱい受けながら爽やかな露天風呂に浸っていると、沢を挟んだ向こうの木々の小梢から ”ピーチクパーチク” 。 小鳥に見つめられながら露天で湯浴みするのも、また ”オツ” で捨てがたい。 なんという、この新鮮さ、こんなシーンに感動。 ちょうど良い湯温に調整された露天の岩風呂に浸かっていると、いい ”とき” が夢のようにゆっくりと過ぎていきます。
「美利河」とは、アイヌ語の「美しい」という意味の「ピリカ」からきています。 今回のキーワードの主題は、まさに「ピリカ」です。 そして、キーワードは、「ピリカ」な大自然、秘湯「奥ピリカ温泉」、日本一の「ピリカ」な清流、巨大な美利河ダム、ピリカカイギュウ、「ピリカ」な貴石のメノウ、そして旧石器遺跡。
アクセスは、車で、太平洋側からならば、長万部から25分、八雲から35分、国縫から入るならば美利河国道230号に入り、長万部町と今金町とを分ける美利河峠を超えればもう直ぐです。
一方、日本海側からならば、せたな町から35分です。 美利河国道230号に入り今金町を過ぎて、しばらく行くと美利河ダムの巨大な堰堤が見えてきます。 もうすぐそこです。
今回利用したのは、美利河温泉「クアプラザピリカ」ですが、大きな内湯と小さな内湯とサウナがあります。 内湯からドアを開ければ爽やかな露天風呂は、すぐ目の前。 泉質は、単純温泉のナトリウム・カルシウム - 塩化物泉・硫酸塩 41℃、 加温・循環・消毒。
たっぷりした食事は、苦手なので「プラン名:【ビジネス】朝夕食付き、5,910円(込み)」を選択。 ビジネスメニューなので食事量は、ほどほどで、そして料金は、大変にリーズナブルです。 これなら、長期滞在も快適に ”イケソウ” です。 お薦め。
ところで、ここから、さらに30分ほど山奥に入ったところに、まさに秘湯の奥ピリカ温泉(旧・美利河温泉)があります。 大変人気のある源泉掛け流しの本物の温泉です。
この温泉は、かなり昔から利用されていたようです。 そして「奥ピリカ温泉」は、昔は「美利河温泉」という名称でした。 この「美利河温泉」という名称の名付け親は、「温泉教授」松田忠徳といわれてます。 彼に「これほど素晴らしい温泉は、ほかに知らない」と言わしめたほどの秘湯の名泉です。
だがしかし、美利河ダムの建設工事に伴い、ダムの堰堤のそばに新しく「美利河温泉 クアプラザピリカ」(今回利用した宿)を作ったので、山奥の本来の「美利河温泉」は、「奥ピリカ温泉」と名称を変更。
だがしかし、現在、奥ピリカ温泉(旧・美利河温泉)の温泉およびは宿は、残念ながら休業中。 台風による災害で道路が通行止めになっていて、たどり着く事もできません。 来年のシーズンまでには、道路を修復し、温泉のみを使えるようにする予定だそうです。 そういう意味でも、本物の温泉である奥ピリカ温泉の再開が待たれるところです。
一方、今回利用した「美利河温泉 クアプラザピリカ」の施設は、広大な敷地を擁し、スキー場、キャンプ場、小さな池のある園地と散策路などが広がっています。 建物の正面入口は、「ピリカセンターハウス」という表示ですが多くの施設をもっているので、それらの総合的管理棟という意味でこの名称になっているみたいです。 この管理棟の中に宿泊施設としての「美利河温泉 クアプラザピリカ」がある、そういう構成になっています。
ところで、歩いてでも行ける、すぐのところに史跡があります。 旧石器時代の約20万平方メートルもの大きな史跡です。 東京ドーム4個分もあります。 石器が約20万点も出土したという。 日本最大級の大きな石器も出土。 日本最古の石器も出土。
どうも、ここは、「石器工場」みたいな場所らしいという。 今から2万年から1万年前の当時、この巨大なエリアで大量の石器が生産されていた事に驚き。 そんな大昔に・・・。 この遺跡は、旧石器人の大きな村であって人も多く住んでいたに違いない。 もしかしたら、今の美利河地区の人口より多かったのではないか、と思うほどの大きな遺跡です。
出土品の一部は、「ピリカ旧石器文化館」に展示されています。 そして、その隣に広大な遺跡を見る事ができます。 下から山の上の方に向かって広がっている遺跡の全貌を見る事が出来ます。 なお、上空からの鳥瞰図的な写真を添付して説明していますのでご参照下さい。 宿とダムと遺跡などの位置関係が良く分かります。
また、太古の大昔、海に住んでいたというピリカカイギュウの化石が近くで発掘されています。 ジュゴンの仲間だそうで、そのご先祖様ともいえます。
そうなんです、旧石器時代よりズーッと昔120万年前、美利河地区は海だった。 美利河ダムの建設工事のときに出土したそうです。 海藻を ”モグモグ” 食べていたらしい。 それで「牛」という名がつけられたといいます。
この辺りの川は、後志利別川の上流部分です。 宿の前には、きれいな沢が流れています。 この川は、「日本一きれいな川」に何度も認定され、日本一の ”ピリカ” な清流です。 また、美利河地区周辺は、貴石であるメノウの産地で知られています。 特に花石地区では、良質のメノウが産出するという事です。
まとめ
北海道瀬棚郡今金町美利河地区は、豊かな「ピリカ」の大自然の中に浮かぶ、
いっぷくのポエムの絵のようだった。
クチコミ投稿日:2017/10/07
- 利用目的:観光
- 同行者:一人旅
- 1名1泊予算:7,500円未満
- 部屋タイプ:和室、トイレなし、共同洗面
- アクセス
- 3.0
- やや不便な山間部です。
- コストパフォーマンス
- 4.0
- 食にこだわりなければビジネスプランがお薦め
- 客室
- 3.0
- 冷房なし、扇風機対応です
- 接客対応
- 3.5
- 丁寧です
- 風呂
- 4.5
- 内湯は広く、露天の岩風呂がなかなか良し
- 食事・ドリンク
- 4.0
- ビジネスプランでもおいしいです
- バリアフリー
- 4.0
- 入口の階段横に車椅子用昇降機があります
いいね:0票
※利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する
時空の旅人さんが投稿したクチコミ
時空の旅人さんが泊まったホテル
-
栃木県の川治温泉郷に行ってきました。 ” 星野ワールド ” ならぬ星野リゾートの「界 川治」に ” ひたる ” 。オモテナシよし、味よし、紅葉よし、で大満足で... もっと見る
-
「男鹿 萬盛閣」は、秋田男鹿半島の入道崎の東側に広がる男鹿温泉郷にあります。旅館は10軒くらいで、こじんまりとした温泉街です。街並みは、落ち着いた雰囲気が漂っ... もっと見る
時空の旅人さんが行った観光スポット
北海道のホテル 最新情報
3.81

アパホテルズ&リゾーツのご予約は、アパが直接販売する「アパホテル公式サイト・アパアプリ」をご利用ください。【アパの会員制度は、泊まれば泊まるほどおトク。】①宿泊... もっと見る
4.13
お得情報WEBからの予約は公式サイトがお得!札幌駅から好アクセス!
ニューオータニイン札幌は札幌駅徒歩圏のシティホテルです。札幌駅・大通駅から好アク... もっと見る

