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旅館 花屋のクチコミ(48件)
一覧を見る老舗旅館に【泊まらせていただく】覚悟
2.0 旅行時期:2007/11(約18年前)
2007年11月上旬、はじめて宿泊した。
事前にインターネットで本館の部屋を2名で予約していた。
門をくぐり靴を脱ぐが、他の客で忙しいのか、何も声もかけてもらえず、しばらくの間、たたずんでいた。
まだ仕事に慣れていないバイトなのだろうと、気にしないことにしたが、これが花屋のすべてを物語っていたことを、後で知る。
なぜならば・・・玄関を一歩入った瞬間から、もてなしは始まっているのはずなのだから。
通されたのは、玄関からほど近い8畳ほどの部屋で、いたるところ、傷みの目立つ古色蒼然とした部屋だった。
手入れされたと評判に聞くお庭を見せてもらおうとカーテンを開けると、窓の外に見えたのは巨大な蜘蛛とその巣だった。
命あるものだから、殺せとは言わない。だが、客の目にとまらぬ場所に移動させてもバチはあたらないはずだろうにと思う。
極めつけは、トイレの掃除ができておらず、何も知らずに汚れた便座に腰掛けてしまった連れが、悲鳴を上げたことだった。
「気持ち悪い・・・」とうなだれる連れが本当に気の毒だった。
これで「プロの選ぶ~~~もてなし部門」に選ばれたのか、非常に不思議に思えた。
クレームを言ったところ、課長と名乗る方が現れ、部屋を替えてくれると申し出があり、お願いした。
次の部屋はホームページにも掲載されている豪華な装飾を施した部屋で、そのためなのか掃除もきちんとされているようだった。
あちらの落ち度で部屋を替えるのであるから、「お荷物お運びします」なり「お手伝いします」なり、言ってもいいのではないかと思いつつ、荷物をまとめて、自分たちだけで部屋を移動する。
残念ながら次の部屋でも、テレビのリモコンが壊れており、電池を入れ替えてもらったがチャンネルボタンは使えない。
加湿器が設置されていたが、スイッチが入らず使えない。
客室の備品が正常に使えるかどうか、チェックを怠るべきではない。
うがいをしようと洗面台の水を口に含んだら、ものすごくサビ臭い水で、おもわず吐き出した。
こういったことは、100年に届こうかという老舗旅館の佇まいならではの味わいと思えば、それで納得できるものなのであろうか?
自分は世に言う老舗旅館に泊まる心構えができてないのだろうか?
老舗旅館に過剰な期待を持っているつもりはない。
しかし、老舗であろうが、都会のビジネスホテルであろうが、「宿泊されるお客様に気持ちよく過ごしていただく」ことこそ、基本中の基本なのではないか。
有形文化財に登録されているがゆえ施設の修繕に規制があり、水質改善が不可能ならば、たった1本のミネラルウォーターボトルでいい、洗面台に置いてくれれば自分は納得する。
正直、ここまで書いてしまって、自分がクチコミ荒らしのように思われてしまうかもしれないと感じているが、今後この旅館を利用される皆さんに、自分のかわりに花屋を見届けていただけたらという願いを込めて、事実を書かせてもらった。
料理に関しては、決して豪華さはないが、地味感じられるあたたかみある品が並ぶ。味付けは抑え目だ。
料理を運んできた仲居さんの対応は親切であった。
尚、今回のクレームについて、女将から一言の挨拶もなく、花屋を発つ最後までお目にかかることはなかった。(この旅館に女将はいないのかもしれないが・・・)今だお詫びの電話、手紙一通すらいただいていないことを記しておきたい。
総合評価は【2.0】
旅館としては点をあげたくないが、上田鉄道別所線の車内でハーモニカを吹いて楽しませてくれた駅長さんに免じて。
クチコミ投稿日:2007/11/10
- 1名1泊予算:20,000円未満
- コストパフォーマンス
- 2.0
- 客室
- 2.0
- 接客対応
- 2.0
いいね:10票
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