青春18きっぷで降りる旅 vol.4後編～水郷佐原街歩き編

2015/09/06 - 2015/09/06

ＪＲ全線乗り放題の青春18きっぷ。本当の青春時代にやっていた1日中ひたすら乗る旅は体力的にちょっときつい歳になりました。が、好奇心と喰い気だけは若いころより旺盛かも。だから乗るより降りる旅。今回の旅は成田線佐原駅で下車、北総の小江戸と呼ばれる佐原の街並みを散策。50歳から測量を勉強し日本地図を作成した伊能忠敬公の業績に触れ、名物のうなぎを食しました。
【旅程】
（銚子編からの続き）銚子駅9：23（成田線）10：10佐原駅～佐原の町並み～佐原駅13：52（成田線）14：28成田駅14：46（成田線・総武本線）15：58東京駅16：29（東北本線）18：19宇都宮駅18：34（東北本線）19：26黒磯駅19：43（東北本線）20：44郡山駅20：55（東北本線）21：41福島駅

エリア 香取・佐原(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

（銚子編からのつづき）今日は銚子駅からスタート。曇り空です。

銚子駅 駅

銚子駅は総武本線と成田線の終着駅。成田線に乗り込みます。

電車は京浜東北線などで活躍していた209系の改造車。運転席のある車両にはボックスシートがあります。

鹿島臨海工業地帯が蜃気楼のように見えます。

銚子駅から50分程度で佐原駅に到着。町屋をモチーフにした駅舎。

佐原駅 駅

駅から徒歩15分弱で町並みの中心部「忠敬橋」に到着。小野川に沿って伝統的建築物があります。

伊能忠敬旧宅を見学します。

伊能忠敬旧宅 名所・史跡

伊能家は酒造業などを営む商家。伊能忠敬は婿養子となった17歳から江戸に出る50歳までここに住んでいました。

邸宅の中には水路が通っています。

伊能忠敬の銅像。

伊能忠敬旧宅から伊能忠敬記念館に向かいます。

徒歩数分で到着。内部は撮影禁止。国宝の伊能図や観測器具などが展示されています。50歳で江戸に出て19歳下の高橋至時に入門、天文学や測量術を学び、71歳まで全国を測量し地図を作り上げた生涯。感銘を受けました。

伊能忠敬記念館 美術館・博物館

小野川に沿って歩きます。

うなぎ割烹山田で昼食にします。早め（11時半ごろ）だったのかすぐに2階の広間に案内されました。

うなぎ割烹山田 グルメ・レストラン

ビールを注文。お通しはうな肝の佃煮。

注文から20分位で出てきました。名物の「上じか重」。「うな重」もありますが、ここでは蒲焼きとご飯が別々になっているそうです。蒸しのない関西風蒲焼きに近い食感。皮も香ばしくて美味い。ご飯も美味い。最高のうな重でした。

街歩きを続けます。

レトロな看板。

昭和レトロを感じるカメラ店跡。

カメラ店は廃業しており、所有者の方が利用方法についてアイデアを募っています。

木の下旅館。次回来た時は泊まってみたい。

観光船と正上（1832年建築）。

中村屋乾物店（1892年建築）。

三菱館（1914年建築）。

佐原三菱館 (佐原街並み交流館) 名所・史跡

蜷川家具店（1930年建築）。

大きな木造建築が見られる路地。

3桁の電話番号。

酒蔵見学ができる東薫酒造。Suicaのペンギンがお出迎え。

東薫酒造 専門店

見学ツアーは30分ごとに行われています。南部杜氏の及川さんが酒造りの工程を説明します。

大吟醸叶は特別な工程で製造しているとのこと。

見学の後は試飲ができます。多くが辛口で好みの酒。大吟醸叶だけは有料（1杯300円）。奮発して大吟醸叶を土産に買いました。

ほろよい加減で駅に戻りました。これから長い帰路です。

帰りは総武本線で一旦東京へ、東北本線で北上するルートです。成田→東京、東京→宇都宮はグリーン車を利用。このルートは同一方向とみなされないので、それぞれの区間でグリーン券を買う必要があります。ちょっと損した気分。

スカイツリーが見えます。東京駅から東北本線でひたすら北上。黒磯駅での乗換えは上り電車の乗換え客とぶつかり、狭い連絡通路は渋滞。郡山あたりまでは混み合っていました。（おわり）