201012山陰旅行 2日目 【島根県（安来、松江）】

2010/12/24 - 2010/12/24

山陰旅行の2日目は前泊した安来町で足立美術館とどじょうすくいで有名な安来節を見学する。その後、松江に移動。松江城や宍道湖などを鑑賞。宿は米子から日本海沿いにある皆生温泉に宿泊する。

2日目
足立美術館前11:20～米子駅前11:50/12:13(やくも7号)→松江12:36
松江16:01(やくも24号)→米子16:25/16:33～皆生温泉16:56　海色・湯の宿松月

エリア 島根

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目。さぎの湯温泉で迎える朝。
今日はまずホテル近くにある足立美術館と安来節演芸館を訪れる。

ホテル周辺の風景はのどかな田園風景。
足立美術館がオープンする9時までちょっとだけ周囲を散策した。

ホテルからは目と鼻の先にある足立美術館。
足立全康氏が1970年、70歳の時に開館したもので近代日本画を中心とした美術館。

足立美術館 美術館・博物館

絵画作品の撮影、掲載はできない。
この美術館、日本庭園でも名高く、施設内には5万坪にも及ぶ日本庭園が設けられている。

庭園は「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれている。
庭園もまた一幅の絵画であるという創設者の言葉がそれを表現している。

順路に沿ってじっくりと見学していく。
絵画作品をはじめとして施設は広く、2時間以上の見学時間を設けておくと良いと思う。

室内の枠を額縁ととらえ庭園を絵画作品として見ることもできる。
芸術的な感性を磨いた時間であった。

さて、足立美術館の次は安来名物、安来節を見ようと安来節演芸館を訪れる。
こちらも足立美術館から近く、観光に便利な立地だ。

安来節演芸館 名所・史跡

定時になると安来節の実演を見ることができる。
伝統芸能に触れ、その土地の文化を知っておきたい。

公演は約30分間。
前半で民謡の安来節を紹介、後半ではお楽しみどじょうすくいの演目がある。
宴会芸のようなユニークな動きを披露するどじょうすくいが面白かった。

足立美術館、安来節と見学をし、送迎バスで米子駅に。
米子からは山陰本線で松江を目指す。

米子駅 駅

米子駅からは境港までの境線が運行。
境港はゲゲゲの鬼太郎ゆかりの地であり、米子駅ホームにはモニュメントなどがたち並んでいた。

米子からは特急列車で約25分。松江駅に到着。
島根県の県庁所在地だ。

松江ではレンタサイクルで市内を観光する。

松江駅 駅

駅から１．５ｋｍくらいの場所に松江城があり、周囲には堀がめぐらせてある。
風情のある街並みである。

まずは松江城を見学した。
堀尾氏、京極氏、松平氏を城主とし、江戸時代には松江藩の藩庁として機能した。

松江城 名所・史跡

天守閣からは松江の街並みが広がる。

城から出ると雪が降ってきた。
城まわりの堀をまわって次の目的地に。

この周辺、堀川めぐりとして遊覧船が運行しており、船から城下町の様子を見学することができる。

掘りまわりには昔ながらの風情の建物が建ち並ぶ。

雪も降っているし、ちょっと避難を兼ねて昼食とする。
出雲といえばそばということでお蕎麦屋さんに入る。

出雲のそばといえば割子そば。
三段の丸い漆器にそばを盛って出す形態。
だし汁は一番上のそばの器に入れて味わいます。

八雲庵 グルメ・レストラン

雪はやまない。
続いて小泉八雲旧居に。
小泉八雲が、旧士族根岸家の武家屋敷を借りて1891年5月から熊本に転任する11月までの6か月間住んだ邸宅。当時の日本を広く世界に紹介した功績がある。

小泉八雲旧居 名所・史跡

さて、これで予定していた観光ポイントはすべて回った。
帰りは宍道湖沿いをサイクリングして松江駅に戻ろう。

宍道湖は周囲４７ｋｍの汽水湖。
シジミ漁が有名で周辺の土産物店でも宍道湖のシジミを使ったものが入手できる。

また、松江しんじ湖温泉という温泉も湧き、温泉旅館も点在。
ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉の温泉で、蛇口をひねると温泉が注がれるホテルもある。

お湯かけ地蔵足湯(一畑電車松江しんじ湖温泉駅) 名所・史跡

宍道湖大橋から西側に宍道湖が広がる。
これを渡って松江駅の方向に向かう。

雪がやみ、天気が回復してきた松江駅前。
ここから米子駅に向かい、皆生温泉行のバスに乗り換えた。

松江駅 駅

米子駅から路線バスで約25分。皆生温泉に到着。
日本海に面した温泉で泉質は塩化物泉。

温泉に面した海岸には皆生温泉の基礎を築いた人物の像が建つ。

今日の宿は海色・湯の宿松月。
塩化物泉の温泉が楽しめ、管内4カ所の貸切風呂ののうち、一カ所を無料で利用することができる。温泉は放流・循環ろ過併用式。

皆生松月 宿・ホテル

そして夕食。日本海の海の幸を中心に品ぞろえが豊富。
味付けもよく、宿泊料を考えるとコスパの良い宿だった。

昨夜に引き続きいい宿に巡り合え、いい旅ができている。
明日は出雲大社とその周辺を観光。山陰旅行も後半に入る。