コーカサス３国２０１７ＧＷ旅行記　【１１】ムツヘタ１

2017/04/28 - 2017/05/06

初めてコーカサスを訪れました。アゼルバイジャンはイスラム色、ジョージアは美しいグルジア正教会や街並み、そして4,000～5,000m級の山脈がある大自然、アルメニアは独特のアルメニア正教会とそれぞれ特色が違う文化の三ヶ国を満喫しました。

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スケジュール

　4月28日　成田－ [機中泊]
　4月29日　－ドーハ観光－バクー観光　[バクー泊]
　4月30日　バクー観光－（バス）－　 [車中泊]
　5月1日　－トビリシ観光　－（日帰りツアー）アナヌリ教会観光－
　　　　　カズベキ観光－トビリシ観光　[トビリシ泊]
★5月2日　トビリシ－（メトロ＋バス）ムツヘタ観光－（タクシー）－
　　　　　トビリシ観光　[トビリシ泊]
5月3日　トビリシ観光－（列車）－　[車中泊]
　5月4日　－エレバン－（メトロ＋バス）エチミアジン観光－
　　　　　（バス＋メトロ）エレバン観光　[エレバン泊]
　5月5日　エレバン－（メトロ＋バス）ゲガルド修道院観光－
　　　　　（バス）ガルニ神殿観光－（バス）エレバン観光　[宿泊なし]
　5月6日　－ドーハ－羽田　

エリア その他の都市(ジョージア (グルジア))

• 旅行の満足度: 4.0

5月2日

この日はムツヘタへ日帰りで観光します。

朝8時半頃でしょうか。昨日の晴天とは違って今にも雨が降りそうな空です。昨日カズベギツアーに参加して本当に良かったです。

このホテルの朝食が9時からと遅いです。

曇っていても、ホテルから見えるトビリシ旧市街の街並みは素晴らしいですね。

朝食後、観光に出かけます。

今日初めてトビリシのメトロに乗ります。ホテルから最寄りのメトロの駅まで徒歩5分です。メトロに乗るには最初に2ラリ（約90円）分のカードを購入し、1回乗車ごとに0.4ラリ（約20円）がカードから差し引かれるシステムです。それにしてもアゼルバイジャンといいジョージアといい物価、特に公共交通機関の運賃が驚くほど安いです。

ムツヘタに行く前に、明日アルメニアのエレバン行きの夜行列車のチケットを購入しに行きます。最寄りのメトロの駅で下車しましたが・・・。

ヨーロッパの都市、いかにも新市街の街なみですが、鉄道駅らしいものが見当たりません。

英語で鉄道駅はどこだと聞いても、ほとんどの通行人は英語が通じない。まあ私の英語力が無いせいもありますが。洋服店の若い女性に英語が通じました。目的の駅の一駅手前で間違えて下りたとのこと。

もう一度メトロに乗って鉄道駅のすぐ傍の駅に下車しました。

辺りを見回しても鉄道駅が見当たらない。

別のメトロの改札。

何人かに英語で聞いて、ようやく通じました。鉄道駅およびチケット売り場が、このデパートの中だって。デパートの建物の中じゃあ、人に聞かないと場所がわかるわけがありません。

バクーからトビリシへは夜行列車が満席で乗れませんでした。結果的には夜行バスに乗ってよかったですが、アルメニアのエレバンまでの夜行列車も満席だったらとドキドキしましたが、幸い席が取れました。席のクラスに迷いましたが、ファーストクラスでも87ラリ（約4,000円）の安さなので、ファーストクラスにしました。ちなみにセカンドクラスは3,000円弱だったかな。千円そこそこしか値段が変わらないのなら、ファーストクラスに乗ってみようと。日本や西欧ではファーストクラスなんて乗れないので。

夜行列車のチケットを購入後、またメトロに乗って3駅先で下車。この駅からムツヘタへ乗り合いタクシーが出ます。

ムツヘタへの乗り合いタクシー乗り場もわかりにくい。最初に地上に出た所の反対側だそうです。

午前11時半過ぎ、乗り合いタクシーでムツヘタへ向かいます。確か2ラリ（約90円）の安さだったと思います。

乗り合いタクシー30分弱でムツヘタに到着。ムツヘタでも降車場所が2つありますが、2つ目の旧市街の外れの降車場所で降りました。ちなみに後でわかりましたが、1つ目の停留所は旧市街の中心、スヴェティツボヴェリ大聖堂の傍でした。

サムダウロ修道院がすぐ傍にありましたので行ってみます。

山の頂上に見える建物がジュヴァリ修道院です。後で行きます。

トビリシやアナヌリの教会同様、グルジア正教の建物は尖がり天井なのですね。

地味ですが良い景観、外観の修道院です。

この修道院、建立されたのは4世紀というから、物凄い長い歴史のある建物です。

美しく何とも言えない風情のある修道院です。

中は撮影禁止でした。

修道院の敷地です。

先ほどの降車場所に戻ったところ、タクシーが待ち構えていました。山の頂上にあるジュヴァリ修道院には公共の交通手段がありません。タクシーと交渉したところ、往復で言い値20ラリの所を15ラリ（約700円）で成立。

タクシーの車内から。

正面の丘の上に建っているのがジュヴァリ修道院。車道では物凄い大回りになります。他の方の旅行記では、ムツヘタから徒歩で行ったとか。1時間半で行けるらしいですが標識がないと。道がわかれば上り1時間半なら徒歩でもいいけれどね。

ジュヴァリ修道院が大きく見えてきました。

タクシーでも20分ぐらいかかりました。運転手には30分ほど待ってもらうことを確認しました。

この修道院は他のジョージアの教会、修道院と比べて天井が丸みを帯びています。

ジュヴァリ修道院は6世紀に建立。グルジア正教の歴史は本当に古いですね。

この修道院に是が非でも行きかった理由は、丘の頂上からムツヘタのパノラマを見るためもあります！

二つの川の合流地点がムツヘタの街なのですね！やや曇りの空ですが、素晴らしいパノラマです！

風情のある街の景観です！

川に対して丘と対岸側がムツヘタの旧市街ですね。というか、旧市街地のほとんどがムツヘタの街ですね。

ムツヘタの街をズームで撮影。大きく目立つ建物がスヴェティツホヴェリ修道院です。もちろんムツヘタを代表する建物です。

周りに比べて一際大きい修道院ですね！

風情のあるパノラマなので、少し位置をずらしては何十枚も撮影してしまいます！

修道院の中に入ります。中は撮影禁止でした。グルジア正教の建物内はどこも子供を抱いている聖母の絵画、リレーフがあります。またこの修道院では中に大きな十字架がありました。

今朝トビリシでは雨が降りそうな空模様でしたが、ムツヘタの昼現在では青空が見えてきました。

昨日行ったツミンダ・サメバ教会同様、グルジア正教の建物は山頂に建てられているものが多いのでしょうか。外観は地味ですが風情がありますし、建物内の絵画、壁画、リレーフは素晴らしいものがあります。

観光時間ちょうど30分で終わり、同じタクシーでムツヘタに向かいました。そしたら運転手が途中ガソリンスタンドに立ち寄った所で、こちらにガソリン代を払うように言ってきました（ガソリンを入れる前）。もちろんそんな要求受け入れるわけがない。スタンドのスタッフが私に金かカードを出すように言ってきましたが、もちろん拒否。しばらく無視したら運転手はガソリンを入れるのをあきらめて、再びムツヘタの街に向かいました。

帰りはスヴェティツホヴェリ大聖堂で降ろしてもらうように言いました。その間も1度、明日他の街に行かないかとか誘ってきましたが、例え予定が空いていたとしてもお断り。車道が進入できるところまでで下車しました。

この旅行で初めて石畳の道を歩きます。左側に見える天井が尖がった建物が大聖堂。

時刻は13時45分。この後、大聖堂を中心に再びムツヘタを観光します。続きは旅行記ムツヘタ２へ。