2017/03/13 - 2017/03/20
240位(同エリア988件中)
ねずみんさん
ツアー4日目。
この日のスケジュールは、セビリア市内観光。3時間30分。アルカサール・カテドラル見学。
その後3時間バスに乗りグラナダへ行きます。
スペインに行く前は、セビリアと言ったら理髪師しか思い浮かばないくらい、いったいどんなところなんだ?だからと言って、セビリアの理髪師のことをわかっているかと言ったらそうでもない(泣)
いつも思うけど、予習してくればガイドさんの話がもっと理解が深まったことでしょう。ゆっくり街歩きする時間も欲しかったなー。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
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この日は
7:30モーニングコール
8:30スーツケース回収ホテルの部屋のドア外側に置く
9:30ホテル出発・バス乗車。
ゆっくりできた朝でした。
ホテル出発して5分後に「オペラ座」で下車。
通りに面してモーツァルトの像が建っている。
セビリアの現地ガイドは日本人のIさん。よろしくお願いしまーす。
オペラ好きというIさんが、ここで上演されるオペラは素晴らしいと。日本では考えられない手ごろな料金で楽しむことが出来るそう。
本場セビリアで、セビリアの理髪師でも見る?私にとってはレベル高すぎるな~ -
オペラ座の横を歩いて行くと、大変美しい建物がありました。
なんと、病院だそうです。以前は貧しい人々にための救済病院だったそうですが、今は老人ホームになっているそう。
医療職の私としてはとても気になります。中を見学したかったですねえ。自分が勤務していた病院はオンボロだったので、こんな素敵な病院だったら辞めたりしなかったかもしれません。
いまは老人ホームですか・・・入居金はいくらなのかしら? -
近くのパーキングは城壁の一部が今も残ってる。
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セビリアの建物はアイアンの窓装飾が特徴だそう。
裏路地を歩きながら現地ガイドのIさんが説明してくれます。 -
セビリアは人口70万人のスペイン第4位の都市。スペイン南部の政治、経済、文化の中心地で、闘牛やフラメンコの本場で、スペインを代表する観光都市。
路地を抜けると、メトロが走っている通りに出ました。
地下鉄が歴史的建造物に被害がでると計画が中断され、トラムの建設が始まり、現在4路線。ガイドのIさんによると旅行者より住民が利用し、中心地への車利用が減ったそう。 -
広場には観光馬車がおり、一気に観光気分を高めてくれます。乗ってみたかったですね~
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イチオシ
まず、こちらを見学です。
アルカサルへの入口であるライオンの門。
ドラクエのゲームの中に出てくるようなたたずまい。
これからチケットを購入する人がずいぶん並んでいますが、私たちは団体チケットでスムーズに入場させていただきました。 -
アルカサルは、スペインのセビリアにあるスペイン王室の宮殿です。
イスラムとキリストの建築様式が混ざり合ったものをムデハル様式というそうです。その宮殿中庭、左右対称の美しいムデハル様式の正面玄関。 -
この宮殿は、14世紀の王様、ペドロ1世の命により建てられました。
この王様、父親の病死により16歳で即位しましたが、母親を国外追放したり、異父兄と敵対したり、フランス王族ブルボン家の娘と結婚したが仲が悪くそのためフランス王国から反発にあったり・・・
とにかく、あんまりいい王様ではなかったみたい。 -
ペドロ1世はアルハンブラ宮殿のようなイスラム芸術に彩られた宮殿を造るために、スペイン各地から職人を呼び寄せたそう。
グラナダのアルハンブラ宮殿を意識した構造になっている。
ツアー日程では明後日アルハンブラ宮殿を見学することになっている私としては、どこが似てるかがさっぱり。
14世紀に建てられた世界遺産ではあるが、真似した方を先に見学するってどうなんだろう?なんてことをチラッと思いつつ、お邪魔しましたよ。 -
1992年にセビリアで開催された国際博覧会の時の絵が飾ってありました。
セビリアは、コロンブスが新航路探索へ出発した地。コロンブスのアメリカ大陸到達500年を記念し万博が開催されました。
万博といえば、大阪。セビリアはその大阪以来の万博だったそう。万博に合わせたインフラ整備でAVEも建設された。昨日乗ったAVEは万博がきっかけだったのか~
セビリア万博では日本も参加しており、建築家の安藤忠雄が設計したパビリオンは好評で、館内では歌舞伎などの上演も行われたそう。展示された安土城の原寸復元は滋賀県近江八幡市で現在でも公開されているそうです。 -
謁見の間。紋章が描かれた赤とピンクの壁面には祭壇画が飾られています。
コロンブスのアメリカ大陸への航海を見守る聖母マリアの姿が描かれています。 -
コロンブスはここゼビリアからどのように新大陸を発見したのか?
イタリアのジェノバで生まれた優秀な航海家コロンブスは、スペインの援助を求めセビリアに住み、イサベラ女王の経済的援助を受けて、コロンブスは中古の貨物船 サンタマリア号に乗り、新大陸を目指して西回りの コースで船出しました。
ガイドIさん、
おもむろに鞄からスケッチブックとペンをだし、さくさくっと世界地図を書きます。
コロンブスの航路、スペインの植民地となった国、コロンブスが持ち帰ったもの(トウモロコシ、たばこ)など、Iさん手書きのなんとも愛嬌のある世界地図に印を書きくわえながら説明してくれました。 -
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イチオシ
タイル造りの技法はイスラム圏から生まれたものだそう。
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イスラム圏でタイル装飾。
それは、土の建築文化のなかにおいてモザイクタイルなどで飾ることは贅沢このうえなく、費用が莫大にかかり、製作施工が大変だったから。
つまり、権力の象徴であったよう。 -
ここでガイドIさんが鞄から出したのは、ナント!マンガです。
青池保子による漫画が出てきました。
あーなんだか、懐かしい名前、青池保子。昔々「少女フレンド」や「なかよし」で連載マンガを読んだことがあったなあ~
『アルカサル -王城-』
14世紀の中世スペインを舞台にペドロ1世の活躍を描く歴史漫画。
主人公ペドロは、父王の愛を得られぬ幼少時代を過ごした。 父王が戦場で病死をすると、わずか15歳で即位。宰相に思うがままに操られる傀儡の王となる。この宰相を追放し幽閉されてしまう。しかし貴族を利用して権力を取り戻したペドロは、この経験を基に、決して裏切りを許さない専制君主となる。
てなことを、マンガの1コマ1コマを指しながら、このアルカサールの主、ペドロⅠ世の生涯を教えてくれます。
このIさんの鞄、他になにが入っているのかな?次は何を出すのかな?気になる~ -
私は「少女フレンド」や「なかよし」よりも、「マーガレット」や「りぼん」が好きでした。マーガレット連載の「ベルサイユのばら」このマンガでマリーアントワネットやお姫様に興味を持つようになりましたねえ。
今度、青池保子「アルカサル」も読んでみよう。
大使の間 3つの馬蹄型のアーチ。アラベスクの典型といえる文様。 -
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イチオシ
乙女のパティオ
乙女の中庭は回廊に囲まれた空間。ネーミングからしてかわらしい。とっても素敵な雰囲気。
ペドロⅠ世がアルハンブラのような宮殿を作れと指示したので、ここも
「まさにアルハンブラ宮殿をコピーしたかのよう」
だそうですが、
私はコピー元のアルハンブラを見ていないので、ここはここで十分素敵じゃないか
思いました。とにかく「乙女の・・・」っていう名前がかわいいじゃない♪ -
イスラム建築・ムデハル式の内部装飾
『大使の間』のヒマラヤ杉の天井。 -
細かな装飾、アーチのカーブにまで飾りが施されている。
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箱根の寄木細工的な色合い。なんか懐かしい感じ。
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鮮やかなブルーから浮かび上がる細やかな文様
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アルフォンソ10世が建てたゴシックの宮殿です。
聖母マリアの祭壇画が置かれています。天井の黄色いリブ・ヴォールトが特徴ですね。
アルフォンソ10世って誰?
アルカサールを建てたペドロ1世より200年くらいあとのレオン・カスティーリャ王だそう。 -
壁面のタイルは、アラベスク模様が織りなす不思議な模様にうっとり。
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【最初のスペインへの移民は17世紀の支倉常長による「慶長遣欧使節」がセビリア近辺にあるコリア・デル・リオに長期滞在したことに始まる。】
そんな遥か昔、日本からスペインを訪れた人たちがいたんですね~。船に揺られて何日間もかかったことでしょう。直行便で14時間、遠いよお~なんて言ってる私と同じ日本人とは思えませんね~
ここで、今度Iさんが鞄から取り出したのは・・・
その支倉常長のスペインへのお礼の手紙。
昔の人の達筆の巻物。読めませ~ん。
慶長遣欧使節団の中には、日本に戻らなかったメンバーが約8名ほどおり、その子孫が現在、スペインに多数いるといいます。
その町には現在、ハポン(スペイン語で日本のこと)と名乗る人が約700人いるそうです。「ハポンさん」テレビ・アンビリーバボーで見た記憶があります。
2013年セビリアを訪問された皇太子さまは、仙台藩が400年前にスペインに派遣した「慶長遣欧使節団」の子孫といわれ、スペイン語で日本を意味する「ハポン」姓の人たちとの交流レセプションに出席し、懇談された。
集まった「ハポンさん」たちは約30人。自営業アウグスティン・ハポンさん(49)が「日本という姓を持つことができて非常に幸せ。本当に誇りに思っている」と話すと、皇太子さまは「こんなにたくさんのハポンさんに会えてうれしい」と応じられた。(日本経済新聞電子版より)
Iさんは、皇太子とハポンさんが会っている写真も見せてくれました。Iさんもその場にいたそうです。
わたしもハポンさんに会ってみたくなりました。
しかし、まるでどらえもんのポケットのような、Iさんの鞄!
すごいよ、すごすぎる~!!Iさん!
ガイド魂がいっぱい詰まった鞄、たまりません。 -
「タペストリーの間」
壁一面、大き過ぎるタペストリーが展示されている。
タペストリーって中世のお部屋を暖める意味があるって思っていたが、夏は40℃を超えるここでも必要なものだったのでしょうか?それともこれも権力の誇示? -
幾何学模様の生垣と大きなヤシの木が青空に映えます。
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イチオシ
王城の庭園幾何学模様の生垣とたくさん植えられている椰子の木が特徴的です。
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イチオシ
1時間のアルカサール見学を終え、次は大聖堂の見学です。
見えるのは、ヒラルダの塔(高さ98M)
あとで登ることになっています。楽しみ♪ -
大聖堂見学時間は11:00から。
大聖堂を取り囲むように見学者が並んでいました。
セビリア大聖堂はスペイン最大。世界では3位の大きさの大聖堂と紹介されている。 ちなみに1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂だそう。 -
中庭は広く、オレンジの木が植えられている。
見学前にトイレ休憩。とっても近代的なおトイレでございました。 -
イスラム時代のモスク跡地に建てられたキリスト教会で、15世紀から約100年もの歳月をかけて造られたそうです。
カテドラル北側の翼楼のファサード「受胎の門」 -
主祭壇には、キリストやマリアの生涯など聖書の45場面が、繊細な彫刻によってびっしりと描かれています。
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聖歌隊席の椅子とパイプオルガン。
椅子マホガニー材で作られているそうです。 -
キリストとマリアの絵に挟まれた司教席
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鏡が取り付けれており、その鏡を覗くと、天井の模様が映し出されるようになっています。
首や肩が痛むお年頃の私たちに素晴らしい配慮です。 -
あまりにも有名なコロンブスの棺です。
カスティージャ、レオン、ナバラ、アラゴンの4王に担がれています。
お葬式の最中の一場面って感じのモニュメント?
実際にはこの中にご遺体は入ってないそうです。
ですよね~
いくらなんでも土葬か火葬しないとね。
コロンブスは新大陸発見を夢見て4度も航海し、亡くなったそうですが、ご遺体はまず、亡くなったドミニカ共和国に葬られ、次にセビリアの修道院に納められた。
3番目はコロンブスの遺言に従ってサントドミンゴ大聖堂へ。
4番目はスペイン領であるキューバの大聖堂へ移された。
その後、アメリカがキューバの管理権を得たことから、キューバの大聖堂にあるコロンブスの遺骨をスペインに移送した。
すると3番目に遺骨を所有していたドミニカ共和国がその遺骨はコロンブスの息子のもので、本人の遺骨はずっとドミニカ共和国にあると主張。
現在もスペイン・ドミニカ共和国どちらに本人の遺骨があるかは不明のままだそう。
Iさんは、ここにあると思いましょうとお話を締めくくりました。
もはやコロンブスはどこにいる?謎ですねー。
航海士だったんだから、海に散骨なんてどうでしょう?いいと思うんだけどなー -
銀製の聖体顕示台
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「無原罪のお宿り」
原罪の御宿りとは、聖母マリアが、神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れととがを存在のはじめから一切受けていなかったとする、カトリック教会における教義のこと -
中央祭壇の前の「聖フェルディナンド」
セビリアでは偉人?
なんかこれから球技しますよーって感じ。ボールの大きさからしてハンドボールか? -
ペドロ・デ・カンパーニャ作「十字架降下」
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楕円形の形をしたルネサンス様式の部屋
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ムリーリョ作「無原罪のお宿り」。
ここでも無原罪のお宿り!
マリア様は初めから神と一致していることが示されているという。 -
このような楕円形の部屋は大変珍しいそうです。
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宝物の数々
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サン・アントニオ礼拝堂 ステンドグラス
2人はセビリアの守護聖人。セビリア大地震の際にこの2人が現れて、倒れかかったヒラルダの塔を支えたという伝説が描かれています。
日本で地震が来た時も支えてくれたらよかったのに・・・ -
さて~
ステンドグラスに描かれていたヒラルダの塔に登りましょう♪
この塔には階段はなく、壁面沿いにらせん状に続くゆるやかなスロープを登ります。 -
途中に見えた大聖堂。
ゴシックですね~、とんがってますねえ~ -
ゆっくりスロープを昇り、7分かけてやって来ました。
ヒラルダの塔の鐘楼には28個の鐘があります -
ヨーロッパによく見られる赤い屋根とか統一された色合いの家とかそういう景色ではありませんが、高い建物もなくどこまでも平たんな土地であることがわかります。
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奥の方にマエストランサ闘牛場も見えます。
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イチオシ
塔の真下の広場。
観光客がヒラルダの塔を見上げて写真を撮っているのがわかる。その写真に私は写っているだろうか? -
スペインの、たぶん中学生の課題授業。先生が鐘について説明されている。みんな先生の次指す方向を見てお話を聞いているようすが微笑ましい。
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ヒラルダの塔はかつてはモスクの尖塔であったという。二連のアーチの窓わくやアラベスク模様がイスラムの名残りだそう。
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アルカサールと大聖堂の見学終え、狭い路地を歩きます。
建物の壁が白く塗られているのは、強烈な夏の暑さをしのぐ工夫、狭い路地と少ない小さな窓も日差しを避けるための工夫だそう。
街灯のデザインが素敵! -
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いったい街のどのあたりを歩いているのか?全然わかりませんが、とにかくツアーの方のうしろを歩きます。
城壁の名残りかなち思っていたところは、アルカサールの一部だったようです。 -
公園の中を歩いていきます。
ランチの時間を気にされているのかガイドさんが歩くのが早い早い。
待ってえ~
こういうときはもう少しゆっくり歩いてほしいなあ・・・ -
公園を抜けて、大通りを渡ります。
黄色いおもちゃのような車は、路上のごみ集めの車でした。車の下にルンバのような円形のブラシが忙しく回っていました。 -
一旦バスに乗り、すぐ降りて、スペイン広場に来ました。
まぶしい日差しの中噴水が気持ちいいですね。 -
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水路のそばではフラメンコ。
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橋の欄干は、すべて陶器でできています。
青と黄色の、なんだか日本的な感じのするデザインです。 -
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今日のランチは、こちらのレストラン「サンマルコ」
宿泊したホテルの隣になります。
現地ガイドのIさんとはここのレストランでお別れです。
楽しいガイドをありがとうございました。どらえもんのポケットのようなIさんの鞄、素晴らしかったです(^O^)/
またいつか、今度は数日滞在してセビリアの街を楽しみたいと思いました。
その時はまたIさんのガイドを聞けたらいいな♪鞄にも会いたい! -
外観はさっぱりしたレストランでしたが、内部は宮殿を思わせる豪華な雰囲気。
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【今日のランチは前菜をお選びいただけるチョイスメニューをご用意します】
ということで、夫が選んだサーモンのカルパッチョ -
私は、サーモンのクリーム包みパイ焼き。
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イベリコ豚のトマトクリーム、だったかな?
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チョコレート掛けシュークリーム。
このチョコレート、濃厚過ぎて食べられませんでした。 -
レストランを出て、バスに乗り、セビリア街はずれの城壁跡の見ながら、高速で次の街グラナダに向かいます。
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整然と並ぶオリーブの木。
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途中のサービスエリア的な場所で休憩。
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このあたりのコンクールで金賞に輝いたというオリーブオイル購入。
自宅用と友人にお土産しました。
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