2017/02/05 - 2017/02/19
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Weiwojingさん
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四川省の旅も後半を迎えた。四川省と言えば、パンダを見たり、九賽溝、峨眉山などの有名な観光スポットへ行く人が多いが、今回の旅行ではこうしたところを敢えて訪ねることはしなかった。いくら世界遺産に登録されているとはいえ、どこも混雑していて、観光地を見るのではなく、まるで人を見に行くような具合で、最近はあまり人が多いところには行きたいとは思わなくなった。
そこで古い歴史を持っ古鎮を訪ねてみたいと思った。四川省そのものが歴史のある省なので、あちこちに長い歴史を有する古鎮があるようで、先ずは「黄龍渓」を訪ねてみた。しかし、訪れてみると、黄龍渓はいかにも作りものと言った風の街並みとあまりにも観光化していて人が多く、感興をそがれてしまった。
そこで今回は、2000年以上の歴史を有する古鎮を訪ねた。名前は「ろう中」と言い、中国語で「ろう」は門と良を組み合わせた文字で、日本語にはない。そこで中国語で書くと、文字化けしてしまい表すことが出来なかった。
成都から3時間ほどのところである。前に訪ねた黄龍渓と比べると、思ったほど観光地化しておらず、いかにも古い街で、人々が普通に生活し、観光とは無縁の生活を営んでいて、大いに興味を覚えた。この街で一泊した。
- 旅行の満足度
- 4.5
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「らん中」は古色蒼然とした街で、その歴史は2300年を超えている。どこを歩いても昔の雰囲気が表れていて、大いに感興を覚えた。
先ずは、街歩きはこの「華光楼」という楼閣から始めた。街の真ん中に建っている塔で、最初唐時代に造られたが、火災などで1867年(清・同治6年)に再建された。 -
華光楼は高さが25.5メートルあり、その展望台から周囲を眺めてみた。古い街並みが広がり、黒い屋根瓦の家々が広がる。清朝時代の雰囲気が濃厚である。
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周囲は軒の低い家並みが見られ、全然現代的なビル等は見られない。
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展望台から見た街は屋根瓦の家々が連なり、一気に100年前にタイムスリップした気がする。
「らん中」は中国四大古鎮の一つで、山西省の平遥、雲南省の麗江、安徽省の黴州と共に旧市街の古い街並みは郷愁を誘う雰囲気が濃厚である。 -
街の何カ所かに、このような牌楼が建てられている。この牌楼には「状元坊」と言う名前が記されている。
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街を歩いてみた。平屋の家々(わずかに2階建ての家もあるが)が建ち並び、清朝期にタイムスリップしたみたいである。人がおらず、静かな街並みが心地よい。正に小生が求めていたものである。
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とある店で珍しいものを見っけた。これは一体何だろうか。説明されているものによると、これは「叫化」という名前で、周りの土を取り除くと、中に鶏が丸ごと入っている。
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知人の勧めでこのレストランで遅めの昼食をとった。2時過ぎていたので、客の姿はあまりなかった。
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昼食に餃子を食べた。知人の話だと、ここの餃子は大変おいしいそうである。小生が注文したのは右側、知人が頼んだのは左側である。左側はたくさん唐辛子が入っていて、いかにも辛そうである。小生が頼んだ方はスープにたくさん餃子が入っているが、辛くはない。しかし、かなりの分量であった。
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宿泊した杜家客楼で、清朝中期に建てられた建物を利用していて、伝統的な建築様式を見ることが出来る。
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夜の杜家客楼の入口。ここはゲストハウスと言ってもよいであろう。
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建物の中を見て回った。
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中庭の美しさはまるで幻想的だ。静けさと厳粛さが感じられる。
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だんだん奥の方に行くと、伝統的な建築様式の建物を見ることが出来る。
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ゲストハウスの食堂では朝食だけしか食べなかったが、おかゆやごく一般的な料理しかなく、素朴な感じがした。しかし、それだけで十分である。
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館内をあちこち見て回った。
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街を歩いてみた。この古鎮での名物は「張飛牛肉」(手前)で、色々なところで売られている。
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ワカサギのような小さな魚が油で揚げらて、あちこちの店で売られている。、
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多くの店でこのような酢の宣伝をしていて、店によって様々な工夫をしている。この地域は酢の生産で有名なようである。
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この町の特産品は「保寧酢」と言う名前で知られている。
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大きな壺に酢が入っていて、5年間寝かした5年物の酢が売られている。
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これらは何だろうか。麺だろうか。
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外に出された椅子の上に野菜が乾されている。何という野菜の名前かは分からない。
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天主堂という古いカトリック教会があり、古都にぴったりの教会である。
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もう一つ教会があったが、こちらはプロテスタントの教会で、「基督教福音堂」と言う名前である。この日は日曜日でななかったので、開いていなかった。
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門の隙間からのぞいてみると、なかなか立派な雰囲気である。
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地元の人々は観光ズレしておらず、生活はごく自然体で、観光客にはほとんど関心を示さない風であった。
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昔の服装をした人々がいた。本物の人間である。
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こちらは本物の人間ではない。人形だ。
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昔の服装をしたスタッフが休憩中なのだろうか。熱心に携帯電話を操作中で、昔の武人の服装と携帯の取り合わせの面白さにしばし見とれてしまった。
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展示会場を見ていると、大変興味のある展示部屋があった。それはあらゆる手を使ってカンニングをしようとする行為が紹介されていた。
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こちらの方は小さな紙(4㎝×15㎝)にぎっしりと書かれたもので、このようなカンニング行為をするのに長時間費やすならば、少しでも覚えた方がいいのでなないかと思うが、いかがだろうか。
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見たことがない様々な道具類が売られていて、大いに興味を覚えた。
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夜の街をぶらぶら歩いてみた。
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夕飯を食べるために、ある店に入った。中国ではレストランに行くと、多くの店ではこのように食器がビニールでパックされていて、衛生的に優れている。
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夕飯にはこのような料理を3種類注文した。四川省だけあって、どの料理もトウガラシが使われていて、大変辛い(ただし、上の左側の卵とトマトの料理は辛くない)
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船に乗り嘉陵江を渡り、南津閣という古鎮へ出かけた。船に乗ると言ってもほんの5分位にすぎなかった。
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夜は「らん苑仙境」という野外イベントを見に出かけた。
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このイベントは南津関 (Nanjin Guan)というところ で開催された。劇場で行われるのではなく、街中を利用して、移動しながら行われた。
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このイベントは屋内で行われたのではなく、野外を利用したもので、2時間くらいの間に場所を変えながら、次々とパフォーマンスが行われた。
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「貢院春秋」というテーマの学びの場を再現したものである。
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ショーはこの2人の人によって先頭された。
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「桑蚕舞」(①)
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「桑蚕舞」(②)
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様々な日常生活を歌と踊りで表現している。
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「影絵」もあった。中国南部ではしばしば見かける。
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夜間は街中がきれいにライトアップされ見事である。川にかかる橋もきれいにライトアップされている。
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早朝の街中は人の姿もまれで、ひっそりしてる。
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地元の方々。
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大きなティーポットから勢いよく水が流れている。
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昼食に食べた料理の数々。これで3人分である。
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花の形をしたろうそくが売られている。
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四川省独特の屋根の四方が反りかえった建て方が異彩を放つ。
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最後に成都へ戻る前に革命の聖地と言われるところを訪れた。
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様々なモニュメントが作られ、革命の意義を説明している。
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