ややもすれば自宅よりも・・・

ちょうど忌まわしい事件があったときだった。
いつもは満席に近い機内、CAさんが苦笑するには
「ちょうど半分の方がキャンセルされました」
CAさんだって、お客様が多いほうがさぞかし張り合いがあるというもの。
しかしおかげでCDGに到着するまでのフライトでは数人のCAさんたちと交流し、
おススメのレストランを紹介してもらい、和気あいあいののんびりしたフライトを楽しむことができた。
こんなことは滅多にないので貴重な経験だった。
帰りのフライトではCOP21会議にぶつかり、
異常な緊張状態の空港警備を抜けて機内に吸い込まれた時にはしばらく気が抜けていた。
その後はエアウィーブの助けを借りてぐっすり。
羽毛のブランケットもちょうどよい厚さと軽さ。
お食事はメニューが多く、フライト中に制覇するのは無理。
器も料理に合わせて丁寧に盛り付けられており言うことなし。
少し柔らかめの白飯は動かない機内では消化がいいのだろう。
サーブも丁寧。手元のコントローラーで好きな時に好きなものを好きなだけいただけるのも良い。
ちなみに、ご飯が多すぎるときには半分にしてもらえるし、
カレーやどんぶり物も食べたい分だけお願いできる。
ブルーチーズが苦手なので除いてもらいカマンベールを多めにしてもらうとかも。
バーにはジャンポールエヴァンのチョコレートやドライ納豆が
好きなだけ食べられるようになっている。
今年始めたフライトログブックへのCAさんたちの気合の入りっぷりは見事で
まいかいお礼状を出さないと(笑)と思わせてくれるほどだ。
ちょうどいいくらいの放っておいてくれる感がファーストよりも心地よいので
JALが直行便を出している都市へのフライトは迷わずJALのビジネスを選びたい。