2010/11/28 - 2010/11/28
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Masakatsu Yoshidaさん
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ムンバイに出張した折、仕事を終えてから休日があったので、30年ぶりに市内観光に出かけました。滞在していたのは、ムンバイ国際空港に近いグランド・ハイアット・ホテルでした。ここは市街地は離れているので、個人でタクシーを半日借り切って、観光名所を巡りました。
ホテルを出てしばらくすると、最近完成したと言うベイ・ブリッジのような近代的な橋を渡り、その後まもなく陸橋の上で停車して昔と変わらぬ屋外洗濯場のドービー・ガートを眺め、次いで旧市街の入り組んだマーケットを歩きまわった後、インド門とその近辺を観光しました。
帰路は、マラバルの丘にあるカマラ・ネルー公園に立ち寄った後、ハジアリ湾の湾岸道路に向かい、湾内に突き出したハジアリモスクを眺めながら走行し、日が暮れる頃ホテルに戻りました。
その時の体験を綴ります。
参考までに、ムンバイの都市構造と近年の変容ぶりを説明します。
ムンバイ市域はGreater Mumbaiと呼ばれ、大別して
・ムンバイ市(Island City)
・西側郊外(Western Suburbs)
・東側郊外(Eastern Suburbs)
の三つの地域から構成されています。
ムンバイの空港は、国内空港、国際空港の何れも、西側郊外のややムンバイ市寄りに位置しています。過去30年の間に空港の北側に近代的な大企業のオフィス街並びに居住地が建設され、目覚ましい発展を遂げました。
従って、ビジネスで出張する場合は、相手先の会社は殆どが西側郊外に集まっています。しかし、いわゆる観光地としては、旧市街地を含むIsland City(別名、Old MumbaiとかSouth Mumbaiと呼ばれます)と言うことになります。
因みに、1981年の市域の人口は824万人ですが、その中でムンバイ市は328万人でした。しかし、2011年の調査では、市域の人口は1,244万人と大幅に増加していますが、ムンバイ市は308万人であり、若干減少しています。つまり、郊外の人口が増えていますが、特に西側郊外が1981年では286万人だったのに対して2011年には553万人と倍増しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1.出発地のホテル グランド・ハイアット・ホテル
取引先の会社が空港の北側にあったので、空港に近いこのホテルを利用しました。ホテルの位置は、西郊外の区域になります。
ホテルのコンシエルジュを通じて、個人でタクシーを半日借り切って、予め希望する観光スポットを指定して、テイラー・メイドの観光をしました。Grand Hyatt Mumbai ホテル
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プールサイドの光景
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2.バンドラ・ウォーリ・シーリンクBandra-Worli Sea Link
午後1時頃、ホテルを出発して間もなく高速道路に入り、しばらく走っていると海の上に架かっている近代的な橋が見えてきました。バンドラ・ウォーリ・シーリンクと言う名前の全長5.6mの海上橋です。この橋は、アラビア海の一部、マヒム湾Mahim Bayを跨ぎ、南端はムンバイ市地区のウォーリと北端は西郊外地区のバンドラとを結んでいます。
落成したのは2009年7月であり、インド初で最長の海上斜張橋です。建設を請け負ったのは、インドのヒンドスタン・コンストラクション社(HCC)ですから、インドの建設会社の技術水準も素晴らしいものです。 -
3.ドービー・ガートDhobi Ghat
ドービー ガートは、ムンバイ旧市街のマハラクシュミ駅に隣接する巨大な屋外洗濯場です。ドービー とは“洗濯人カースト”のことで、親から子へと世襲される職業のようです。
観光案内を依頼した運転手が、鉄道を跨ぐ陸橋の上に車を止めて、ここから洗濯場がよく見えるよと教えてくれました。多数の掘立小屋が並んであおり、路地にはシーツなど洗濯物が密集状態で干されていました。
ムンバイの奇妙な観光スポットですが、余り衛生的とは思えないので、そろそろ近代化すべきではないかと感じました。 -
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4.ヌル・バザールNull Bazarと思われる旧市街
次いで、旧市街地の大きな道路に入り、ヌル・バザールと思われるマーケットなどいくつかのマーケットを巡り歩きました。食品や衣料品とか日用品などを求める現地の住民で混雑していました。昔ながらの庶民の暮らし振りが窺われる風景です。 -
バザールの路地
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バザールの一角にある薄汚れた色のビル
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バザールの店先
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バザールの路地
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バザールの雑貨店
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バザールの衣料品店
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5. チャトラパティ シヴァージーターミナス駅
旧市街の大通りを更にインド門に向けて進むと、その手前に茶色の壁を基調とした壮麗で巨大な建築物が見えてきました。それは、チャトラパティ シヴァージーターミナス駅で、旧名は「ヴィクトリア・ターミナス駅」 (Victoria Terminus)と言い、19世紀にヴィクトリア朝ゴシック建築様式で建造された英国植民地時代の建物です。歴史的な価値のある建築物として、2004年にユネスコ世界遺産に登録されています。
この駅は、鉄道駅として近郊鉄道や長距離鉄道も乗り入れており、インド最大級の乗降客数を誇るムンバイで最も大きな駅となっているそうです。 -
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6.インド門付近
さて、いよいよムンバイ随一の観光スポット、インド門に到着です。インド門の周辺は夥しい車が駐車しており、駐車できるスペースを見つけるのは大変です。
私は、車が駐車場所を見つける前に降車し、1時間後に待ち合わせる位置をこのお店の前と決めて、落ち合うことにしました。 -
インド門はインドへの海の玄関として英国植民地時代に建造された高さは26m、幅15mの建造物で、一見凱旋門の様な風情を見せています。
いつも大勢の観光客で賑わっています。門の裏側にはふ頭があり、エレファンタ島行き観光船も発着しています。インド門 (ムンバイ) 建造物
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インド門の前には大きな広場がありますが、その一角には軍用車と思われる迷彩色の車が停車していました。
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広場に面する大通りの向こうには、堂々たる風格のタージマハルホテルが見えました。
この建物は、一見して西洋風ですが、実はインド財閥タタ・グループの創始者、ジャムセットジ・タタが、インド人建築家に建てさせた豪華ホテルと伝えられています。開業したのは1903年で、ムンバイ第一のホテルとして有名です。
しかし、ムンバイ同時多発テロが発生した2008年11月、テロリストに占拠され多数の客が殺害された事件に見舞われました。それ以来、セキュチティ確保のため、ホテルへの出入りは極めて厳重な警備がされて。
約30年前に、私はこのホテルのカフェを気軽な気分で利用した思い出がありますので、複雑な感慨を覚えます。
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タージ、アハルホテルの海側、即ちインド門右手の沿岸には、近代的なビルが立ち並んであおり、美しい景観を見せています。
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7.カマラ・ネルー公園
帰路には、市街地の中央部にあるマラバルの丘Malabar Hillsに設置されていて、インド初代首相の奥様の名前に因んで名づけられたカマラ・ネルー公園を訪れました。
ここは観光客の関心が低いスポットですが、現地住民の家族連れや友人仲間に親しまれている憩いの場でした。
私としては、色とりどりの花が咲いている樹木が印象に残りました。 -
家族連れが芝生で休憩している風景
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ピンク色の大きな花が鮮やかな樹木
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紫色の花が連なっている樹木
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真っ白な花が満開の樹木
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全面が緑に覆われた樹木に咲く真っ赤な花
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8.ハジアリモスク Haji Ali Mosque
その後、アラビア海に面する湾岸道路に出て、海上に突き出した長い参道の先端に聳えるハジアリモスクを眺めながら、帰路に就きました。
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