初春のレッサーパンダ紀行【６】 福岡市動物園 福岡３園１日回り再び③ 相変わらず男前なテッカ君、可愛らしいマリモちゃん・・・今年こそ期待のペアは別居中！！ カワウソ桜（おう）ちゃんのさくら祭りが開催中でした

2015/03/22 - 2015/03/22

３週間の韓国出張中のパンダミン補給のための福岡旅。
北九州市到津の森公園（旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10993466 ）、大牟田市動物園（旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10993486 )を訪問し、次はいよいよ本旅最後の訪問園となる福岡市動物園です。

福岡市動物園には、レッサーパンダファンなら誰しも応援したくなるテッカ君とマリモちゃんと言うとても素敵なペアがいるのです。
ペアを組んでそろそろ３～４年経つでしょうか・・・このペアが将来も添い遂げれるのか今年が勝負のような気もします。
周囲の期待が大きいので２匹には気の毒ではありますが、それくらい素敵な２匹なのです。

訪問日には残念ながら別居展示だったテッカ君とマリモちゃんですが、これを「恋のシーズンにしっかりと２度の交尾が確認できた」ための別居であると信じて、夏の朗報を待ちたいと思います。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 博多(福岡)

大牟田市動物園（旅行記→ http://4travel.jp/travelogue/10993486）の後は、西鉄大牟田駅から特急に乗り薬院駅へ、薬院駅からはバスに乗り換え福岡市動物園に向かいます。

福岡市動物園には１５時３０分頃に到着しました。

入園料は大人４００円です。

福岡市動物園では昨日から桜祭りを開催しているのですが、今年は昨年１０月に誕生したコツメカワウソの桜（おう）ちゃんを主役に”桜（おう）ちゃんのさくらまつり”として開催されています。

今日は時間が遅かったので屋台などはほぼ撤収していましたが、カプチーノ屋さんはまだ営業していました。

桜（おう）ちゃんのカプチーノは４８０円でした。

こちらは・・・マレーグマとかかな？

さて、何はともあれレッサーパンダ舎です。

現在、福岡市動物園には、

２００７年６月１４日埼玉県こども動物自然公園生まれのテッカ君、
２００８年６月２４日多摩動物公園生まれのマリモちゃん、

の２匹のレッサーパンダが暮らしています。
２匹とも関東生まれという事もあり、特に関東のファンを中心に非常に人気の高い２匹です。

３月も後半になりレッサーパンダの恋のシーズンからは若干外れ掛けていますが、同居が継続されていることを期待していたのですが、屋外放飼場はテッカ君の単独展示でした。

キーパーさんに会えなかったので今年の恋のシーズンの様子を聞くことはできませんでしたが、テッカ君は屋内展示室にいるマリモちゃんのことが気になって仕方ない様子で放飼場をウロウロ歩き回っていました。

顔がキュッと中心に寄った感じでなかなか精悍なマスクのテッカ君です。

屋内展示室ではマリモちゃんが、もちろんこちらも単独展示でした。

関東のファンの方が「マリモちゃんは可愛かった」と声を揃えるほどの器量良しのマリモちゃん。

例年、恋のシーズンにはテッカ君とラブラブにはなる（他のシーズンに同居させると大喧嘩になるとも）ようですが、残念ながら現在まで子宝に恵まれていないマリモちゃんです。

到津の森、大牟田も、ペア同士の仲はわるくないのに子宝に恵まれていないと言う似たような状況で、今年こそは到津、福岡、大牟田のいずれかで仔パンダが誕生することを祈っています。

今日は桜（おう）ちゃんのさくらまつりという事もあり、もちろんコツメ舎にも行ってきましたよ。

２年ほど前まではリラちゃんとふく太君の２匹だけだった福岡のコツメですが、一昨年、昨年と２年連続で４つ子が誕生、成育し今ではなんと１０匹！！の大所帯となりました。

さくらまつりと言うことでコツメ放飼場には桜の枝も入れられていました・・・が、放飼場にコッツーの姿なし・・・。

コツメファミリーは１匹を除き観覧可能な寝室？に集まり仲良く寝ていました。

残る１匹はキーパーさんが”ダイナミックトルネード”と名付けたロープを使った遊びをしていました。

ロープを噛んで体をグワングワン回転させます。

動画で見たい方は福岡ＺＯＯのブログでどうぞ→ http://fukuokazoo.blogspot.jp/2014/12/blog-post_3.html

あられもない姿はマレーグマのサニー君。

消防ホースの中に美味しいおやつが入っています。

こちらはコツメ舎の直上にあるビントロング舎。

この子はビーン君かな？

収容前のおやつのバナナを美味しそうに食べていました。

２０１３年１０月生まれの双子の、シャロンちゃんは那須どうぶつ王国へ、コーン君は阿蘇カドリードミニオンへ既に移動しており、少し寂しくなった感は否めないビント舎ですが、また新たな命の誕生を目指して頑張って欲しいと思います。

期待しています。

こちらも期待してるんだけどな〜！！

マリモちゃんのいる屋内展示室に続く扉近くで恋鳴きしていたテッカ君。

まだ発情は続いているようで落ち着きなく放飼場を歩き回っていました。

マリモちゃんはバックヤードの様子を頻繁に確認。

こちらはガラス張りで音が聞こえてこないこともあり、マリモちゃんがテッカ君を気にしていたのか、そろそろ収容に来るであろうキーパーさんを気にしていたのかは分からず仕舞いでした。

マリモちゃんも屋内展示室の複雑なアスレチックの上を歩き回っていました。

今日の別居がどのような理由での別居かは分かりません・・・、

・キーパーさんの都合によるもの（今日が代番さん）
・これまでの同居で順調に２度の交尾が確認されたから
・これまでの同居で今年についての可能性が見いだせなかったから

まあ、今日の２匹の様子を見ていると３番目についてはないとおもうのですが・・・、２であって欲しいなあ。

先ほども書きましたが、福岡県のレッサー飼育３園のペアはそれぞれ３〜４回程度の恋のシーズンを過ごしました。
今年、３園のうちのどこかで仔パンダが誕生しなかった場合・・・ペアの交代が一層現実味を増してしまいます。

そらちゃんが高齢期を迎える大牟田はいずれ新たなお嫁さんを迎える必要があると思いますが、到津と福岡のペアは出来ればこのまま添い遂げて欲しいと思っています。
今年の６〜７月に可愛い赤ちゃんレッサーが福岡県に誕生することを大いに期待したいです。