物価が高いNYで生き抜く知恵と生活の一コマ

2018/08/15 - 2018/09/28

NYに移り住んでから早２か月が経過しました。

おしゃれなイメージとは違い、汚くて臭う街並みや、暑いプラットフォームの地下鉄などにもずいぶんと慣れてきました。

そんなNY生活の一コマを気まぐれでご紹介しつつ、物価（特に食費！）が高いNYで生き抜く知恵をご紹介します。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 交通手段: 鉄道 船 自転車 徒歩

いきなり極端に高価な例ですが、平日に時間があったときに、サラベスでパンケーキをいただきました。

調子に乗ってカプチーノもオーダーしたら、チップも入れて30ドルオーバーの豪華なブランチになってしまった。

生地がレモン風味でとってもおいしかったです！さすが有名店。

そんなわけで、NYは食費がかさむんです。

サラベス (アッパーウェストサイド店) カフェ

無性に日本食が食べたくなることがあるので、スーパーでお寿司を買って食べたんですが、このセットで15ドルとかしますからね。。。

この量だったら絶対アメリカ人は満腹にならないだろうに。

ということで、食費が高いNY。
ちょっと外食しようものなら、チップ代もかさんで20ドルくらい普通にいってしまいます。

そんな中、いかに食費を抑えるかいろいろ苦心しているわけですが、個人的なおススメを一挙にご紹介。

まずは、お昼時になると出現するいわゆるvenderという屋台で売られているハラルフード。

NYは本当に多様な人種の人がいるので、いろんな国の料理が食べられるのがいいところ。

この日オーダーしたのは、チキンカレー with riceで６ドルでした。

なかなかスパイシーでおいしかったです。

アメリカは、メキシコに近いだけあって、メキシカンが日本よりも安く食べられる気がします。

メキシカンはそれなりに野菜も入っているので、アメリカンなファーストフードよりもよっぽどヘルシーだと思い込んで、よくメキシカンを食べるようになりました。

お気に入りのメキシカンその１、Taco Bell。
日本にもあるらしいですね。

アメリカのファーストフォードチェーン店ですが、タコスだったりブリトーだったり種類も豊富で、Lサイズの特大ドリンクがついたこのセットも7.5ドルほど。

お気に入りのメキシカンその２、Chipotle。

街中のいろんなところで見かけるチェーン店。

subwayみたいに、自分が食べたいものをどんどんカスタマイズオーダーしていくスタイルなので、慣れないと何を頼んだらいいかわからないですが、パターンが決まっているので、事前にこれで行くと決めていけば大して難しいことはありません。

この日頼んだのはブリトーで、チキンに加え、お米（白かブラウンから選択）、お豆（黒か赤から選択）のほか、トッピングは、有料のワカモレ以外全部乗せにしてもらって10ドル未満。もちろんファーストフォード店なのでチップは不要です。

野菜や穀物が多いので、ヘルシーだと思います。

お気に入りの軽食屋さんMATTO。

店内の全商品が２ドルとお手頃なのに、なかなかのクオリティの物が売られています。

店内には立ち食いのスペースはあるけど狭いので、いつもto goして、公園で食べてます。

この日はピスタチオのマフィンと、なんかのバーガーをいただきました。

多分このクオリティのパンは、日本では２ドルで買えないと思います。

値段重視なら間違いなくここでしょうね。

焼き立てチーズピザ２枚＋飲み物が、なんと2.75ドルという破格で食べられるお店！

店内に席はないので路上で食べることになりますが、お店の外で立ち食いしている人をよく見かけるので心配無用。

上あごを普通にやけどしたくらい焼き立てのチーズピザがこの値段で食べられるなんて！

日本で食べるよりも安い数少ないフードの１つがピザですね。

アメリカ中で結構たくさん見かけるShake Shack。

日本でも、六本木とか神宮外苑などおしゃれなところに出店し始めているほか、韓国でも東大門のdootaに入っていたり、世界中でぐんぐん来ているNY発祥のハンバーガー店です。

黒字に、蛍光緑のロゴがおしゃれ。

お味もなかなかおいしいと思います。
いわゆるマックとかの薄利多売なファーストフードよりはよっぽどまともなお味です。

ただし、お値段もそれなりにまともで、この日は、ハンバーガーにポテトとビールもつけちゃって15ドルくらいになっちゃいました。バリューセットみたいなセットはないみたいです。

でも、NYに来たら、１回くらい食べてもいいと思います。

続いて、生活雑貨店のご紹介。

いわゆる日本の百均に当たるのが、１ドルショップです。

NYでは、dollar treeというチェーン店があります。

売っているものは、日本の大手百均と同じようなもの（むしろクオリティは日本の方が断然上）なので、あえてアメリカで行く必要もないかもしませんが、お菓子や生活用品などいろいろなものが１ドルで買えます。

このdollar treeはマンハッタンの中心部にはあまりないようで、ブルックリンとかちょっと郊外に行くと店舗があります。

マンハッタンの中心で激安店を挙げるとすれば、32ndストリートにあるjack'sかなと思います。

日本のドンキみたいなお店です。
いちごジャムが99セントだったり、NYではなかなか考えられない安さです。

アメリカのお菓子をバラマキように探すのにはいい場所かもしれません。

ジャックス 99セント ストア (W 32nd St店) 専門店

続いて、知って得する生活の知恵。

NY市の図書館では、英語を学習したい外国人向けに、なんと無料の英語教室が開講されています。
https://www.nypl.org/events/classes/english

予約不要のDrop-inというクラスもあり、時間があるときにちょくちょく参加させてもらっています。

もちろん日本人の姿もありますが、いろんな国の人と知り合えるので面白いですよ。

NY市の図書館のカードは、NYに住所があれば、誰でもすぐに作成できます。

貸出はもちろん無料だし、ちゃんとLonely Planetも借りられました♪
これで、アメリカ国内を周るときはガイドブックを買わなくてもOK。

数は多くないですが、日本語の書籍も置いてあります。

しかも、「chikyu」で検索してみると、ありましたよ、地球の歩き方！
ただし、2013年くらいのちょっと古いものしかないんですが、アメリカ国内の主要なものはヒットしました。
これを借りて、今度ラスベガスに行ってきます！

そして、NYに住所がある人なら間違いなく作った方がいいのがこのidNYCです！

9.11のテロ以降、アメリカではことあるごとにIDの提示が求められるのですが、いちいちパスポートを持ち歩くのもちょっと物騒な中、このIDは割と簡単に発行してもらえます。

そして、すごいのが、身分証になるだけではなくて、NY市内のいろんなミュージアムや動物園がなんと無料になるんです！
もちろん、MetやMoMAもタダ！
これは滞在中に何度も行くしかない！
なんと太っ腹な街なんでしょう！

日本で大流行しているManhattan Portageですが、本家はNYです。

一応、マンハッタンって言ってますからね。

今や日本には26店舗だかあるそうですが、NYには、この１店舗しかないそうです。

この日は９月３日、アメリカの祝日Labor Dayでなんと50％セール中、というのをワシントン旅行中に見つけてしまい、ワシントンからNYに帰ってきたそのままの足で立ち寄ってみました。

店員さんも日本の方で、いろいろと教えてもらいながら半額のバッグを購入！

通常のラインナップ商品も、日本で買うよりNYで買った方が安いそうですよ。NYに来たら是非！

マンハッタン ポーテージ & トークン ストア 専門店

世界のいろんな町で自転車のシェアリングサービスがあると思いますが、もちろんニューヨークにもあります。

City Bankがスポンサーであることもあって、その名もCity Bike。

１日12ドルで借りられるので、１度借りてみたんですが、ま、微妙かなと。

＜理由１＞
ニューヨーク市内は一方通行が非常に多く、自転車も車両なのでそれに従わなければならず、通りたい道を走れない。

＜理由２＞
結局、この自転車スタンドがあるところに止めないといけなくて、かつスタンドが空いていなければ止められない。

ということで、自転車のウリである小回りがあんまり利かないんですよね。。。

ただ、自転車で走るブルックリン橋はとっても気持ちよかった！

日曜日に渡ったんですが、なんでこんなにみんな橋を歩いているんだろうっていうくらいたっくさんの人が歩いていました。

その横を、自転車専用道で走り抜ける優越感。またやりたいです。

ちなみに、ブルックリンブリッジの歩行・走行はもちろん無料ですよ。

NYのすごいところ。

たまたま通りかかったグランドセントラル駅に、報道陣をはじめすごい人だかりができていたのでなんだと思って後から調べてみたら、どうやら、ポールマッカートニーが来ていたようです。

言われてみると、この写真の真ん中あたりにポールらしき人が写っていると思われます！

この日、ポールがグランドセントラル駅でコンサートしてたんですよね。

ビートルズメンバーという生きる歴史上の人物のような人にたまたま遭遇できるのも、世界の街NYならではだと思います。

NYは交通機関だって無料だったりします。

この日は職場の日本人の方々のお誘いでスタテンアイランドまで野球観戦に行くことに。

アイランドなので島なわけで、マンハッタンの南端からフェリーに乗って移動します。

ちょっと地図を拝借して解説すると、

地図右上がマンハッタンの南端で、

そこから、自由の女神があるリバティ島のほか、

左下のスタテンアイランドや、

右下のGovernors Island（後で触れます）への船が出ています。

で、こんな大きな船に乗ってスタテンアイランドまで30分ほど移動するわけですが、なんとこの船が無料なんです。

途中、自由の女神像の近くを通ります。

よって、この位置から自由の女神を見るだけなら無料だということです！

モンサンミッシェルとか巨大な建築物はみんなそうですが、足元まで行くと近すぎて全容が見えなかったりしますよね。

自由の女神も、このフェリーで十分という声多数です。

ちなみに、ちゃんとリバティ島に行くともちろん有料です。

スタテンアイランド島の球場は、こんな海のそばにあって、特大ホームランでも打とうものなら海のかなたに飛んでいきそうな感じです。

で、この球場は、メジャーリーグのニューヨークヤンキースのホームではなく、その傘下のマイナーリーグ、スタテンアイランド・ヤンキースの本拠地なんです。
そのため、観客席も満員になることもなく、なんとなく緩い雰囲気で自由に観戦できるのがいいところ。

チケットも、メジャーリーグよりは安めです。

野球が終わって帰るころには辺りも真っ暗になっていたわけですが、帰りのフェリーからも自由の女神やマンハッタンの夜景がばっちり見られました！

以下、８月から９月にかけてのちょっとした日記です。

８月26日(日)

じっとしていても知り合いは増えないので、日本語を学習したい外国人と出会うサイトを通じて知り合ったプエルトリコ人と、お互いの文化を紹介しながらお互いの国の言葉を学習しようということで、会ってみました。

はじめは、無難に紀伊国屋とか日本食材店を巡ったあと、この日はイーストレッジでJapan Festivalが開催されていて、行ってみることしました。

たこ焼き、お好み焼きのほか、みたらし団子なども売られていて楽しかったです。

メインイベントは流しそうめん。
10ドルはちょっと高いけどね…

大音量で、広末のMK５とか、モー娘。のラブマとか、TOKIOのLove You Onlyとかがかかってて、気分はアゲアゲでした。

ディナーには、プエルトリコ人にお願いして、プエルトリコ料理のお店「CASA ADELA」に連れてきてもらいました。

本当にプエルトリコについて無知で、唯一知っていたのは、世界的に大ヒットしたDespacitoって唄がプエルトリコ人の歌だったということくらい。

ちなみに、リッキー・マーティンもプエルトリコ出身らしい。

首都さえしらなかったんですが、プエルトリコって国じゃないんですね！

スポーツの大会にプエルトリコとして参加しているのを見かけるので、てっきり独立した１つの国だと思っていたら、アメリカ自治領という位置づけであり、アメリカからの旅行だと国内扱いでパスポート不要らしい。

オーダーしてくれたのがこちらの伝統料理。

左のが、たぶん一番定番のMofongoっていう料理で、お芋かと思ったらバナナの料理だって。

このほか、ご飯に小豆のソースをかけて食べるArrozや、オレンジと牛乳という謎の組み合わせのドリンクMorir So?・andoをオーダー。

どれもおいしくて、まさか、その後、プエルトリコ旅行を計画することになるとは全く思いませんでした（米国滞在中に行く予定！）。

別の日。プエルトリコ人と２回目のお出かけ。

この日は、Times SquareにあるRipley's Believe It or Not!というmuseumのような場所へ。

世界最長身の人とか、ホルモン以上で髪やひげが伸びすぎた女性とか、奇形で頭が２つある牛とか、変わったものがたくさん展示されていました。

彼とはすっかり友達になりました。今度はカラオケに行く予定です。NYにも日本式のカラオケボックスがあるんですよー。

とある日の時間があったときに国連本部を覗いてみました。

この日は、国連のStaff Dayとのことで、国連職員たちがスポーツでレクリエーションしていました。

館内には、歴代の事務総長の写真が貼られていたほか、

国連のポストもあったり、お土産屋さんもあったり、なかなか興味深いです。

国連本部 建造物

訪れたついでにお土産屋さんで、ネームホルダーとか買ってしまいました。

右上のカラフルなサークル、ご存知ですか？

SDGｓといって国連が今押している世界的な目標のロゴです。
Sustainable Development Goalsの略で、貧困撲滅とか、ジェンダー平等とか様々な次元の目標17つからなっていて、それぞれの目標(Goal)に色が割り振られているのでこんなにカラフルなんですね。

SDGｓを知らないと、今後、世界から取り残される(left behind)されちゃうかもしれませんよ。

国連本部 建造物

９月11日、World Trade Centerを訪れてみました。

あのテロから17年が経った今でも、この日は特別な１日なんですね。

何でもない週末に訪れた時よりも多くの献花、参列者が見受けられました。

近くの消防署では、おそらくテロ当日に犠牲になった消防士さんも多かったと思われ、国旗や花輪が掲げられる中で、何やら儀式みたいなものも行われていました。

あのテロのニュースはリアルタイムではっきり覚えていますが、その現場にメモリアルな日にちに改めて来てみて、心を打たれるものがありました。

World Trade Centerがあるフルトン駅に来たついでに、Century 21を物色。

日本の不動産を扱うお店とは無関係で、アメリカの激安デパートです。

Tommy HilfigerやCalvin Kleinなどの有名ブランド品が、どういう流通なのか分かりませんが、いつも半額くらいで売られているんです。アメリカに来たら１回は訪れたいところ。

世界を旅していてよく見かけるHappy Socksもここでは半額だったので、結構ハデ目なカラーですがお買い上げ♪

とあるよく晴れた日曜日。

天気もいいので、図書館の無料英会話教室で勧められたハイラインを散歩してみることにしました。

もともと高架鉄道が走っていたところをきれいにリフォームして歩行空間に変えたんですね。

ソウルのソウル路7017みたいな感じです。

ハイライン 広場・公園

高架鉄道だったというだけあってちょっと高いところにあるので、ＮＹの街の様子がよく見えます。

ハイライン 広場・公園

そして、地下鉄で南下してマンハッタン南端のフェリー乗り場へ。

今回は、スタテンアイランドでもリバティ島でもない、別の島を訪れます。

ここも、図書館の無料英会話教室でおススメしてもらった島。

往復で３ドルのフェリーチケットを買って、出航！

ブルックリンブリッジやマンハッタンの高層ビル群がよく見えます。

ほんの10分くらいの乗船で到着したのはGovernors Islandという島です。

日本のガイドブックでもあまり取り上げられていない穴場スポット。

ガバナーズアイランド 散歩・街歩き

歩いて１周すると１時間30分くらいの島ですが、何がいいって、車両が走ってないんですよね。

なので、かなり遠いところまで来たかのような、都会の喧騒を忘れてまったり過ごすことができます。

そして、この距離でマンハッタンがよく見えます。

ガバナーズアイランド 散歩・街歩き

もちろん自由の女神像もばっちり見えます。

この島は冬季はクローズしてしまうようですが、夏場にＮＹに行かれる方にはぜひおすすめのスポットです。

往復で３ドルでＮＹから気軽に行けちゃいます。

以上、２か月ほどＮＹで生活した末の生活の知恵＆ちょっとした日記でした。

ガバナーズアイランド 散歩・街歩き

この旅行記へのコメント （2）

• kobapyさん 2018/09/30 00:33:30

  すっかりNew　Yorker！？

  ひでまるさん、こんばんは。
  
  すっかりNEW YORKERも板についてきた感じですね。(^^)
  ポールマッカトニーに会えても、
  まだピースの綾部君には遭遇していない？(笑）
  
  アメリカの中心地、いや世界の中心地だけに色々と物価が高くて、
  大変そうですね。
  でも知恵を使って逆に生活を楽しまれているようで何よりです。
  
  あと10か月、長いようで実はあっという間だと思いますが、仕事に旅行にエンジョイしてください。
  そのうち旅行記が英語で書かれるのかも。期待しております。(^^;
  
  またちょいちょいNYの今を教えてくださいね。
  （クリスマスシーズンとか華やかで楽しそう）
  
  物価の安いアジアをプラプラしている
  kobapyより

  ひでまるさん からの返信 2018/09/30 10:06:00

  Re: すっかりNew　Yorker！？

  kobapyさん
  
  ご無沙汰してます！
  まだまだ綾部さんにも皇室のご関係の方にも遭遇してないひでまるです。
  
  １年間はアメリカ国内を色々と巡ってみようと思っていて、来月はラスベガス、11月はプエルトリコ（アメリカ自治領）に行く予定です！
  
  英語で旅行記…書けたらカッコいいですね、相当赤ペン先生に加筆してもらわないとダメそうですが笑
  
  そんなわけで、引き続き日本語で！ちょくちょくニューヨークからお伝えしていきたいと思います！
  
  僕も帰国したら短近安のアジアスタイルに戻るでしょうねー
  
  ひでまる