観光なし！買い物なし！グルメなし！DUS/LHR 4泊8日！ #2/5

2017/06/30 - 2017/07/07

観光なし！買い物なし！グルメなし！

と言ってもいつものような"マイル修行"でもありません。
そもそも今年は"修行"は行っていませんし、さらには今回のCXは予約クラスNの激安エアで、JALマイル、JMB FOPともにびた一文付与されないチケットです。
では業務渡航ですか？と問われると、昨年早期退職して無職の私に業務など当然縁はなく…

と言うワケで、先月に引き続いての今回の訪欧はほぼスポーツ観戦及び観劇のみの旅となりました。
主たる目的はデュッセルドルフをグランデパールとするツールドフランス観戦とウィンブルドンでのテニス観戦で、その日程に絡めてロンドン訪問時には毎回欠かさないミュージカル「レ・ミゼラブル」鑑賞に加え、オペラ「椿姫」も観てしまおうと言う魂胆です。

出発前週辺りから咳に悩まされ、治り切らないまま見切り発車したので旅行中ずっと苦労することになり、特に観劇時は咳をするタイミングを見計らうのにとても難儀しましたが、良くはならないにせよどうにか悪化せず帰国できたのはラッキーでした。
加えて旅の前半3日間は雨天だったこともあり、体調不良と相まって気乗りしないままの旅のスタートとなりましたが、後半は気分も持ち直し、何とか当初の目標は全てクリアできたのでそう言う点では満足です。
グルメに関しては、一人旅ではもともとそれほど大したモノは食べませんが、今回も一部を除きサンドウィッチで済ませたりと言うスタイルでした。
あぁ、買い物は、いつもほとんどしませんのでこれは通常通りですね…w
下記概算をベースに食費等その他諸経費を含めた旅行の総費用18万円以下としてはまぁ満足できる内容だったと思っています。


30JUN2017
CX539 中部(NGO)16:10 香港(HKG)19:20

01JUL2017
CX379 香港(HKG)00:50 デュッセルドルフ(DUS)07:10
☆Tour de France Stage 1 (Grand Depart) @Düsseldorf 観戦
NH Duesseldorf Koenigsallee @Düsseldorf 泊

02JUL2017
THALYS9448 デュッセルドルフ 11:53 リエージュ 13:46
☆Tour de France Stage 2 (Grand Depart) @Liège 観戦
ICE19, RE10532 リエージュ 19:14 デュッセルドルフ 21:01
NH Duesseldorf Koenigsallee @Düsseldorf 泊

03JUL2017
BA937 デュッセルドルフ(DUS)10:50 ロンドン(DOH)11:25
☆"Les Miserable" @Queen's Theatre 鑑賞
W12 Rooms @London 泊

04JUL2017
☆Wimbledon 2017 Day2 観戦
☆オペラ "La Traviata (椿姫)" @Royal Opera House 鑑賞
W12 Rooms @London 泊

05JUL2017
☆Santander Bicycleでロンドン市内ポタリング
CX238 ロンドン(LHR)17:05 香港(HKG)11:55+

06JUL2017
CX532 香港(HKG)16:15 中部(NGO)21:10

07JUL2017
上記CX532の1時間ディレイにより帰宅は0:15…


概算合計　164,994円
・航空券　79,940円 (Cathay Pacific)
・航空券　11,704円 (British Airways)
・レイル　9,848円 (THALYS、DB)
・ホテル　24,960円 (DUS 計2泊 AGODA)
・ホテル　24,076円 (LDN 計2泊 Expedia)
・ミュージカル　5,751円 (Les Miserables)
・オペラ　5,064円 (La Traviata)
・テニス　3,651円 (Wimbledon)


インデックスはこちら…

観光なし！買い物なし！グルメなし！DUS/LHR 4泊8日！

#1/5　出発→ツール第1ステージ@Düsseldorf観戦編
http://4travel.jp/travelogue/11260343
#2/5　ツール第2ステージ@Liège観戦編
http://4travel.jp/travelogue/11260452
#3/5　DUS→LHR、Les Mis鑑賞編
http://4travel.jp/travelogue/11260503
#4/5　Wimbledon観戦、椿姫鑑賞編
http://4travel.jp/travelogue/11260540
#5/5　Boris Bikeポタリング→帰国編
http://4travel.jp/travelogue/11260541

エリア リエージュ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩

旅行3日目の朝、ホテルは朝食付きプランではないため中央駅でサンドウィッチを買って済ませます。

当初借りようと思っていたディッセルドルフ中央駅東口にあるレンタサイクルショップもツール仕様のディスプレイに…

Stage 2開始は12:03、10時前ながら選手はスタート地点へ向かっていきます。

ホテル最寄りのHarold Str.とHohe Str.の交差点はコーナリングが楽しめる絶好の観戦ポイントのひとつ。
三々五々ギャラリーが増えて来ます。

レーススタート2時間前、お約束のキャラバン隊の登場です！

Hohe Str.を走り抜けるキャラバン隊、観客も随分増えて来ました。

この日はデュッセルドルフでの観戦は諦めStage 2のゴール地点であるリエージュを目指します。
まずは中央駅15番線へ！

デュッセルドルフ中央駅 駅

15番線には乗るべき列車に先行してミュンヘン行きICEが入線していました。
特に鉄道マニアでもないのですが、ヨーロッパ等海外で鉄道を見ると何故だか血が騒ぎます。
このICEの連接部分も素晴らしかったのですが、何よりキビキビとした女性車掌がかっこ良かったです！

デュッセルドルフ中央駅 駅

そのあと間もなくしてお世話になるTHALYS #9448 パリ北駅行きが入線して来ました。
エンジ色ベースのカラーリングは高級感が漂います。

デュッセルドルフ中央駅 駅

乗車するのはリエージュまで2時間弱、予約した段階で2等車との差額がさほどでもなかったので1等車にしてみました。
帰路はICEの2等車だったのですが、やはり車内の落ち着きが違いますね。

THALYSの1等車では本来であれば軽食が提供されるはずなのですが、何やらの理由で提供できないが(フランス語はもちろん英語も得意ではないので良く聞き取れず…)紙ベースのチケットを持っていれば多少の払い戻しができるとのようなことを車掌から説明を受けたものの、こちらはiPhone内のQRコードしか持っていなかったためこの手続きは出来ず仕舞い。
ドリンクだけいただきました。
車内ベルギービールウィークエンドです！w

Liège Guillemins駅に到着！
考えてみればこれが初めてのベルギーです。

リエージュ ギマン駅 現代・近代建築

Liège Guillemins駅を発車しパリ北駅へ向かうTHALYS…

リエージュ ギマン駅 現代・近代建築

Liège Guillemins駅はまだ開発間もない頃の新横浜駅と言った趣でしょうか、いわゆる市内中心部の駅Liège Palais駅まではローカル線に乗り換え所要8分ほどです。

リエージュ ギマン駅 現代・近代建築

Liège Palais駅前をざっと見渡すと、どこがどうとは説明しにくいですが何となくベルギーっぽい感じ！^^;

THALYSの軽食がパスされたのでまずは腹ごしらえとやって来たのは「Le Frite」
ハンバーガーとフレンチフライ(小)にビールをオーダー！
フードはオーダーを受けてから作るので少々時間がかかりますがその分熱々のホクホク！
ハンバーガーも十二分に美味しかったのですが、やはり特筆すべきはフレンチフライです。

人生の中でフレンチフライは幾度となく食べていますが、おそらく今まで食べたどのフレンチフライよりも美味しかったです！
とにかく外のパリパリ感と中のフワフワ感のレベルが桁違いです！
いやぁ、これだけ食べにまたベルギーへ行きたくなるほどの衝撃でした。

世界的イベントTour de Franceのゴール地点だからでしょうか、国の威信を賭け治安維持を図るべく軍隊まで出動していました。

ランチを食べた後は腹ごなしに少し運動を…
正面に見えていますね、どこまでも続く階段が…
あれを登ります！

ビューラン山 建造物

リエージュ街歩きのハイライト、ビューラン山登山(Montagne de Bueren)です！
階段数374段、咳が出て深い呼吸がしにくいのでさすがにそこそこの疲労感が…

ビューラン山 建造物

苦労してたどり着いた"山頂"からの眺めはさすがに絶景！
疲れも吹き飛びます。
登った以上降らないといけないのですが、麓まで戻ってみると、"教官"に指導を受けていると思しき若者数名がこのステップを利用してトレーニングを始めていました。
まさか頂上まで駆け上ると言うことはないと思うのですが…

ビューラン山 建造物

ベルギーと言えばワッフルを忘れる訳にはいきませんね。
と言うことでセントポール大聖堂前の「Pollux」
若干の行列ができていますが見る限り回転は早そうなので並びます。

バニラワッフル、EUR2,50…
外はサクサク、中はモッチリ！甘過ぎず美味しかったです！

リエージュのいわゆる旧市街地の散策を終え、今日の主題であるツール第2ステージのゴール地点を目指して歩きます。
Google Mapで検索すると40分ほどとそこそこの距離…
途中、選手たちに先行して"ゴール"したキャラバン隊とすれ違いました。
これがVittel放水車！
それにしても、どれだけキャラバン隊が好きなんだと言うほどたくさん写真を撮っていました…orz

ゴール地点にたどり着きました。
何とかギリギリ選手たちのフィニッシュには間に合ったようです。
こちらはいわゆるコントロールタワー…

これはフィニッシュラインですかねぇ。

ゴール地点周辺の道路はチーム関係車両や放送車両、警備車両などが隙間なく停められていてごった返しています。

ゴール地点を過ぎた辺りで陣取り選手の到着を待っていると、しばらくして続々と選手が走りこんで来ます。
BAHRAIN-MERIDAの#197 Sonny Colbrelliが比較的すぐ帰って来てその後程なく#192 新城幸也もやって来たのでこれはそこそこ良い成績だったのではとWebを確認すると、やはりColbrelliが6位、最後までアシストをし切った幸也が23位と大健闘！
幸也が通り過ぎる時に「お疲れさま！」と声を掛けるとこちらに気づき手を振ってくれました！

こちらの人だかりはおそらく優勝したMarcel Kittel (QUICK-STEP FLOORS)でしょう！
ドイツ人がドイツでのステージ(ここゴール地点はベルギーですが…)で優勝とあれば囲む取材陣の多さも頷けます。

その後チームバスが居並ぶパドック方面へ歩を進めると、同じ道路をレースを走り終えた選手たちが「Pardon!」とか「Attention!」とか言いながら通り過ぎていきます。

サブバイクを積んだチームカーもそろりと通り過ぎます。

No.111は人気者Peter Sagan (BORA-HANSGROHE)のバイクですね。

そしてBAHRAIN-MERIDAのチームバスに辿り着いてみると、程なく幸也選手が現れ日本の取材陣からインタビューを受けていました。

その後です！
奇跡が起こったのは！
ちょうどこの場には昨日お目にかかった飯島美和さんもいらっしゃって、声を掛けたら今日もいらっしゃったんですかと驚かれ、なんと、チームカーでホテルへ引き上げる幸也が美和さんに投げ渡した今日のレースで使用したドリンクボトルを私に下さいました！
"ARA"との名前入り！これは貴重品！家宝にします！^^;

レースフィニッシュ辺りからこの旅で初めて青空が覗き始めました。
やはり旅行中の雨は勘弁してほしいですね。

リエージュ ギマン駅 現代・近代建築

リエージュからケルンまではICEの二等車で…
座席指定のないチケットだったので少々不安でしたが何とか席を確保。
ただ、満席で何となく騒がしく落ち着かない移動でした。
そして、ケルンと言えば駅前の大聖堂！
昇る時間はありませんが、その迫力を眺められただけでも良かったです。

ケルン中央駅 駅

デュッセルドルフへ戻ったのは21時過ぎ、お腹も空いたので駅構内でどこか食事でもと思ったのですがどこも閉店体制に入っていて断念…
ドイツに居ながらではありますが、ホテルへ戻る途中のイタリアンレストラン「ASTORE」で夕食を取ることにしました。

まずはお疲れさまと言うことでビールですね！

ピッツァもボリュームたっぷりの割にリーズナブルで美味しかったです。
が、この他具がたっぷりのミネストローネも食べたためさすがに一人で1枚は食べ切れず、持ち帰り用にパックしてもらいました…orz

ホテルへ戻ったのは22時過ぎ、それでもまだ空に明るさが残ります。
リエージュ日帰り、充実した1日が過ごせました！