2018/01/03 - 2018/01/03
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worldhusiastさん
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アラビア半島の湾岸諸国のうち3ヶ国、
オマーン、バーレーン、クウェートを1日ごとに訪問してみました。
2か国目はバーレーン。
オマーン編 http://4travel.jp/travelogue/11319823
バーレーン編 これ
クウェート編 http://4travel.jp/travelogue/11319825
バーレーンとかマニアックすぎて、
サッカーでうっすら聞いたかな?程度の人がほとんどだと思います。
そこでまず国情報。
イスラム・シーア派が大多数の君主制国家。
1971年にイギリスから独立したばかりのまだ新しい国です。
歴史的には、ディルムン文明という古代文化の中心地でした。
メソポタミアやインダスと交易をしていたとかいう隠れた文明。
世界遺産に登録された遺跡や、発掘品を博物館で見学することで、
当時の文化に触れてきました。
経済的には、他の湾岸国と同様、15世紀ごろまで真珠の産地で、
現在は石油の経済的恩恵を受けており、
高層ビルが建ち始めています。
治安ですが、観光地をまわっているだけでは
必要以上の警戒は不要だと思います。
ただ、治安上問題のあるエリアが外務省HPに列挙されているので
事前に調べておくとよいでしょう。
公共交通機関はバスがあり、路線図もネットで見られますが、
観光地を結ぶわけではないのでちょっと微妙です。
オマーンからバーレーンに到着したところからスタートです。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 1.0
PR
-
真夜中にバーレーン国際空港に到着。
入国にはビザが必要ですが、
クレジットカードで支払える親切仕様。
5 BHD(バーレーン・ディナール)でした。
1ディナール=約290円なので、1,500円程度と
8,000円弱のオマーンに比べ良心的です。
でかでかと「ビザでぇーーす!」とスタンプ押されるわけではないのも
ページが節約できてポイント高いですね。 -
バーレーンもオマーン同様、公共交通機関がしょぼいのですが
一応空港から首都マナーマまではバスが出ています。
しかし深夜1時を回っており、
もうバスはやっていないので強制タクシー。
「i」(ツーリストインフォ)が空港にあり、
その人がここなら安心といっていたプリペイドタクシーにすることに。
今回宿泊するバイサンホテルまではBHD 7。
ホテルで予め聞いていた金額ぴったりだったので
喜んで乗り込みます!
プリペイド・タクシー
空港→Baisan International Hotel BHD 7 -
ホテルはこちら。
全体的にタバコくさく、
水回りはしょぼく、
夜1:30だというのにフロント周辺は音楽がうるさいのですが、
部屋は広めでした。
ホテルサイトで支払い済みなのに
確認しないで払わせようとしてきたので
予約確認書は必ず持っていきませう。
Baisan International Hotel Bahrain
Standard Single \8,054(ホテルサイトで決済) -
バーレーンの観光ではバスも使えなくはないですが、
やはり車が欲しいところ。
フロントに相談したら、手配してくれました。
来たのはザ・白タクw
運転手はインド人です。
1時間5ディナールの時間制。
現在時刻は11:50、さっそく出かけましょう。 -
12:03
まずはアハマド・アル・ファテフ・モスクへ。
独立して10年ちょっとの1984年に建設が始まり、
1988年に完成したバーレーン最大のモスクです。
しかし!
ちょうどお祈りの時間になってしまい、20分ほど待機・・・
アハマド・アル・ファテフ・モスク
見学自由 -
このモスクは金曜を除いて観光客の受け入れを行っています。
靴はここに預け、ボランティアガイドについて見学するスタイルでした。
ガイドはモスクについて、イスラム教について説明してくれます。
とってもわかりやすいので、
イスラム事情に詳しくない人でも楽しめると思います。 -
モスクの中庭。
たぶん立入禁止。 -
いざ中へ!
バーレーン最大のモスクということもあり、
シャンデリアもかなり大きめ。
そして低い!w -
天井は・・・矢印のデザイン?
ちょっと珍しいですね。
小さなステンドグラス窓はかわいい感じ。 -
ミフラーブ。
ガイドから、なんでくぼんでいるんでしょうか?というミニクイズw
かつてはマイクがなかったから
声が響くようにするためですよね。 -
イスラム教についてもいろいろ説明がありました。
これは唯一神アッラーの説明パネル。
質問ない?というので、
まずは、シーア派とスンニ派について聞いてみました。
ガイドからは、彼らはグループとして別だけど
ムスリムとしては同じ、という無難な回答。
他にも、キリスト教のイエスは預言者の一人であり神ではない、
神様はイスラム教・キリスト教・ユダヤ教共通である、
という見解を話されていました。
これもイスラム教の標準の回答ではありますね。
人にもよるのかもしれませんが、担当のガイド氏は話が結構長かったので、
見学される場合は45分くらい見た方が無難です。 -
モスクを裏手から見たところ。
大通りからはこのように見えます。 -
海の方を見ると、
高層ビルがたくさん建っていました。
オイルマネーのにおい!w -
13:18
お次はランチ!
アル・アブラージという
バーレーンの中東料理チェーン店です。
実は宿泊したホテルのそばにありました。
なんとなくファミレスっぽい? -
ホンムス、ドルマ、ケバブとレモンジュースを注文。
どれもおいしい!
特に、ケバブの肉汁がすごい!
チェーン店とはいえ侮れないですね。
もし万が一また来ることがあったら絶対来たい!
ごちそうさま!
ランチ@Al Abraaj
Light Hommos with bread BHD 1.000
Fresh Brown Bread BHD 0.150
Kofta Kabab BHD 2.600
Stuffed Vine Leaves BHD 1.150
Lemon juice BHD 1.300
合計 BHD 6.200 -
お腹もいっぱいになったところで
次の場所へ移動ー! -
14:18
ドライバーが迷いながら着いたのは
バーレーン国立博物館。
2kmくらいしか離れていませんが、
一方通行が多いのと、
隣の建設中の文化センターに間違えて行ってしまったりと、
なんと30分弱もかかってしまいました!
こういうとき時間制チャーターって便利。
バーレーン国立博物館
入場料 BHD 1.000 -
内部は横に広く、展示スペースは2フロアあります。
左のパネル展示は女性の人権について。
運転ができるとか、
運転を学ぶ前に自己防衛の技を身に着けるとか、
政治における女性だとか。
イスラム圏でこんな展示を見られると思いませんでした。 -
謎オブジェ。
平和の精神で考え、話し、行動することを思いおこさせる趣旨で
造られたものなんだとか。 -
バーレーン中心部の航空写真!
床にしちゃうとか新しい。
手前側は工業地帯。
タンクみたいなのがたくさん見えますが、
国営の石油会社です。
南部にある生命の樹、Durrat Al Bahrainは枠外でした。
米軍基地があるからかなぁ。 -
ディルムン文明の展示室に来ました。
説明文と写真によるものが多い感じです。
左上はディルムンが書かれていると思われる
カッシート朝の王の石碑。
他にも、楔形文字が書かれている”タブレット”が
ここでは展示されています。 -
紀元前6世紀のアッシリア人の宮殿で見つかった棺、
紀元前2500年の宗教用の楽器の一部とされる銅製の牛の頭、
紀元前2300年のディルムン陶器・・・
どれも本当に古いものですね。 -
ディルムンのハンコの展示です。
一人1個以上は持っていたといわれ
埋葬地から見つかることが多いんだとか。
貿易にももちろん使っていたようです。
展示されていたものは、
動物や人間をモチーフにしたものが多かったです。 -
この展示からは
ディルムンハンコの拡散具合がわかります。
パキスタンまで広がっていたんですね。 -
歩き方に「有名」と書いてある古墳の展示は
クローズでした・・・残念。 -
2階に上がってきました。
ここは書類やマニュスクリプトの展示室。
ですが、ほぼコピーです。
奴隷契約の書類やコーランなどが展示されていました。 -
次の部屋は古代ティロス(Tylos)時代の展示。
バーレーン・フォート(”Ras al-Qalahにある遺跡”はこのこと)の
写真や説明パネルがありました。
後で訪問します。
下段は、Lagynosという釉を塗った瓶と、
ギリシャの影響を受けた墓石。
ギリシャ文字が彫られています。 -
上段
2階最後は伝統的な貿易や手工業の展示。
15世紀まで栄えていたという真珠採りは
男性がメインだったんですね。
下段
1階に降りてみると、
蝋人形による伝統的な生活の展示がありました。
左は結婚、右は学校の展示です。
他にもヤシの木で作った家が並ぶ集落の再現などがありました。 -
外に出ると、隣におしゃれビルがありました。
国立のシアターだそうです。
その向こうには空港のあるムハラク地区が見えています。 -
車に戻って、最後はバーレーン・フォートに向かいます。
大通りをひたすら西の方へ向かうのですが、
道中は高層ビルが多い!
写真のHみたいな形のビルは、
2015年にオープンしたフォーシーズンズ。
奥に見えるねじれたビルもホテルです。
まだ周辺は工事中が多いようですが、
人工島で非日常を味わうにはいいかもしれません。
このようにドバイに追いつけと言わんばかりに
開発が進んでいます。 -
こちらはバーレーン・フィナンシャル・ハーバーという
ビジネスビル。
こんな建物で仕事したいなぁ。 -
行きにうまく撮れなかったので
適宜帰りに撮った写真も載せちゃいます。
道路南側に見えるのはKFHという銀行のビル。
まさにドバイにもありそうなデザイン。
渡り廊下に風車みたいなのがついてる!? -
高層ビルは立ち並ぶというよりは
まばらに建っているような感じです。 -
こ、これは・・・
センスの光る二つの建物ですが、
どちらも国の機関です。 -
巨大ショッピングモールも散見されます。
これはバーレーン・モール。
幹線道路の南側にあります。
実はちょうど北側にもシーフ・モール・バーレーンという
巨大ショッピングモールがあります。
明らかに競合していると思いますが
購買力もすごいんでしょうかね。 -
15:45
ようやくバーレーン・フォートに到着。
明らかに裏門っぽい・・・
後でわかったことですが、表門は
バーレーン・フォート博物館側でした。
とにかく着いたんで中入ってみます。
バーレーン・フォート
(カラート・アル・バーレーン)
見学自由 -
バーレーン・フォートは世界遺産!
訪問時点ではこの国唯一の登録です。
それなのに見学自体は無料!ありがたい限りです。 -
遺跡へは舗装された歩道があるので
歩きやすくて助かります。
遺跡の全景。
なかなか横に広くて、結構離れないと入らない! -
案内パネルなどは遺跡内には一切なし。
航空写真すらありませんので
先に博物館に寄るか、これを印刷して持っていくのをおすすめします。
右側7番が入口です。
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1. Moat
2.Genoan style bastions
3.Boulevards, built to allow troop and artillery movement
4. Spur tower, which protected the keep or Captain's Tower
5. Towers of the 1st and 2nd fortress
6. Lower Courtyard
7. Drawbridge leading to the Lower Courtyard from the outside
8. Entrance to the fortress from the Lower Courtyard
9. Kepp, or Captain's Tower
10. Arsenal
11. Cistern
12. Stables
13. Portuguese chapel(?)
14. Madbasa -
入口がこちら。
周囲は堀で囲まれており、橋を渡って入ることになります。
今から見るのはポルトガル支配時代のものなのですが、
下にイスラム、ササン朝、ディルムンと埋まっているそうです。 -
こんな通路を通っていきます。
-
通りを抜けると、中心部に面した広場に出ます。
-
中に入ってみると・・・
おぉー何もないw -
広場の北西にはこのような小屋が。
国立博物館にあったヤシの木でできた家は
こんな感じでした。 -
その南側、写真でいう中央部分には
貯水池と馬小屋があったといいます。
(上の航空写真の11・12) -
その南には見張り台がありました。
(上の航空写真の5) -
この辺りがポルトガル教会のあったあたりでしょうか。
看板がないのでなんだかよくわかりません。 -
古代遺跡越しの高層ビル。
時代の移り変わり。不思議な気分になります。 -
7番入口付近には
アラビア文字で彫られた部分がありました。 -
隣には小さな遺跡がありました。
詳細はよくわかりませんが、海が間近に見える場所なので
要塞とかですかね!? -
16:23
博物館に寄ってみました。
ここは入場料が2ディナール(約600円)とやや高額。
訪問時では月曜定休でしたので、お気をつけて。
バーレーン・フォート博物館
入場料 BHD 2 -
フォートの博物館ということですが、
あまりバーレーン・フォートのことは書いてません。
ディルムンの都としての繁栄の話や
ディルムンハンコ、カッシート朝の王の石碑などが展示されていました。 -
ただ、先ほど掲載した航空写真のパネルや
遺跡の全景パネルなどは
先に見ておいた方がいいのかも。 -
16:38
博物館を出るともう夕暮れ時。
ペルシャ湾越しの遺跡というのもいいですね。
では車に戻って空港に戻りまーす。 -
17:21
30分ほどでバーレーン国際空港に到着しました。
白タクは料金を渡すところを見られてはいけないそうなので
空港敷地に入る手前で渡すことになりました。
今回は5.5時間だったので、
27.500ディナール(約8,300円)でした。
タクシーチャーター
BHD 27.500 -
17:24
空港から見たマナーマ市内。
夕暮れどきもきれいですね。 -
バーレーン出国!
バイバーイ! -
機材繰りと客待ちで遅れましたが、
湾岸3ヶ国目クウェートに向けて出発です!
続きはクウェート編(現在制作中)で。
GF219
21:21(時刻表は20:40)バーレーン
→22:23(時刻表は21:45)クウェート
A326
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