思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感①

2016/06/04 - 2016/06/04

私が住む埼玉県には【小江戸】と謳う川越という町があります。以前から一度は行ってみたいなとは思っていてもなかなか訪れる機会がありませんでした。でも最近ちょっとしたストレスや悩み事があってスッキリしたくなり、急遽出かけることに決めました。前日に思い立ち、川越の見どころを予習しました。観光スポットは市内にまとまっているので、１日でなんとか主要なところは周れそう。かわいい巡回バスもあるみたいだし。効率よく周るには．．．と調べていたら、【川越市自転車シェアリング】というものを発見。いつも台湾で【ＹＯＵ ＢＩＫＥ】という公共レンタサイクルを愛用している私としてはうれしい発見。よし！この自転車シェアリングを活用して川越を満喫するぞー！

※この旅行記は、自分自身の旅日記も兼ねていますので、時間の表記があります。目障りだったり、だらだら長くなりますので、不快に思われる方はスルーしてください。

思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感②
http://4travel.jp/travelogue/11138365
思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感③
http://4travel.jp/travelogue/11138371
思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感④
http://4travel.jp/travelogue/11138388
思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感⑤
http://4travel.jp/travelogue/11138627

エリア 川越(埼玉)

川越駅に到着しました。最初西口に出てイーグルバスの【小江戸巡回バス】に乗ろうと思ったけれど、次のバスまで１５分くらいあったので、東口の東武バスの【小江戸名所めぐりバス】に乗ることにしました。【10：08】

川越駅 駅

３番乗り場から乗り込みました。バスを待つ間にも乗車券を販売していましたが、すぐにバスに乗り込んだので車内で購入しました。３００円で一日乗り放題で東武の他の路線も乗れます。【10：16】

小江戸名所めぐりバス 川越エリア (東武バス) 乗り物

喜多院前に到着しました。たくさんの人が降りましたが、みなさん降りる時にフリーパスを購入しているので、下車に時間がかかっていました。私は一番前に立っていたのですぐに降りることができました。バスを降りると喜多院の無料ガイドさんが待っています。土日祝日にいるそうです。【10：21】

まず１ヶ所目は国指定重要文化財の【日枝神社】です。降りたバス停の目の前にあります。

誰もいないさみしい神社です。

御朱印集めしてる人も多いでしょう。私は基本お参りはしませんので、御朱印を貰う資格がないのです。欲しい方はお賽銭箱の横に置いてあります。

手水舎の向こうには喜多院の入口が見えます。

喜多院入口には天海僧正の銅像と【白山神社】があり、天然痘に関する信仰として祀られているそうです。

喜多院は建立当初【仏蔵院北院】という名前でした。星野山無量寿寺３院のうちのひとつです。立派な門から入ります。【10：25】

喜多院 寺・神社・教会

門をくぐってすぐ右側に【五百羅漢】が見えますが、ここから入ることはできません。

五百羅漢 名所・史跡

ちょっとだけ覗いてみました。

五百人の羅漢は釈迦の死後、その教えを経典にまとめるための集会に集まった五百人の弟子の様子を表したものだそうです。みんなそれぞれ違う顔、違う体系で一つとして同じものがありません。

聖徳太子を祀る【太子堂】です。六角形の形をしているから【六角太子堂】と言うそうです。

【多宝塔】です。元々日枝神社と白山神社の間にあったそうです。ってことは、今は道路になっているところにあったってことなのかな？

この大黒堂の中には大黒様が祭られています。【小江戸川越七福神】の中の大黒様だそうです。

客殿を見に行きます。拝観料は４００円。客殿には３代将軍「徳川家光誕生の間」、書院には「春日局化粧の間」という豪華な造りの広間があります【10：30】

館内は撮影禁止ですが、外の素晴らしい庭園は写真に収めることができます。

今はつつじがきれいですが、紅葉の時期もきれいなんだそうです。

客殿から慈恵堂に繋がる渡り廊下からの眺めです。

渡り廊下からは、さっきの【多宝塔】が見えます。

客殿の拝観料を払うと、【五百羅漢】を間近で見ることができます。【10：45】

全部で５３８体が鎮座しているそうですが、凄い数ですよね。

みなさんそれぞれいい顔しています。

いよいよ【慈恵堂】に来ました。

でもその前に左手に【慈眼堂】が見えたので行ってみました。

天海僧正を祀ったお堂だそうです。

隣りには喜多院の歴代住職のお墓がありました。

改めて本堂に向かいます。

さっき拝観料を払って客殿を見に入った時に本堂の中も見てきました。

本殿左横にある【苦抜き地蔵尊】です。

その【苦抜き地蔵尊】右手に進むと【どろぼう橋】があります。ある日追われた盗賊がこの橋を渡って境内に逃げ込んだそうです。そして寺僧たちにかくまってもらおうと、厄除元三大師に心から罪を許してもらえるよう祈ったそうです。以来、【どろぼう橋】と呼ばれるようになったとか。

【どろぼう橋】を渡ると、【自転車シェアリング】のステーションがありました。ここで自転車を借りようと思います。【10：55】

スタンドいっぱいに自転車が置かれていました。

システム的には台湾の【ＹＯＵ ＢＩＫＥ】とほとんど同じです。昨日事前に利用登録をしてあったので、サイクルポートの端末機で登録時に送られてきた認証コードを入力します。

するとパスワードが発行されます。これから有効期限内はこのパスワードで自転車を借りることになるので、失くさないように保管しておかなければいけません。
無事に自転車を借りることができました。事前登録をしないでその都度クレジットカードを入力して利用することもできます。

自転車に乗って来たのは【中院】です。正式名称は【天台宗別格本山中院】といいます。【11：05】

中院 寺・神社・教会

中院は島崎藤村ゆかりの寺院として知られていて、境内には川越市の文化財に指定された島崎藤村ゆかりの茶室があります。

木々に隠れてしまっていますが、【出世観音】が建っています。

星野山無量寿寺３院のうちのひとつです。

扉は閉まっていて拝観することはできません。

あっ、こんなところに。でも逆光で表情が見えません。

【釈迦堂】です。

狭山茶の発祥の地碑には、「開山のとき、円仁が、京より茶の実を携え、境内に薬用として栽培したのが始まり」と記されています。

中院墓地には、島崎藤村の義母、成田山を開山した石川照温上人、太陽寺一族、釈迦堂大先達の墓があります。

立派な鐘楼門があります。季節によって木々の色が変わって違う表情を見せることでしょう。

ここからは鐘が見えません。

真下に行くと鐘が見えました。

地元埼玉にいるようには思えない景色です。

星野山無量寿寺３院のうちのひとつ、南院(多聞院)です。すでに廃院となり住宅地に囲まれたところにひっそりと佇んでいます。

この看板がなければ気づきませんでした。【11：14】


【思い立ったが川越散策☆自転車シェアリングで小江戸を体感②】に続く。