2013/08/09 - 2013/08/09
91位(同エリア2367件中)
sio爺さん
広島駅で昼食をとった後、いつか行ってみたいと思っていた宮島にJRで向かった。宮島フェリーからも大鳥居が見えるので、フェリー乗船中からワクワク感が高まった。
鹿の出迎えを受けつつ大鳥居に向かった。午後なのでカメラ的には逆光だったが、まず大鳥居に目を惹かれた。ここでしばし撮影タイム。
宮島といえば何と言っても、世界遺産に登録された厳島神社の社殿や大鳥居だが、他にも国の重要文化財に指定されている千畳閣や五重塔など、本当に見どころが満載だ。大鳥居の夕景やライトアップされた厳島神社なども見たかったが、時間的に無理だったので、いつかリピートしたい。
- 旅行の満足度
- 4.5
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JR宮島口駅改札口を出て、宮島フェリー乗り場に行って乗船した。
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フェリーは遅いという先入観があり宮島フェリーも確かに遅いが、確実に宮島に連れて行ってくれる。
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それもわずか10分ぐらいで到着する。
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フェリーからは大鳥居や厳島神社の社殿も見え、晴天だったので、空と海の青に朱色の大鳥居が美しかった。
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厳島神社を背景にした大鳥居などという写真を撮る事もできて、ワクワク感がいやが上にも高まった。
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とても混雑していたが快晴の天気に恵まれたので、見どころ満載の10分間の船旅だった。
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宮島に到着すると、鹿がお出迎え
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今の鳥居は平安時代から8代目で、明治8年に完成したそうだ。奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、重量は約60t。
上部に石をつめて重りにして、流れたり倒れたりしないように工夫されている。自分の訪問時は満潮だったので、海上に浮かぶ大鳥居を見ることができた。 -
平清盛により、海上に立つ大規模な社殿が整備されたのは有名な話だが、
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厳島神社の社殿は、
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本殿、拝殿、回廊など6棟が国宝に、
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14棟が重要文化財に指定されている。
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満潮だったので、海に浮かぶ回廊を歩きながら社殿の一つ一つを見ていると、
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何か別世界にいるような気持ちになる。
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幅4m、長さは275mもある回廊は、海の上に立つ神社ならではの特徴がある。
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これは床板。床板と床板の間に「目透し」と呼ばれる隙間が空いている。高潮の時には下から上がってくる波の圧力を弱め、海水や雨水を海へ流す役割を果たしている。先人の智慧はすばらしいね。
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客神社(まろうどじんじゃ)は本殿、幣殿、拝殿、祓殿からなり、全て国宝に指定されている。
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本社の本殿、幣殿、拝殿、祓殿はそれぞれ国宝に指定されている。
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本殿は日本一大きいといわれ、1571年、毛利元就によって改築された。
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それにしても、海に浮かぶ社殿という発想や、
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当時の建築技術には感心してしまう。
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祓殿の威儀物というようだ
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御鳳輩(みこし)を中心に弓・矢・盾・矛・旗・幡など飾られている
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本当に朱色が美しい
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このようなものも・・・
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大国神社
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能舞台の近くに来ると、海水がだんだんひいてきた。
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国内でも唯一の海に浮かぶ能舞台。
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江戸時代の創建で、
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重要文化財に指定されている国内5つの能舞台のうちの一つ。
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海上にあるため、潮の満ち引きによって床板の共鳴の度合いが変わって、響きの音色が変わるらしい。
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美しいアーチを描く反り橋は、別名を勅使橋とも呼ばれ、
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重要な祭事の時に、勅使がこの橋を通って社内に入ったということだ。
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現在の橋は、弘治3年(1557)に毛利元就・隆元父子によって再建されたもので、擬宝珠の一つに刻銘が残っているそうだ。
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とうとう出口に来てしまった。
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厳島神社の出口を出ると、大願寺の山門が見えるというか、すぐ前に山門がある。
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大願寺の開基は不明らしいが、建仁年間(1201年〜1203年)に僧了海が再興したと伝えられる真言宗の古刹だ。
この寺の秘仏厳島弁財天は弘法大師空海の作と伝えられ、日本三弁財天の一つ。 -
後白河法皇の御行幸松
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立て札には
「承安四年(1174)後白河法皇が参詣された折、お手植えされた松の遺木である 明治初期に切り倒された」
と記載されている。 -
幕末の第二次長州戦争の際、勝海舟と長州藩を代表する藩士らが講和会議をした「勝海舟・木戸孝允氏等 會談の部屋」がある。
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五重塔は応永14年(1407)の建立で、内部は彩色がしてあり豪華絢爛だそうだが、内部は非公開なので見ることはできない。
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近くで外観を見るのもいいが、
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五重塔をバックに厳島神社の社殿を眺めた景色もとても素晴らしく、まさにここでなければ見ることができない景色だった。五重塔は、国の重要文化財に指定されている。
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豊国神社(千畳閣)は、秀吉公が、千部経の転読供養をするために、安国寺恵瓊に建立を命じたが、秀吉の死により未完成のまま現在に至っている。
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明治時代に秀吉公と加藤清正公が祀られて、豊国神社となったそうだ。
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天井は梁がむき出しになっており、柱や梁は見るからに古く数百年の歴史を感じさせる。
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中に入るには100円の拝観料が必要だが、数百倍の価値があると思う。
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縁側のような所では、寝そべっている人が何人かいたが、厳島神社・宮島周辺を歩き疲れたためだろう。それを見ると、自分も座って一休みさせてもらった。
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大きな絵馬のような物も多数奉納され、数百年の歴史に囲まれた空間で時を過ごすというのは、何とも贅沢な一時であった。
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千畳閣の中から、五重塔が見えた。
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表参道商店街を歩いていると、
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長さ7,7m、重さ2,5tの巨大杓子が出現した。
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鹿に別れを告げると、暑さのせいか、まったりしていた。
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