4連休でボスニア・ヘルツェゴビナ＆スロベニア(2) サラエボ

2017/07/15 - 2017/07/16

7月の3連休＋休暇1日でボスニア・ヘルツェゴビナとスロベニアに行ってきました。
ボスニア・ヘルツェゴビナは2008年にクロアチアを訪れた際にバスで通過したため訪問国としてカウントしていましたが、今回が実質的に初訪問。
まずは首都サラエボを散策してみましたが、予想外に賑やかな街でした。


＜旅程＞（時刻は定刻）
【1日目(7/15土)】
　羽田0:50→フランクフルト6:00（NH203＝全日空）
　シュトゥットガルト13:35→サラエボ15:05（4U2496＝ジャーマンウィングス）
　サラエボ泊
【2日目(7/16日)】
　サラエボ～モスタル
　モスタル20:00→
【3日目(7/17月)】
　→ザグレブ5:00（バス）
　ザグレブ～リュブリャーナ～ブレッド湖～ボーヒン湖～クラーニ
　クラーニ泊
【4日目(7/18火)】
　リュブリャーナ7:05→フランクフルト8:25（JP116＝アドリア航空）
　フランクフルト12:10→
【5日目(7/19水)】
　→羽田6:35（NH204）

シュトゥットガルト編
http://4travel.jp/travelogue/11262467
モスタル編
http://4travel.jp/travelogue/11263356
スロベニア編
http://4travel.jp/travelogue/11263478

エリア サラエヴォ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ジャーマンウィングス
• 旅行の手配内容: 個別手配

サラエボに近づいてきました。山がちな国土です。

15時頃にサラエボ空港に到着。小さな空港ですが意外にもボーディングブリッジがあり、入国審査は10分程度で通過できました。

サラエボ国際空港 (SJJ) 空港

サラエボ空港。
ATMで現地通貨のマルカをキャッシング。レートは1マルカ＝66.175円。

ターミナルビルを出た右手に空港バス乗り場がありました。
旧市街まで片道5マルカ、往復8マルカ。本数は少ない（13:15、14:15、15:30、16:15、17:45など）。
が、寄り道したい場所があるので、これには乗りませんでした。

空港前の道路を歩いてサラエボ市街とは反対側へ

沿道の民家

空港から徒歩25分ほどでスルプスカ共和国側のバスターミナルに到着。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、ボシュニャク人（ムスリム人）とクロアチア人が中心の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」とセルビア人が中心の「スルプスカ共和国（セルビア人共和国）」から構成されており、地図上はバスターミナルの近くに境界がありますが、国境を示すようなものは見当たりませんでした。

バスターミナル。

売店で水を購入したところ、1.5リットルで1.5マルカ（≒99円）。

バスターミナル内。
スルプスカ共和国側ではキリル文字も使われています。

主にセルビアやモンテネグロに向かうバスが発着しているようです。

バスターミナルから教会が見えたので向かってみました。

セルビア正教会。結婚式が行われていました。

教会内

新婚カップル！

バスターミナルに戻り、再び国境を越えてバス乗り場へ。
沿道のユニークな建物は学校のようです。

バスターミナルから徒歩5分ほどでトロリーバス乗り場に到着。

窓口で切符を購入。均一料金で1.6マルカ（≒106円）。

103番のトロリーバスに乗り込んで切符に刻印

旧共産圏的なビルが建ち並ぶ車窓の風景

約30分で終点に到着。
近くに日本大使館がありました。

ラテン橋を渡って旧市街へ

ラテン橋 建造物

サラエボ博物館。1914年6月28日、この建物の前でオーストリア皇太子夫妻がセルビア人青年に狙撃され（サラエボ事件）、第一次世界大戦のきっかけとなりました。
建物の壁面には当時の写真などが掲示されていました。

サラエボ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

川沿いを走るトラム

サラエボの旧市街「バシチャルシア」

旧市庁舎

サラエボ シティ ホール 史跡・遺跡

旧市街の中心のセビリ（水飲み場）のある広場

周辺は多くの人々で賑わっていました。
意外と観光客がとても多い感じ。

セビリ (水飲み場) モニュメント・記念碑

広場の周囲の木造建築

16世紀に建てられた旧絹取引所「ブルサ・ベジスタン」

民族衣装のお店

色々な民族の人々が混在する旧市街。

ちなみに、街中のトイレは有料（1マルカ程度）でした。

絵画の店が結構多い

左側は隊商宿の建物

16世紀建造のセルビア正教会

旧正教会 寺院・教会

16世紀建造の「ガジ・フスレヴ・ベグ・モスク」

ガジフースレフベイモスク 寺院・教会

ユダヤ人博物館（シナゴーグ）

ユダヤ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

「ガジ・フスレヴ・ベグ・ベジスタン」

16世紀に建てられたバザールの一部だそうです。

Gazi-Husrev Beg's Bezistan お土産店

16世紀に建てられた隊商宿の遺跡「Taslihan」。
ヴェネツィアやドブロブニクから来た商人たちが泊まっていたそうです。

TasliHan 史跡・遺跡

2階建バスのお店？

公園でチェスに興じる人々

セルビア正教会

カトリック大聖堂

イエスの聖心大聖堂 寺院・教会

旧市街の西端の方へ

第二次世界大戦の戦死者を悼む聖火

青空市場

カトリック大聖堂を裏側から

再び旧市街を散策

16世紀に建てられた神学校「Gazi Husrev-begova medresa」

Gazi Husrev begova medresa 建造物

水タバコを吸うお店

旧市街の小道には飲食店が軒を連ねていました。
賑わっていた「Cevabdzinica Zeljo」という店で夕食。

ボスニア名物の「チェヴァプチチ（cevapcici）」（7マルカ≒463円）とヨーグルト（1マルカ）。

ラテン橋まで戻って

ラテン橋 建造物

川沿いを散策

どなたかの顔の像が並ぶ建物

旧市街から離れると古めかしいビルが目立ちました。

対岸の宮殿のような建物は美術館

The Academy of Fine Arts 建造物

銃痕が残る建物も結構あります。

1992年から1995年まで続いた内戦の傷跡です。

内戦後に建てられた近代的なビルもありました。

旧ホリデイ・インの建物。内戦中、世界のジャーナリストの溜まり場だったそうです。

ホリデイ イン サラエヴォ ホテル

ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側のバスターミナル

ボスニア ヘルツェゴビナ連邦側 バスターミナル バス系

サラエボ中央駅と、ボスニア・ヘルツェゴビナで最も高い「アヴァズ・ツイスト・タワー」。

サラエボ中央駅 駅

中央駅の構内。

この国では物乞いをよく見掛けました。

本数は少ないですがモスタルに行く列車も運行しているようです。
予め情報があれば利用してみたかった。

窓口の営業時間は6:00-18:00と書いてありました。

長い階段を上って今夜の宿へ。

本日の宿「Youth Hostel Ferijalac」。
またもや予約サイトの地図が間違っていて、最初は通過して行き過ぎてしまいました。

ドミトリーですが、4人部屋を1人で利用できました。
1泊25.5マルカ（≒1700円）。

部屋内のバスルーム

部屋からの景色

夜景

翌朝、宿から徒歩10分ほどでバスターミナルに到着。

乗り場に行くには改札を通る必要があります。

インターネット予約してプリントアウトしたチケットだったためか。改札を通るのにチケット（1マルカ≒66円）を買わされました。

ターミナル内では無料wifiが使えました。
トイレは有料（1マルカ）。

ボスニア ヘルツェゴビナ連邦側 バスターミナル バス系

6:00発のバスでモスタルへ。

下記のサイトで予約し、手数料込みで10.93ユーロ＝1386円。
https://getbybus.com/en/

乗客は僅か4人ほどで、途中で少しずつ乗り込んできました。

1時間強走って、Konjicという街でしばし停車。

Konjicを出るとしばらく湖沿いを走りました。

その後は岩山だらけのエリア

道路の両側に大岩壁

約2時間半のバス旅ですが、景色も楽しめました。

（モスタル編に続く）