2016/02/20 - 2016/02/22
100位(同エリア322件中)
ミータさん
甚大な被害をもたらした東日本大震災から丸5年。
三陸地方の沿岸部では、まだ多くの人たちが仮設住宅で生活している。
福島原発事故により、故郷を離れて暮らしている人たちもいる。
私は少しでも復興の役に立ちたいと、三陸地方への旅を続けている。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 新幹線 JRローカル
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-
「東北復興応援(2016.2)前編 http://4travel.jp/travelogue/11110874」の続き。
自己満足かもしれないが、三陸沿岸部に出かけてお金を落とすことで、
少しでも復興の役に立ちたいと思っている。
私がやっていることなど「復興支援」とは言えないので、
「復興応援」というタイトルにしている。
フェリーに乗って気仙沼大島に到着。
大島最高峰の亀山(標高235m)。
震災の時、気仙沼市は広範囲で火災が起こり、
海に浮かぶ瓦礫を伝って、気仙沼大島も火が燃え移った。
その際、亀山の松とリフトが燃えてしまった。
住民の必死の消火活動で、幸い住宅にまで火が燃え広がることはなかった。亀山 自然・景勝地
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気仙沼大島に来たら必ず「みちびき地蔵」を訪れることにしている。
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「みちびき地蔵」とは、亡くなった人の魂を極楽浄土に導くお地蔵様のこと。
東日本大震災の津波で前のお地蔵さまは流されてしまったが、
全国からの寄付で新たに6体のお地蔵さまが設置された。
ちょっとだけお賽銭を入れておく。 -
田中浜から休暇村の建物に向かう階段。
私が立っている辺りまで津波が押し寄せたそうだ。 -
この地の津波の高さは海抜14m。
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震災以降、何度もお世話になった休暇村気仙沼大島。
今夜もここに泊まる。休暇村 気仙沼大島 宿・ホテル
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休暇村は手ごろな料金で泊まれて、設備も悪くないので気に入っている。
(家族旅行では休暇村かかんぽの宿が多い) -
オーシャンビューのお部屋(多分全室オーシャンビュー)。
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夕食は豪華に「気仙沼の旬と宮城の逸品〜特選冬グルメ」プラン、1泊2食1万5千円ほど。
仙台牛と金目鯛の鉄板焼き
キンキ唐揚げ
大島産牡蠣の蒸し焼き
三陸産鮑の釜飯等々。 -
仙台牛と金目鯛の鉄板焼き。
霜降りのお肉。
奥にはしゃぶしゃぶワカメも見える。 -
キンキ唐揚げと大島産牡蠣の蒸し焼き
食べきれないほどご馳走が並ぶ。 -
最後はアワビを丸ごと1個使った贅沢な釜飯。
頑張って完食した。
翌日が平日の月曜だったためか、お食事処には私の他に一人しかいなかった。
(他にも宿泊者はいたようだが)
大浴場も独り占め。
もっとも、大浴場は地元の人も利用している(近くの仮設住宅の人たちだと思う)。 -
翌朝。
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宿泊者が少なかったので、朝食はバイキング形式ではなく、最初から配膳されていた。
それにしても食べきれないほどの料理が並んでいる。 -
お鍋は湯豆腐。
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食後は腹ごなしのため、宿の周りを歩く。
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田中浜。
自然の美しい気仙沼大島でも30人ほどの方が亡くなったそうだ。
そして、いまだに仮設住宅で暮らしている人もいる。
震災後、人口が減少している。 -
8:00発のフェリーに乗って気仙沼市の中心部に戻る。
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気仙沼の鹿折唐桑地区。
ここに「第十八共徳丸」という船が津波によって運ばれてきた。
船が撤去された後、津波と同じ高さの展望台が作られたが、
その展望台も撤去されるようだ。鹿折唐桑駅 駅
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2012年12月23日に気仙沼を訪れたとき撮影した「第十八共徳丸」。
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BRT(バス高速輸送システム)大船渡線に乗り、
陸前高田の「奇跡の一本松」を訪れる。
車体には気仙沼観光PRキャラクター「ホヤぼーや」が見える。一本松茶屋 お土産屋・直売所・特産品
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広い駐車場の一角に「一本松茶屋」という食堂やお土産物屋が入った建物がある。
一本松茶屋 お土産屋・直売所・特産品
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それ以外は本当に何もなくなっている。
かつての町の面影はない。
土地の嵩上げ工事はほぼ完了したようだ。 -
土地の嵩上げ用の土を運ぶために使われた巨大ベルトコンベア。
その役割を終えて解体が始まっている。 -
奇跡の一本松。
かつて「高田の松原」と呼ばれ、海岸沿いに松が沢山生えていたが、
津波によってこの松以外全部流されてしまった。
この松だけ後ろの建物のお蔭で、津波の直撃を逃れて何とか残った。
しかし、塩害により枯れてしまい、これは巨額の資金を投じて特殊加工を施したもの。
それでも、復興のシンボルとして今も人々が訪れているので、それなりに役に立っている。奇跡の一本松 名所・史跡
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奇跡の一本松の下には故やなせたかしさんデザインのモザイク画がある。
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故やなせたかしさんのメッセージもある。
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奇跡の一本松から気仙沼に戻る方のBRTの駅(バス停)の横には、
地元の調味料製造会社の八木澤商店の店舗「やぎさわカフェ」がある。 -
スープセットが食べられるのだが、この日はお休みだった。
気仙沼に戻り、一関を経由して帰宅。 -
今回はこんなものを購入した。
終わり
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この旅行記へのコメント (4)
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- くろねこだりゅんさん 2016/03/12 14:44:52
- 大事な事
- 嵩上工事終了、いよいよこれからですね。
以前のように街が復活してくださると良いのですけど〜
「奇跡の一本松」もまだまだ頑張ってもらわないとです。
これからまた5年10年と長いスパンで私も微々たる力ながら応援していこうと思っています。
気仙沼の牡蠣の養殖はようやく軌道に乗りそうだとテレビで報道されてました。凄くりっぱな牡蠣が並んでますね☆
また、復興応援旅ご報告よろしくお願いいたします<(_ _)>
- ミータさん からの返信 2016/03/13 12:02:28
- RE: 大事な事
- どんなふうに建物が建つのか、今の段階では想像もつきません。
街が作られていく様子を見て行きたいと思います。
牡蛎は美味しかったです。
3個では物足りなかったくらいです。
蒸し牡蛎プラン(牡蛎10個)でも良かったかも。
次は岩手方面かしら。
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- ほいみさん 2016/03/11 22:40:05
- 復興
- 一昨年、陸前高田で土盛り工事のベルトコンベア群を見た時には、この工事って終わりがあるのだろうか?って思いましたが、終わるときが来たんですね。もちろん、本格的な復興はこれからとなりますが。
1枚目の写真荷写っている人物、てっきりバーニーを散歩しているのかと思いました。
- ミータさん からの返信 2016/03/13 11:58:08
- RE: 復興
- 土地の嵩上げ工事は終わりましたが、
ここに街ができるのに後何年かかるのでしょう?
その時まで、復興応援の旅は続きます。
残念ながらバーニーではありません。
バーニーだったらモデルになってもらいました。
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