2016年10月 凱旋門賞とスイス鉄道の旅(１) 香港・凱旋門賞編

2016/09/30 - 2016/10/06

2016年、今年も行って来ました凱旋門賞。今年はロンシャン（Longchamp）競馬場の改修によって鉄道で40分のパリ郊外に有るシャンティイ競馬場で開催されました。
今年の出走馬は「83回東京優駿 日本ダービー」を制し、凱旋門賞と同じコースの前哨戦G2「第65回ニエル賞」も勝ったマカヒキが出走します。
日本馬で初めての凱旋門賞制覇の夢を追います。

凱旋門賞の後は、長年行きたかったスイスのユングフラウヨッホ（トップ・オブ・ザ・ヨーロッパ）の鉄道の旅です。弾丸旅行となりましたが、すばらしい絶景は一生の思い出となりました。

今回の旅行の目的
（１）凱旋門賞観戦　シャンティイ競馬場・芝2400ｍ

（２）国際列車TGVリリアでパリ・リヨンからスイス・ジュネーヴ乗車。

（３）スイス　ゴールデンパスラインに乗車

（４）ベルナーオーバランド（BOB）鉄道
　　　ウェンゲンアルプ（WAB）鉄道
　　　ユングフラウ（JB鉄道）と乗り継いでトップ・オブ・ヨーロッパ
　　　世界遺産ユングフラウに行く事。

今回の旅の世界遺産
登録名：ユングフラウ-アレッチュ-ビーチホルン
登録年：2001年　2007年
分類：自然遺産

登録名：ラヴォー地区の葡萄畑
登録年：2007年
分類　：文化遺産（ワインづくりの長い伝統と歴史を評価された）

全日程
◎が今回の旅行記

2016年9月30日（金）　
◎福岡10時20分発（CX511）香港15時05分着
中国・深圳で夕食　　
　
10月1日（土）　
◎香港9時50分発（CX279）パリCDG 16時40分着
　　　　
◎10月2日（日）凱旋門賞　観戦
　　　　　　　　
10月3日（月）　
パリ7時07分発（TGVリリア9761）ジュネーヴ 10時30分着
ジュネーヴ 11時00分発（IR1817）モントルー 12時07分着
モントルー 13時44分発（ゴールデンパスラインMOB）ツヴァイジンメン 15時32分着
ツヴァイジンメン 15時38分発（ゴールデンパスラインインBLS）インターラーケン着16時49分着
インターラーケンオフト17時15分頃（BLS）インターラーケンヴェスト

10月4日（火）　
インターラーケン 6時00分発（BOB鉄道）ラウダーブルンネン 6時25分着
ラウダーブルンネン 7時07分発（WAB鉄道）クライネシャテック 7時50分着
クライネシャテック 8時00分発（ JBユングフラウ鉄道）ユングフラウヨッホ着8時52分着

トップ・オブ・ヨーロッパ
ユングフラウヨッホ 10時00分発（JB鉄道）クライネシャテック 10時50分着
クライネシャテック 12時03分発（WAB鉄道）グリンデルワルト12時42分着　
グリンデルワルト 13時19分発（BOB鉄道）インターラーケンオスト 13時54分着
インターラーケンオスト 14時00分発（IC974） バーゼル15時59分着
バーゼル発（TGV9226）パリリヨン 19時37着　　　　　　　

10月5日（水）
パリCDG（キャセイCX260便）発　

10月6日（木）
香港 6時45分着
香港 11時15分発（ドラゴンエア）　福岡　着

写真は凱旋門賞が行われたシャンティイ競馬場（代替競馬場）

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年 9月30日（金）

9月17日から19日は台湾旅行、そして9月30日からは香港経由でフランス・パリへ出発と超過密スケジュール。

仕事をひとつひとつこなし、なんとか出発までこぎつけました。
今回も福岡国際空港から出発です。

両替　ユーロは必ず国内で。
50,443円で430ユーロ　１ユーロ／ 117,31円　100円／0,853ユーロ

スイスフランは前回のがあるので少しだけ両替。
9,820円で90スイスフラン　1CHF／109,11円 100円／0,916スイスフラン

９月の台北と同じ、台北経由香港行き511便で出発。

キャセイパシフイック航空　機材はA330だったかな？

エコノミークラスです。

福岡～台北間の機内食はチキンカレーです。

この便は香港直行ではなく、台北経由となります。

台北～香港間の機内食はジュースと簡単なスナック菓子。

直行便より時間がかかるため4時間45分で香港に到着。

機場快線(香港エアポートエクプレス）
往復券160HKD／2,112円　カード決済

香港エアポートエクプレスの車内

九龍駅に到着。九龍駅から無料シャトルバスでホテルへ向かいます。

エアポートエクプレスのチケットで乗れるFree Shuttle Bus

係の方にジョーダン（佐敦）行きのバスを尋ねたらK-1ラインと教えてくれた。
バスケのジョーダン様のおかげで覚えやすい地名だ。

香港エアポートエクプレスの無料バス
K-1のルート
九龍駅 → 地下鉄佐敦（ジョーダン駅-下車のみ） → KCR紅磡（ホンハム）駅下車のみ →ウォンポア ガーデン → ハーバープラザ ホテル → ハーバープラザ メトロポリス → KCR紅磡駅（乗車のみ） → 地下鉄佐敦駅（乗車のみ） → 九龍駅

地下鉄佐敦（ジョーダン駅）駅からかなりはなれた所にあるK-1の佐敦バス停。

今日、泊まるホテルは、 MRT佐敦駅に近いレインボーホテル。

お部屋です。

ホテルを出るとすぐ両替所があったので4,000円両替。

4,000円両替で290HKD
レートは0,0725　　10円／0,725HKD　10HKD／138円

香港で観光の予定はないのでMRTに乗って中国の深圳に出かけます。

香港の羅湖站から羅湖口岸（イミグレ）を通過し中国深圳に到着。

新都大飯店（センチュリーホテル）２階のレストランで飲茶をいただきます。

丹桂軒というレストラン。笑顔でお出迎え！

予約はしてないので飛び込みです。

夕食の時間に飲茶。
飲茶の種類は少ないのですが、上品な空間で飲茶もいい。

千炒滑牛河　62人民元／1,039円

牛肉と野菜（玉ねぎ・もやし）が入った焼きうどんみたいな料理です。

でてきた料理をそのまま撮影したので見えませんが牛肉がいっぱい入ったオススメの品です。

特色小龍包22元と水晶鮮蝦餃（エビ餃子）26人民元／436円

小龍包は台湾より一回り大きめ。肉汁が入っているタイプではありませんが、おその代わりお肉ぎっしりって感じです。

エビ餃子もプリプリしたエビがいっぱい入って絶品です。一人で４個は食べられません。飲茶は人数がいれば、いろいろな種類を少しづつ食べられるのに！
一人旅の辛いところです。

鮮芒果布丁　18元／302円
マンゴープリンは、前にもいただきましたが普通です。

お茶代を入れて全部で155人民元（中国元は両替していないので羽田空港両替レートで計算すると2,600円）

暗くなった深圳を後にします。

MRTで佐敦まで来ました。
ホテルの近くに牛乳プリンのこのお店があるのは嬉しい事です。

左側の許留山ではありません。右側はマカオが本店の港澳義順牛公司 (佐敦店)

牛乳プリン（冷たい方を注文）28HKS／390円

甘味が抑えられて上品な味です。

ホテルに戻り、早めに就寝。

2016年10月1日（土）
6時に起きる予定が目覚まし時計がならず、まさかの朝寝坊。7時に目が覚める（汗）

飛行機に間に合わない時間ではないがあわててホテルを出発。タクシーで九龍駅まで行き香港エクスプレスで空港に8時5分に到着。

搭乗手続きとイミグレーションを通過すれば一安心。昨晩電源コンセントのプラグ形状が合わず充電出来なくてスマホの電源を切ったのが失敗、目覚ましをセットできませんでした。

ここまで来てやっと落ち着きました。
キャセイ・パシフイックのビジネスクラスラウンジ　THE WINGに入ります。

キャセイパシフイックのラウンジで朝食。

ヌードルバーで日本のラーメンを注文。味噌味なのか醤油味なのか？
味が薄くて選択失敗。普通にワンタン麺か坦々麺にすればよかった！

香港9時50分発　CX279　パリ・シャルルドゴール空港行き

CX279便　29ゲートから出発。

機材はボーイング777-300ER

エコノミークラス、12時間じっと我慢です。

最初の食事

パリ・シャルルごゴール空港に到着。長かったです。

画像は機載カメラの映像

空港に着くとターミナルの外へ出たくなる（写真を撮るのが目的）

キャセイはターミナル2A　2AはRER乗り場まで遠い遠い。

RERでパリ北駅までのチケットを券売機で購入。

前は日本発行のクレカはじかれたけど、今は使えて良かった
（クレカ以外はユーロコインしか使えなかった）

10ユーロ／1,158円

新しい車両でした。

パリ北駅(Paris Gare du Nord)に到着。

競馬仲間の友人に予約をしてもらったホテル ヨーロッパ　
２泊181,8ユーロ／21,238円

パリ北駅から徒歩10分。便利な所です。

お部屋

凱旋門賞を観戦する前に必ずここに来ます、凱旋門を見ないとパリに来た気がしないので。

シャンゼリゼ通りを歩きながらお土産探し。

モノプリに来ました。ワンパターン化してますが、好評のマドレーヌを購入。

メトロ２号線　Pigalle駅から徒歩５分で目的のレストランがあります。

このお店・日本のテレビで紹介された Le petit canard
日本語に翻訳したら「ちいさな鴨」という可愛い名前のお店です。

テレビで紹介された、マグレ・ド・カナール（magret de canard）という料理をいただきます。フォアグラを取るために飼育された鴨の胸肉をレアで焼き上げる料理！

オニオンスープ

美味しい、万国共通の味で期待を裏切らない。
次のメインに期待が膨らみます。

えっ！これは？
うそ。

ああっ～～～

痛恨の注文ミス？
鴨は鴨でも胸肉ではなく、もも肉・・・

言葉が見つかりません。
来年まだ来ます。

メニュー

メイン（PLATS）の上から２番目を指差して注文した時に「マグレ・ド・カナール」と発言したのに、１番上のConfit de canardになっていた。

オニオンスープ、白ワイン、コンフィ・ド・カナール　31ユーロ／3,640円

2016年10月2日（第一日曜日 凱旋門賞当日）

朝８時にホテルを出発。

パリ北駅

今年はシャンティイ競馬場で開催。パリ北駅15番線ホーム前で凱旋門観戦メンバーと待ち合わせ。

Paris-Nord (パリ北駅）から
Chantilly-gouvieux（シャンティイ・グヴィユ）駅までのチケット　8,7ユーロ／1,020円（往復を購入）

この列車でシャンティイ競馬場に行きます。

パリ北駅からシャンティイ・グヴィユ駅まで約30分で到着。

☆ Gare de Chantilly-gouvieux

シャンティイ・グヴィユ駅前

競馬場まで少し歩きます。

競馬場に入る前に凱旋門賞のスタート地点が有りました。今年栄光を掴むのは、日本ダービー馬　マカヒキか？それとも・・・

スタート地点で凱旋門賞の発走するのを見るのは無料です。
但し、ゴールは見れません。

本番はスタートしてすぐ左に曲がります。

開場の10時まで裏側に入り口で待ちます。

PARIS-TURF
マカヒキの写真とエルコンドルパサー、ディープインパクト、オルフェーブルの活躍を書いた記事

凱旋門賞のチケット 30ユーロ／3,520円とレーシングプログラム ５ユーロ／590円

入場料は毎年高くなる一般席で3,000円以上は高すぎる。

シャンティイ競馬場は初めてなので、いろいろ周ってみます。

スタンドはロンシャン競馬場に比べ小さいです。

パドックを見学。

☆ シャンティイ競馬場

10時開門　青空も見えてきました。

１番人気は２番　ポストポンド

今年こその願いを込めて　14番枠　14番マカヒキ　頑張れ～！

10番は、牝馬のファウンド。

14番マカヒキの単勝は上がってきて現在4,3倍

美味しそうな馬券！

今年の凱旋門賞は第４レースに組まれていました。

競馬仲間に話では、今日仮柵が取れて内の馬場が有利。
確かに１レースから３レースまでは先行馬が勝利し外を回った差し馬はほとんど全滅の状態！

マカヒキも前で競馬をした方がいいような気持ちになりながら出走を待ちます。

第95回凱旋門賞出走しました。

31,1　14番マカヒキ は外側の先行集団いい位置と思ったのですが・・・
　　　ポストポンドも

一番外側はフランキー騎乗のオーダーオブセントジョージ不気味です。

1,00,6　マカヒキ外側５～６番手

1,28,6　シャンティイ城をすぎて下りに入るところ

1,50,5　最終コーナーを回って直線600mをすぎた所。
マカヒキが外からオルフェーヴルのように直線絶対に延びると信じていた時です。

2,06,4　300m手前マカヒキは直線後退（右から２番目）絶望的な位置。
この場面で史上初となるの日本馬の凱旋門賞優勝はあきらめました。

先頭で目の前を通過するのは10番ファウンド（ライアン・ムーア騎手）

そしてマカヒキは、流すような感じで目の前を通過して行きました。

こんなマカヒキ見たくはなかった。まあ、無事に完走できたので・・・

マカヒキが目の前を通過した頃、ゴール番前では10番ファウンドが栄光のゴールをする所でした。

今年も日本馬の優勝はお預け。95年の歴史の中で欧州馬しか勝てない凱旋門賞！
来年に期待します。

優勝10番　ファウンド　４歳牝馬58キロ（ライアン・ムーア騎手）
２着 4番　ハイランドリール　（JA･ヘファナン騎手）
３着 8番　オーダーオブセントジョージ　（ランフランコ・デットーリ騎手）
ポストポンドは５着　マカヒキは14着という結果です。

皆さんもご存知のように凱旋門賞史上初１着から３着までアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎の馬した。

昨年は、名牝トレヴの史上初凱旋門賞３連覇は見れませんでした。

次の凱旋門賞史上初は、欧州馬以外の優勝馬が誕生する事、それはもちろん日本馬の優勝であってほしいですね。

栄光のゴール
今年も凱旋門賞制覇は夢となりました。

また来年もシャンティイ競馬場の開催なのでまた戻ってきます！

あと何年、凱旋門賞が終わり寂しい気持ちで帰らなくてはいけないのだろうか？

☆シャンティイ・グヴィユ駅（ Gare de Chantilly-gouvieux）

セカンドクラスのBOXシート

日本の普通車のBOXシートと比べるとさすがフランス、洒落てますね。

この後、パリ北駅で残念会。
明日は、スイス・ユングフラウヨッポに出かけます。

2016年10月16日 投稿

2016年10月 凱旋門賞とスイス鉄道の旅(２) TGVリリアで行くスイス・モントルー編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11177778

この旅行記へのコメント （2）

• ふらどくさん 2016/11/06 23:04:52

  今年も行ったんですね！

  こんにちは。
  今年も凱旋門賞に行ったんですね。
  最近は、この時期は忙しくて休みが取れません。
  うらやましいです（苦笑）
  
  今年から日本で馬券も買えるので、
  堂々と日本で凱旋門賞を見ていました（笑）。
  
  バリードイル軍団のチームプレーは、すごいですね。
  最後の直線、フランキーが、ムーアに道を譲ったときは、しびれました。
  しかし凱旋門賞と相性の悪い、エイダンとガリレオ産駒が勝つんだから
  日本馬の勝つ日も近いと思いますよ。
  その時は、私も現地にいたいものです。
  
  ふらどく

  Longchampさん からの返信 2016/11/06 23:31:03

  RE: 今年も行ったんですね！

  ふらどくさんへ
  
  こんばんは！お久しぶりです。
  今年も行きました。Longchampという名前にしたので日本馬が勝つまでは・・・。
  毎年行ってると、また今年も行くんだなと周りが気づいてくれます（笑）
  
  今年と来年はロンシャン競馬場ではないですが、来年も頑張って行きたいと思います。
  日本馬が勝った時の凱旋門賞はふらどくさんもご一緒であればいいですね！
  
  マカヒキ１頭ではなくレースに参加する同帯馬や他にも有力な日本馬がいたら
  結果はあそこまでの結果にはならなかったのかな？と思いました。
  来年からは２頭以上で参加してもらいたいです。
  
  今年から日本での馬券も買えるので日本馬が馬券に絡まない時のオッズは現地より高いので少しだけ馬券は浮気するのもいいかもしれませんね！ただ友人がスマホでは買えなかったと言ってたので現地でＪＲＡの馬券はＰＣを持ってないと買えないみたいです。
  
  それでは凱旋門賞で会いましょう！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Longcham