2015/03/22 - 2015/03/22
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jilllucaさん
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3月中旬から約3週間の韓国出張でした。
お隣の国で、生活も日本とほとんど変わらないのであまりストレスは感じない国ではありますが、唯一、レッサーだけが・・・(笑)。
確認できる範囲ですが、韓国でレッサーパンダに会えるのはソウル大公園の動物園だけのよう、今回は南部の地方都市に滞在なので長い滞在期間中にパンダミンが不足する・・・。
そんな訳で土日を利用して空路でひとっ飛び、福岡県内のレッサーパンダ飼育3園を1日で早回りすることにしました。
まずは北九州市の到津の森公園です。
ここは以前でしたら、愛らしい凌凌(リンリン)君と野風ちゃんのペアに会いに行くのを楽しみにしていたのですが、ここ数年は俄然、世界一のご長寿レッサーパンダで今年24歳の楠じいちゃんと今年21歳の同同(トントン)じいちゃんの到津じいちゃんズに会うのが何よりの楽しみになっています。
そして、気になるのが昨年春に山口県の徳山動物園から到津の森に移動してきて以来、公式な情報が一切ない風花ちゃん。
残念ながら今回も会う事はできませんでしたが、訪問後に心配になり園にお問い合わせさせて頂いたところ、「風花は来園当初からの皮膚病がまだ完治しておらず、他パンダへの感染を防ぐためにバックヤードでの治療に専念していますが、皮膚病以外については至って健康です」とのお返事を頂くことが出来ました。早く、元気な風花ちゃんに会いたいですね!!
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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昨日、釜山から福岡に入り一泊、今朝は早起きして8時前の山陽新幹線「こだま号」で出発です。
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小倉駅で路線バスに乗り換え、開園時間前に到津の森公園に到着しました。
到津の森公園の入園料は大人800円です。 -
入園ゲート(南ゲート)からレッサーパンダ舎までは園路を歩いて行くことももちろん可能ですが、僕は管理センターのエレベータで屋上まで上がり樹冠の世界を歩いて行くのが好きです。
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5分ほど歩いてレッサーパンダ舎に到着です。
いつもは園路側からの写真を載せることが多いので、今日は逆側からの写真をどうぞ。 -
到津の森公園のレッサーパンダの展示の特長は、やはりなんと言っても対称の妙でしょう。
活き活きと活動する凌凌(リンリン)君と野風ちゃんの若者ペアと好対照なのが、世界最ご長寿レッサーの楠じいちゃんとその良き相棒のこちらも20歳を越えている同同(トントン)じいちゃんです。
楠じいちゃんは1991年6月24日広島市安佐動物公園生まれ、
同同じいちゃんは1994年5月生まれ、到津には大牟田市動物園から来たようですが、どうやら生まれは中国本土のようですね。 -
昨年、世界一のご長寿であることが判明した楠じいちゃん。
平均寿命が15年と言われるレッサーにあって現在24歳!!
あと3ヵ月でなんと25歳のスーパーじいちゃんです。 -
そんな楠じいちゃんですが、何が素晴らしいって現役で展示に出てくることです。
それぞれの園にそれぞれの考え方があり、年老いた個体には展示の第一線から離れてもらいバックヤードでのんびり暮らしてもらう園もありますが、僕は本人(本熊猫)に展示場に出る意思と体力がある限り展示をしてもらいたいと思っています。
動物園は子供達の社会勉強の場です、楠じいちゃんの姿を見ることで、老いることの素晴らしさ、老いてなお気高く生きる動物たちの素晴らしさを感じることが出来ると思うのです。 -
そして、世界最ご長寿の楠じいちゃんの陰に隠れがちですが同同じいちゃんも素晴らしいです。
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この2匹を見ていると、お互いの存在がお互いの張り合いになっているのがよく分かります。
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お互い目はほとんど見えていないはずですが、朝一番からレッサーパンダを繰り出してのバトルです。
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同同じいちゃんを組み伏せる楠じいちゃん!!
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苦しい体勢ながら同同じいちゃんもレッサーパンチを繰り出して応戦します。
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楽しいバトルが一段落したら、お互いを毛繕い。
いや〜、素晴らしいなぁ。
涙が出るほど・・・素晴らしい。 -
じいちゃんズのお隣の展示室には若者ペアが暮らしています・・・まあ、若者っていってもじいちゃんズに比べればってことですが。
凌凌君は2007年6月21日旭川市旭山動物園生まれ、
野風ちゃんは2009年6月25日岡山の池田動物園生まれです。
ペアを組んでそろそろ4年ほど経ちますか・・・、毎年期待されつつもまだ子宝には恵まれていません。 -
こちら野風ちゃん。
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小柄でとっても可愛い野風ちゃんは、フィンフィンさん(池田動物園)の一匹娘。
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3年ほど前まではまだまだ幼い感じで凌凌君との兄妹の様な感じでしたが、一昨年くらいからしっかりと恋人同士の様な雰囲気に変わってきましたね。
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こちら凌凌君。
今日の凌凌君は絶えず歩き回っていたので、まずはこんな写真しか撮れませんでした。
時間を置いて後ほど再チャレンジしたいと思います。
ここ2年ほどは恋のシーズンにしっかり交尾が確認されている凌凌君と野風ちゃん、今年はどうだったのかな??
気になりますね。 -
お隣の凌凌君&野風ちゃんとはスピード感は全く違うものの、じいちゃんズも活発に動いています。
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今年24歳と21歳になると言うご高齢で、展示に出てきてくれるだけでもとんでもなくすごいことなのに、
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これだけ動けるなんて!!
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何度も書きますが、本当に素晴らしい展示ですね!!
残念ながら、楠じいちゃんと同同じいちゃんがレッサーパンダである限り、あと5年も、10年も生きれる訳ではありません・・・。
その覚悟を持っての展示だからこそ、この命の発露に素晴らしさを僕らは感じるのでしょうね。 -
さて、今日は1日で福岡の3園を回る予定ですのであまり時間がありません・・・気になる他の子達も駆け足で見て回りましょう。
まずはアミメキリンのファミリーから。 -
実は2日後の3月24日に娘のいとちゃんが佐世保市の森きららへお嫁入りします。
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放飼場に出ているのがお父さんさんのトーマ君、バックヤードのお母さんのマリアちゃんと娘のいとちゃんの姿も見えました。
<追記>
24日のいとちゃんの森きららへの搬送は無事完了し、早くも翌日からお婿さんのハヤト君と一緒に放飼場デビューを果たしたようです。
よかったです。 -
こちらは今年の妊娠、出産が期待されているライちゃんとキング君。
2頭の第1子のチャチャ丸君がこの後に行く福岡市動物園にいますが、いつも夕方の訪問になってしまい寝室でしかチャチャ丸君に会うことができません。 -
2年ほど前に急に不仲になりメディアでも報じられたランちゃんとサリーちゃん・・・今はどんな関係なのでしょうか?
朝のトレーニングの時間は2頭一緒に放飼場に出てきます(足輪を付けてではありますが)。 -
アムトラのミライちゃん。
同姓の長野市茶臼山動物園のミライちゃんがこの春2頭の赤ちゃんを出産しましたが、こちらのミライちゃんにもそろそろお婿さんが欲しいところですね。 -
園内を一通り駆け足で回りレッサーパンダ舎に戻ると、ちょうど若者ペアの展示室が朝食タイムでした。
台秤に手を置いてリンゴを待つ野風ちゃん。 -
キーパーさんは野風ちゃんがリンゴに気を取られている間に全身くまなく触診して健康状態をチェックされていました。
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キーパーさんによる健康チェックの後はのんびりリンゴとペレットを頂きます。
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凌凌君にも触診はあったのかな?
僕が見た時には既に落ち着いてリンゴを食べていた凌凌君。 -
先ほど、野風ちゃんがフィンフィンさんの一匹娘と書きましたが、この凌凌君も娘娘さん(すでにお星さま)の一匹息子なんですね。
このペアには是非繁殖を頑張ってもらってフィンフィンさんと娘娘さんの血統を後世に残して欲しいですよね。
まあ、そんな難しいことは置いても、野風ちゃんのお母さん姿を見てみたいし、凌凌君が子供と同居できる雄パンダなのかも確認してみたいですよね。 -
じいちゃんズもお食事中。
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昨年、目が見えていないのに自力で台秤の上に乗る楠じいちゃんにびっくりしたことがあるのですが、その時更に驚いたのが楠じいちゃんの体重が6kg以上あったことです。
食べることは健康のバロメータの一つであることは間違いないですよね!!
この食べっぷりは嬉しいです。 -
楠じいちゃんに負けず劣らずの健啖家ぶりを見せてくれた同同じいちゃん。
美味しいご飯をいっぱい食べて、パートナーと楽しいバトルをいっぱいして、眠くなったらお昼寝をいっぱいして、一日でも長く展示に出て来てくれることを心から希望します。
なんだか分からないですが、ここに今居てくれることに感謝感謝です。 -
若者2匹は食後は毛繕いとお昼寝です、今年こそ期待してますよ。
さて、実は到津の森にはもう1匹、昨年春に周南市徳山動物園から移動してきた風花ちゃんがいるはずなのですが・・・、今日も展示はおろか、個体情報の掲示すらありませんでした。
風花ちゃん・・・どうしてるの?元気なの??
<追記>
風花ちゃんの事が心配になり到津の森公園に問い合わせをさせて頂いたところ、風花ちゃんは皮膚病を患っており、他のパンダへの感染を防ぐために展示はせずにバックヤードで治療にあたっているとの事でした。
皮膚病以外については至って健康とのことです。
早く元気な風花ちゃんに会いたいですね!!
到津の森公園のHPにも風花ちゃんの情報がでましたね、詳しくはこちらで→http://www.itozu-zoo.jp/blogs/animal/2015/04/6298.php -
到津の森の最後のショットは売店にいた礼儀正しい野良ニャンコ。
動物園にとっては色々な意味で迷惑な存在ではありますが、野良ニャンの1匹や2匹許容できないのも寂しい気がしてしまいます・・・なんかいい共存策があればいいですね。
到津の森から路線バスで小倉駅に戻り、新幹線で博多駅へ、博多駅からは在来線の快速電車で次に目指すは大牟田です。
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