2015/07/14 - 2015/07/20
42位(同エリア190件中)
菊花さん
友人Mとのバルセロナ旅行。4日目はバルセロナからの日帰りでモンセラットとコロニア・グエル。この日も暑い中てくてく歩きます。
4日目:日帰り(モンセラット、コロニア・グエル)、夜カサ・ミラ、バルセロナ泊
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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★4日目
今日はちょっとだけ遠出でモンセラットまで行くので、いつもより若干早めの7時半頃にホテル(Auto Hoger)を出る。
地下鉄でスペイン広場(Espanya)駅に行き、カタルーニャ鉄道(FGC)の改札へ。
券売機の前でモタモタしてたら駅員さんが寄ってきて、切符を買ってくれた。バルセロナ・スペイン広場〜モンセラット・アエリ(Montserrat-Aeri)駅〜(ロープウェイ)〜モンセラットの往復コンビチケット、20.20ユーロなり。
電車まで時間があったので、駅構内のカフェでエスプレッソとパンを食す。確か一人2.20ユーロだったと思う。(写真撮り忘れた。) -
8:15スペイン広場発のカタルーニャ鉄道S5で、モンセラットへ向かうよ。
車内は冷房が効きまくってて、到着前には体が冷え切ってしまった。 -
ちょっと面白かったのが電車のドアに描かれていた注意事項のイラスト。
駆け込みNGとか、電車とホームの隙間に注意ってだけではなくて、床に座るなとか、お酒・ラジカセNGって(苦笑)
どこの国も迷惑行為をするヤツがいるってことだね。 -
9:15頃、ロープウェイの乗り換え駅に到着。
カタルーニャ鉄道のホームからも、モンセラットのモコモコした奇岩が見える。 -
ロープウェイの運転を待つ。
モンセラットのロープウェイ公式
https://www.aeridemontserrat.com/en/ -
緑の横筋と、奇岩の縦筋という、なんとも面白い光景。
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9時半頃にロープウェイの切符販売窓口が開き、ロープウェイに乗り込んだのは9:40頃。そして奇岩の谷間をロープウェイが進む。
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10分ほど揺られて、9:50頃に頂上に到着。
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モコモコの奇岩に惹かれるように歩いていくと
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この奥に黒いマリア像のある修道院があるよ。
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修道院前の広場はパワースポットとして知られており、観光客たちは円の中央に立ってモンセラットパワーを浴びていた。
黒いマリア像を見たい人は右側の通路から入る。モンセラット修道院 (教会堂) 寺院・教会
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イチオシ
正面の扉から入ると、普通に礼拝堂になる。
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礼拝堂の脇の通路を進むと
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黒いマリア像が。
右手に持った玉だけがガラスケースからでているので、玉に触ってお祈りできる。なんとなくポーズが薬師如来を思い起こさせて、マリアの表情自体はの弥勒半跏思惟像(「電話してね」ポーズのやつ)っぽい。 -
黒いマリア像を後ろからゆっくり拝むこともできる。
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ステンドグラス、綺麗。
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ろうそくを捧げる場所があった。
ろうそくのケースに色が付いているので、何色もの明かりが灯っていい感じ。 -
礼拝所の中にも勿論入ってみた。(写真、完全に手ぶれてる!)
2階中央に黒いマリア像があるけど、さすがに距離があるので像の表情までは見えない。
ちなみに。こちらの修道院は少年聖歌隊が有名なのだけれど、我らの旅行期間は(というか6月中旬〜8月中旬は)少年聖歌隊も夏休みで、彼らの歌声を聴くことはできず。
モンセラットの少年聖歌隊公式サイト
http://www.escolania.cat/ca/ -
さて次はフニクラ(ケーブルカー)に乗って、モンセラットの景観を楽しみに行きますかね。
あ!警備員がセグウェイに乗ってる! -
サン・ジュアン(Sant Joan)とサンタ・コバ(Santa Cova)に行く2つのフニクラに乗れるコンビチケットを購入。
「コンビ・チケット、プリーズ」で11ユーロなり。
カタルーニャ鉄道公式による、モンセラットのフニクラと登山鉄道サイト
http://www.cremallerademontserrat.cat/website_cremallera/eng/index.asp -
まずは、サン・ジュアンへ。
すごい傾斜だな。 -
車両の先頭から振り返ってみた。
フニクラ(ケーブルカー)の天井がガラスになっているので、上空の景色も楽しめる。 -
単線で、すれ違うわけです。
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サン・ジュアン駅を降りたら地図があったので、ルートを確認。
フニクラの下の駅から歩いてくるルートもあったのか!
我らはサン・ジュアン祈祷庵への3aルートを歩くぞ。 -
約15分だってさ。
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面白い光景でワクワクしてしまう。
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斜面はずっとこんな感じで、もぅ、あからさまに、石が埋まってる。
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で、なんかの拍子で石がはずれちゃうと、はい、穴ですよ。
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暑い。けど、標高があって風も吹いているので、それほど辛くはない。
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途中標識があって、「サン・ジョアンあっち」と急斜面の階段を示していた。
マジですか?!と思ったんだけど、行ってみることに。 -
めっちゃ分かりにくい写真だけど、中央の細い階段を上がってきて、これから右端の崖沿いの細い道を、奥の庵を目指して歩くのであります。
ってか、この道を行かなくてもOKだったんでは?と今更気がついても後の祭りで、こんな斜面の細い階段は下りたくないから、このまま崖の道を歩くしかない。 -
フニクラの駅から歩くこと約15分、崖の居住地跡みたいなところに着いた。
帰国後確認したところ、ここが Sant Onofre らしい。 -
イチオシ
眼下に祈祷庵。
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円墳というか、お◎ぱいが連続したような・・・
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またしても細々とした階段を下りていくと
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竜舌蘭、発見。
20年から30年生きて、その最後の年の6月から7月に茎を伸ばして花を咲かせる、テキーラの材料。別名アガペ。 -
サン・ジュアン祈祷庵。
サン・ジュアン 建造物
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祈祷庵からのゆるやかな道を、フニクラ駅まで戻る。
振り返ってみると・・・やっぱり面白い。
右側の山の上とか(^o^)って感じに見える。 -
駅に戻ってきたのは11:45頃だったから、休憩時間含めてだいたい50分くらいでサン・ジョアン祈祷庵を往復した感じ。
せっかくなので駅からの別の道も少しだけ。 -
岩のシワになった部分に緑が入り込んでる感じが、たまらなく面白いんですけど。
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フニクラ駅の上が小さな資料館みたいになってて、モンセラットの自然や歴史を紹介してた。
で、そのテラスから見下ろすと、こんな感じ。
フニクラの線路の先にある建物が修道院。そのすぐ裏から岩が直立しているのがよく分かる。 -
イチオシ
で、その直立した岩の壁の上にも更にニョキッと奇岩が生えているというね。
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サン・ジョアンを満喫したので、フニクラで下山。
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12時半頃、セルフサービスのカフェテリアで食事。
写真だとちょっとわかりにくいが、右奥から逆Cの字に食事が並んでいるので、欲しいものをトレーに取る。手前と中央あたりにレジがあるので、そこでお会計。クレジットカードも使える。
道に面した側と2階に食事ができる机があるので、空いてる席に座って食事。
味は普通だし、お値段も観光地価格だけど、まぁそこはしょうがないよね。
2階から見物してると、パスタ+ポテトフライ+パンみたいな炭水化物大好きな方々が多くて食文化の違いを痛感するのであります。 -
イチオシ
13時頃、もう一つのフニクラ(ケーブルカー)に乗って、サンタ・コバへ。
フニクラが来るまでしばし待機。 -
今回は乗らなかった(というか乗れなかった)のだけれど、中央の緑の車体が登山鉄道。
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我らが利用したロープウェイも見えるよ。
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フニクラに乗って
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サンタ・コバの駅に着いたのが13:20頃。
下の建物がフニクラの駅で、上に見えている口の開いた建物がロープウェイの山頂の駅。 -
右手の奇岩を目指して歩いていく感じ。
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道沿いにキリストの生涯を描いたモニュメントが置かれている。
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キリストのことは初心者レベルの知識しかないので
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奇岩サイコー!ってことの方に目がいっちゃう
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天使から何か託された(指令を受けた)キリスト・・・かな?
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と、思ったら、次の瞬間には後手に縛られてた気の毒なキリスト
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茨の冠を道具を使って締める兵士と、「ヤダ、痛いんですけど」って表情のキリスト
友人M「あ〜、痛いから道具つかうんだねぇ。漫画『聖おにいさん』ならGPS付いてるんだけどねぇ」
私「花も咲くしね」 -
あ、地層。
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十字架を背負って登るキリスト。
暑いけど、頑張れ。
いや、実際、天気は快晴で暑いのだけれど、山ということでそこそ標高があるし、風も吹いているので、まぁなんとかなってます。自販機で買った冷え冷えアクエリアスがぶ飲みしたけどね。 -
で、私といえば、キリストの受難などそっちのけで、来た道を振り返ってわくわくするわけです。すまんね、キリスト。
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って言ってたら、キリスト、十字架に架けられて召されちゃってた・・・
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その、キリスト像の後ろの岩山を見たら・・・ちょっっっっっ、その崖の上の石っていうか、岩、落ちる、落ちるよおおお。
うん、やっぱ、自分はキリストより奇岩だわ。 -
復活!という場面なんだが、しかも、ガウディ作とのことだが、キリストが岩に磔になってるように見える・・・
写真だとわかりにくいけど、左下にいる天使の「ミッション・コンプリート!」な表情がたまらないので、現地に行ったら是非じっくり見てください。 -
イチオシ
すざまじい地形です
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奇岩を見上げる人々(違う)
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これ(も)ちょっとよく分からなかったんだけど、キリストがママ・マリアを天に召したの?
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フニクラの駅から約20分でサンタ・コバ礼拝堂着。
サンタ コバ 洞穴・鍾乳洞
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ちょっと寂しい感じで、黒いマリア像の複製が置いてあり、その頭上にはキリストが。
でもこのキリスト、なんか吊るされちゃてる感満載で、辛い。 -
ステンドグラスの中央にはモンセラットの象徴である奇岩が描かれている
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イチオシ
風に吹かれてしばし休憩
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フニクラ駅まで元来た道を戻って、ふと反対側の道を見たら、受胎告知らしき場面のモニュメントがあった。なんだ、こっちから始まってたのか。
友人M「なんでマリアが選ばれたんだろうね?耐えられるって見込まれたから?タフじゃないとこんな役は無理だよね」 -
折角だからそっちの道も少し歩いてみたけれど、登山鉄道の山頂駅まで歩けますというルートになってて、
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そんなの大変すぎるんでフニクラで頂上駅に戻ることに。
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修道院とは反対側の方をちらっと見て
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急傾斜を移動するフニクラを改めて見て
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15時前に帰りのロープウェイに乗り込む。
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縦にもヒビの入ったミルフィーユ的なモンセラットの谷にうっとり。
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ロープウェイの麓の駅、到着。
バイバイ、モンセラット -
コロニア・グエル(Colònia Güell)に行くのだけれど、Aeri駅から乗る電車は止まらないので、St. Vicenç dels Horts という駅まで行って乗り換えが必要。
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15時過ぎ、カタルーニャ鉄道に乗ってバルセロナ方面に戻り
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St. Vicenç dels Horts 駅で乗り換えて(降りたのと同じホームに列車が来る)コロニア・グエルへ。
車内は4人向かい合わせタイプの座席。ドアから入った中央部分には四方から掴まれる枝分かれした棒があるのが面白い。 -
16時前にコロニア・グエル駅着。
駅前には案内看板があるし、足元には「青い足跡」があるので、それについてゆけば、コロニアグエルのビジター・センター(Acolloda de Visitants)に着く。 -
ビジターセンター(ようするに観光案内所)でコロニア・グエル教会(Cripta de la Colònia Güell)の入場券を買って、町の地図をもらう。
コロニア・グエル公式
http://www.gaudicoloniaguell.org/en -
小さい町だけれど、いい感じの建物、並んでます。
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さすがガウディ。ちょっと文字では表現しがたい形状をした教会。
コロニア グエル教会 寺院・教会
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クモが足を広げたような、樹木が枝を広げたような
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入り口の上のモザイク
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ステンドグラスの窓が開く
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これぞガウディの天井構造
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魚の背骨が通っている感じ
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窓の外側のモザイクも可愛い
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教会の屋上から見えるのが、司祭館。
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おや、ここにも竜舌蘭。
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カ・ロルダル邸。手前のモコモコが印象的
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レンガを組み合わせた煙突も頑張っている
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サン・ルイス・センター。
玄関の上に書かれたスペイン語はビブリオと読めたので、図書館とかそういう建物だと思う。
窓がワイン瓶みたいなのが面白い。 -
グエル広場(Plaça Joan Güell)
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気だるげな猫
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学校と教職員の宿舎だった建物は、立ち入り禁止状態。
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イチオシ
カル・レスピナル邸は、めちゃめちゃ幾何学してる
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せっかくコロニア・グエルがこういう町なんだから、マンホールの蓋も頑張って欲しいと思う。
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1895年に作られた給水塔。
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コロニア・グエルというのは、直訳すればグエル(が作った)コロニーで、それは工業地とそれに付随するコロニーなわけですが、その工業地帯ってのが現役なのだ。ちょっと、びびった。
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駅に戻ってきたのが17時過ぎ。つまりこの町を1時間散策したことになる。
来たときに降りた大きな改札のある方ではなくて、 -
コロニア・グエルに近い側の改札に券売機があったので、ここでバルセロナ・スペイン広場までの切符を購入。
朝、スペイン広場〜モンセラット往復のチケットを購入した際の駅係員の説明だと、往復チケットはモンセラットからの帰りにコロニア・グエル途中下車したらその時点で無効になるから、コロニアグエルからの帰りのチケットは別途購入してねってことだった。(私の頼りない英語ヒアリングによれば) -
15:15頃、バルセロナに戻る電車に乗り、モンセラットのカフェテリアで買って持ち歩いていたサクランボをおもむろに食べ始める自分。
甘みがあって栄養補給としていい感じだった。 -
スペイン広場駅に着いたのが17:45頃。
そうそう。海外旅行すると、どうしても財布にコインが溜まってしまうことって多いと思うんだが、そんな時にコインを減らす方法として有効なのが自動販売機。
さすがに5セントとかの小額コインは受け付けてくれないけど、10セントからなら受け付けてくれるので、とにかくコインをじゃらじゃら投入して自販機に金額を数えてもらうと、楽。 -
地下鉄に乗って、一旦ホテルに戻るよ。
日本の地下鉄と違ってつり革や吊り広告がないから車内がスッキリして見える。 -
ホテル(Auto Hoger)に戻ったのが18時頃で、そこから2時間ほど休息。
そういえば、と思って、ホテルのテラスから遠くの角を望遠で撮ったら、昨晩見たメリーゴーランドが営業していた。
ちなみに、これで夜の20時です。
夏のヨーロッパの夜は明るい、というか昼間が長いね。 -
20時頃再びホテルを出て、向かったのはカサ・ミラ(ペドレラ Casa Milà)。
我らは今晩も夜のライブのチケット「サマーナイト」を確保しているのだ。
20時半から入館して館内を簡単に見学、21時から屋上でワンドリンク付きのコンサートがある。
カサミラ(ペドレラ)公式サイト
https://www.lapedrera.com/en/homeカサ ミラ 現代・近代建築
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カサ・バトリョよりも色合いが優しくて、マネとかモネとかの印象派っぽい感じ?
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模型とかあって面白い展示だったんだけど、ライブまで30分という時間だったのでちょっとバタバタして見ちゃったのが残念。
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でも、まぁ、カサ・ミラといったら、この波打つ屋上だよね
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今日も白の泡にしてみた。
正直なところ、ワインやシャンパンって味の良さがわからんので、出されたものがどの程度の泡なのかはさっぱり。 -
21時、コンサート開始。
みなさん歌手が見えるように階段に座り込んで曲を聴きます。 -
スペイン語のシャンソン、って感じだった
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21時半を過ぎると空も夜の空になってきて
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22時にコンサート終了
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22:15頃カサミラを出て
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さんざん迷った挙句、23時頃、ホテル(Auto Hoger)のレストランで食事。
写真手前はバルセロナで食事をしていると頻繁におめにかかるパン・コン・トマテ。ようするにパンにトマトとニンニクを擦り付けたもの。パンとトマトがしっとり馴染んで美味しい。
写真奥の笹かまぼこみたいなのはイカ。甘くて柔らかくて美味。
最初は私も友人Mも「え!こんなにたくさん?」と思ったけど、ぺろっと食べちゃった。 -
そしてこちら、写真写りが悪いけど、エビ満載の海鮮パエリア。
我らは無言でエビと戦い、貪り食ってしまったよ。
一人30ユーロ位払ったような気がするけど、後悔はしていない。
そんなこんなで、今日もおしまい。充実だったね。
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