ベルヴェデーレ宮殿でクリムトなどなど

2017/08/11 - 2017/08/11

意外と、ウィーンで時間が空いてしまった。目玉の美術史美術館も行ってしまったし、シェーンブルン宮殿もそうは時間がかからず。ベルヴェデーレ宮殿でも行ってみるか。
あまり期待していなかったのだけど、建物もすごいし、絵画も有名どころがたくさん。なぜ、ガイドブックにはついで程度にしか載っていないの? 特にクリムトの「接吻」は、すごいオーラ。ウィーンに行ったら、ベルヴェデーレ宮殿に行かないと、もったいないです。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

ウィーン中央駅から、トラムD線で、ベルヴェデーレ宮殿にやってきた。天気は快晴。

ベルヴェデーレ宮殿は、上宮と下宮があるのだけど、何しろ広いし、コンビチケットだと20ユーロもしちゃうし、それほど時間をかけたくないので、絵画がある上宮だけにする。
ベルヴェデーレって、「美しい眺め」って意味なんだって。この景色見ると、わかるわあ。

オスマンの第二次ウィーン包囲のときに活躍したオイゲン公の宮殿なんだって。フランス人だけど、ウィーンに来て、軍人として活躍、英雄になったそうだ。
軍人て、宮殿を建てられるほど、儲かるものなの? と思ったら、宮廷ユダヤと密着?癒着?していたらしい。戦争するには、カネが必要だからね。資金の出どころはそのあたりなのだろう。

ここの目玉は、クリムト。あった、あった、「接吻」だ。

うわーー。エロティックじゃない？

こんなふうに、男の人に愛してほしいわ。女性の夢じゃない? エロというか、「愛されてる」って感じがいいわ。

クリムト、すごいわ。
クリムトって、実は知らなかった。1800年代後半の人なので、わりと最近の人なのね。この絵は、写真ではそんなでもないかもしれないけど、実物にはものすごいオーラがあった。
私もこんなふうに、男の人に抱きしめてほしいわ。…という意味では、女性向きの絵かもね。男性の意見を聞きたいわ。

この絵も有名だけど、私は「接吻」のほうがいいわ。

この恍惚とした表情がポイントなの? それとも、ゴールド感?

これもおばさま。

これもおばさま。
左右の眉がアンバランスだけど、この時代の流行りかな。

こんな女性も。

この人はね、女性が好きなんだよ。女性にとっても興味があったと思うよ。変な意味じゃなくてね。でないと、こういう絵は描けないと思うよ。

これもおばさま。

なんか、この絵がとても気に入ったの。

わ、すごい肩パット。

うっわー、写真みたい。

3階のホール。ここで舞踏会をやったんだって。
ゴージャス。。。勝手な推測だけど、これ、どんなに偉くなっても、ただの軍人じゃあ、建てられないし、維持できないよ。。

きゃあああ、このシャンデリア、何キロあるんだろ?? 今はともかく、昔はどうやって重さに耐えるようにつる下げていたんだろう。

おお、ゴージャス。

上のほうにあるのを、すぐズームして、アップで見ちゃう。

だって、おもしろいのがあるんだもん。

おお、窓から景色が。

まさにベルヴェデーレ(美しい眺め)。

ほらー、こんなだもん。

私も舞踏会に参加したかった。(着るものがない気もするが)

窓がある度、景色を覗く。どれも絵になるわあ。

各部屋もゴージャス。

広々していて、見やすしいし。
狭い通路に次々と押し寄せる団体客、暗い部屋、息苦しい室内、の王宮やシェーンブルン宮殿より、ここのほうがずっといいわ。

あれ? なんか見たことのある人が。

ポナパルドさまではありませんか。

えーーー、この絵って、ここにあったの。

こんな絵も。

こういう風景画も好き。

上の絵のアップ。光の加減が素晴らしい。

写真みたい。これまた、光の加減が素晴らしい。

エゴン・シーレもある。

うわ、また、こりゃ、絡み合ったすごいのがある。

幸せそうだから、よし。

赤い花に弱い私。もちろん、この絵ハガキ、ミュージアムショップで買った。

こういう絵にも弱い。すてき。。。

うわー、この部屋もすごいよ。

天井が絵だ。

このお部屋も可愛い。

こういうのを見つけるのが大好き。

見ごたえのある美術館だった。
個人的には、美術史美術館と、ベルヴェデーレ宮殿を見れば、ウィーンは十分だった。ほかは行かなくてもいいくらい。。

ベルヴェデーレ宮殿を堪能した後、Googleマップでチェックしておいた近くのレストランでランチ。
Restaurant Sperl
Karolinengasse 13, 1040 Wien

うわぁー、こういうぶどう棚のレストランに憧れていたの。ちょうどよいわ。

私はスープが好きなの。これはトマトのスープ。

サラダね。

ベジタリアン系にしてみた。卵とじ。

同行者は肉料理を頼んだが、これは内臓肉であった！！失敗。
くせがありすぎて、少ししか食べられず。

卵とじも、量が多いし、飽きやすい味なので、半分程度で満腹、満足。
風が気持ちいいし、夢のようなぶどう棚での外ランチ、満足した。
お値段は高め。会計時に「オーストリアはチップの習慣があるので、チップ分を計上してね」と説明あり。素敵なお店だったので、文句なし。
この後、トラムD線でウィーン中央駅に戻り、プラチスラバへ。ブラチスラバの旅行記はアップ済み。