【2017GW】小さな旅ホリデーパスで行く南東北の旅【2日目　一ノ関から相馬】

2017/04/29 - 2017/04/30

2017年GW前半に小さな旅ホリデーパスを使用して南東北をめぐる旅を企画しました。

「小さな旅ホリデー・パス」は、JR東日本仙台支社が発売しているフリーきっぷで、土日祝日に、
福島、宮城、山形にかけての南東北エリアの普通・快速列車が2,670円で1日乗り放題になります。
詳細は以下をご参考に。
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2061

【2017GW】小さな旅ホリデーパスで行く南東北の旅【1日目　米沢から一ノ関】
http://4travel.jp/travelogue/11236544

エリア 南三陸・登米(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の一ノ関駅。

一ノ関7:18発 大船渡線気仙沼行きに乗車です。

今日も天気に恵まれました。
車窓には東北の里山。

気仙沼駅に到着。
ここからの大船渡線の終点盛までの路線は、2011年の東日本大震災で罹災し、2013年からBRT（バス高速輸送システム）で運行されています。
駅も列車とBRTが並行で乗り換えられるようになっていました。

気仙沼8:55発 大船渡線BRT盛行きに乗車します。

気仙沼駅を出てすぐ震災の爪痕。

そこかしこに津波浸水ここまでの標識が。

こんなところまで??

というほど結構な山の中や丘の上にもたっておりました。

陸前高田市立気仙中学校。三階建ての三階まで津波が押し寄せた校舎が今も残っていました。

この中学校のこと、すぐにスマホで調べたところ、当時、校舎内にいた生徒たちは、日ごろの訓練通りに避難し、全員無事であったとの事です。

「ぼくたちは生きる　ここで　このふるさとで」

すぐそばには奇跡の一本松。

当時人口2万4000人のうち震災で約1800人の方が犠牲になった陸前高田市内では、土地のかさ上げ工事がそこかしこで行われていました。

そのかさ上げされた土地に4月27日にオープンした「アバッセたかた」
この日もオープン直後の日曜日ということで、にぎわっておりました。

こちらも新しくできたBRTの駅「まちなか陸前高田」

まちなか陸前高田で折り返し、気仙沼へ戻ってきました。

今日のここまで乗車した大船渡線（一ノ関→気仙沼→まちなか陸前高田→気仙沼）は、小さな旅ホリデーパスの区間外ですので、普通切符を購入しました。

気仙沼11:05発 気仙沼線BRT前谷地行きに乗車します。
ここからは小さな旅ホリデーパスを使用します。

観光仕様の車両での運行でした。

もとの気仙沼線の線路だったところを整備したBRT専用道を走ります。

こんな風光明媚で穏やかな海の姿。

あの日から通れなくなってしまった鉄路。

鉄骨のみの南三陸町防災対策庁舎

最後まで住民に避難を呼びかけ続けた職員の方々のご冥福を車内から静かに祈りました。

南三陸町では復興市が行われていました。

渋滞だなと思ったら、南三陸さんさん商店街の入り口でした。

さんさん商店街も多くのお客さんでにぎわっている様子。
ゆっくりですけど着実に復興が進んでいることをこの目で見て少し安心しました。

本当に良い景色。

前谷地行きのBRTを柳津駅で下車。
津山町観光物産館と駅がドッキングしており、職員さんは両方の業務を兼務する形でした。

アバッセたかたで購入した弁当が入った袋をぶら下げて入ると、女性職員さんがここでお弁当食べるといいよ、とおっしゃって下さり、コーヒーまで淹れていただきました。

もぐもぐと美味しい鮭の塩焼きがはいった幕の内弁当を食べる間中、入れ代わり立ち代わりに近所の方々がいらっしゃって、職員さんに差し入れをしたり、お返しに何かもらったり、よもやま話をしておりました。6年経っても生々しい震災の爪痕に少々凹み気味でしたが、ここで人の温かさに触れてなんだかほっこりしました。

優しい女性職員さん、コーヒーありがとうございました。
本当に美味しかったです。

柳津13:31発 小牛田行き普通列車に乗車します。

菜の花が咲いています。

小牛田で東北本線仙台行きへ乗り換え、ここ仙台で15:20発 普通原ノ町行きに乗車します。昨年12月に原ノ町まで復活した常磐線で相馬を目指します。

内陸へ1キロちょっと移設されて再開された坂元駅からの眺め。

駅前ロータリーもまだ出来立て。

この後車窓に以前の常磐線線路がちらちらと見えてきます。

こちらも移転した新地駅。

相馬に到着です。

相馬駅では種類はわかりませんが綺麗な桜が出迎えてくれました。

和風ど真ん中の堂々たる佇まいの駅ですね。

ここで折り返し。
16:33発 仙台行き普通列車で岩沼を目指します。

岩沼駅から17:22発 東北本線普通列車で福島へ。

福島で乗り換えて定刻19:14に郡山到着です。

郡山19:30発 やまびこ156号東京行きで帰ります。
車内ではチューハイとともに今回の旅を振り返り。

昨日は過去の自分の思い出をたどって山形から仙台。今日は震災の爪痕をたどった道のり。どちらも道中色々と考えさせられました。じっくりと思いを巡らせながら旅できるのも鉄道旅の醍醐味ですかね。

今日2日目の行程は
大船渡線（一ノ関→気仙沼→まちなか陸前高田→気仙沼）2,140円
小さな旅ホリーデーパス（気仙沼→小牛田→仙台→山下→岩沼→福島→郡山）2,670円
常磐線（山下→相馬→山下）640円
となりました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

【1日目】http://4travel.jp/travelogue/11236544